先日、和食屋さんで食事をしていた時に、
板前さんがアニサキスのお話をして下さいました。
2017年に入って、アニサキスによる食中毒が増えているそうです。
いわゆる「アニサキス症」ともいいます。
アニサキスは寄生虫で、刺身などの生の魚介類に潜んでいます。
魚介類の流通事情が変化し、
冷凍せずとも生の状態で取引するケースが増えたのも、
被害者増加の要因とされています。
寄生虫の一種のアニサキスの幼虫が、
サバやカツオ、イカ、サンマ、アジ、サケなどの魚介類の内臓に寄生します。
幼虫は長さ2~3センチ、幅0.5~1ミリくらいで、
白い糸のように見えるのが特徴です。
丸まった状態で生息している場合もあるので、
調理前に見落としてしまう事もあります。
お刺し身やしめサバなどから見つかる場合が多く、
人の体内に入ると、
アニサキスが人の胃壁や腸壁を刺す等するため、
激しい痛みや腹膜炎症状を数日間にわたって引き起こします。
胃アニサキス症の症状は、
食後数時間のうちに始まる激しい腹痛と嘔吐です。
嘔吐に際しての吐瀉物は胃液のみで、下痢も一切認められない事が特徴です。
アニサキスが胃壁や腸壁を食い破ろうとするために生ずる症状で激痛です。
寄生した魚は、
酢で締めたり、醤油や酢を付けたりしても予防効果はありません。
70度以上で加熱するか、
マイナス20度以下で24時間以上冷凍すれば問題ないそうです。
アニサキスが体内に入ると、激痛が走るそうですね。
救急車で運ばれても内視鏡で取り出す事が出来ない病院では手に負えません。
厚生労働省は、
販売業者や飲食店などに対して、
「加熱や冷凍などの処理をせずに魚介類を提供する場合は
寄生虫がいないか確認するなど対策を徹底してほしい」
と呼びかけています。
食べる側の注意としては、
通常の咀嚼では噛みきれないとも言われますが、
しっかりとよく噛んで(アニサキスを嚙み殺す?)食べる事が大切だそうです。
ーby事務長ー
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