とくおかレディースクリニック~ブログ~

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どうか宜しくお付き合い下さい。

事務長職についての話

2015年08月07日 | よもやま話

先日、
久し振りに、元会社の後輩に会いました。

「先輩、毎日のお仕事、大変そうですね。
 ブログ見てますよ。
 で、先輩は、医療事務やってるんですか??」

「 ・・・・・ 」

私も、事務長職に就いてみて、
改めて、
事務長職というものの奥深さを実感しましたけれど、
世間一般にはまだまだ浸透していないようです。

そこで、本日は、
医療は、
理事長や院長だけでまわっているものではないお話をさせて頂きますね。

医療施設によっては、
院長が事務長職を兼任してまわしているところもございます。
患者さんの診療をしながら、
経理も行い、人事採用・人事教育、
各業者さんとのやり取り、その他もろもろを取り仕切り、、、etc、、、
それは、院長の手腕です。
そのようにお一人で全部を取り仕切る院長もおられます。

病院や中堅どころのクリニックには、
ほぼ事務長という職がございます。

国公立病院では、
お役所からの天下りの年配の方が事務長になるケースもあります。
ただ、医療というものを理解していないのが難しいところでもございます。

大手病院では、
「優秀な事務長が欲しい」という狙いがあり、
一般企業から管理職経験者をヘッドハンティングしたり、
経理が任せられるという視点で金融機関出身者や、
医療技術職からの転向組や、
製薬メーカーのMRや、
医療品卸の営業マンや、
IT企業からの転職者も増えているようです。

その場合、
トップマネジメントを担う理事長や院長と理念や方向性が合わず、
数年で事務長退職というケースも多々あるようです。
となると、
また事務長募集が始まります。
良い事務長が決まらないと、理事長や院長も落ち着けませんから、
困った!困った!!が繰り返される場合があります。

そして、
中堅施設や個人施設の場合は、
理事長や院長の家族や親族、
とりわけ妻が事務長職に就く場合が多いのが現実です。
妻が引き受ける場合、
同じ経営者としての目線で運営が出来る事と、
理念や方向性が合わないから辞めてやる!という事は滅多にありません。

ただ、妻の場合は、
引き受けたのであれば徹底的にやる、
やらないなら一切顔も出さない、
このどちらかが平和な運営になるのだそうです。

最後に、
事務長が果たす役割を掲載させて頂きます。

1:持てる資源(方針・人材と技術・資金)を効率的に駆使し、利益の確保を図る。
2:施設内の諸活動・行動を有機的に結合させ、成果を生むように触媒の役を果たす。
3:施設内外の渉外活動・施策に関する企画と演出の能力を発揮する。
4:施設内の財政管理・人的管理・経営管理・運営管理に関するシミュレーターになる。
5:対人管理ではプラス思考・動機付けの展開をさり気なく、且つ効果的に展開する。

*新野武宣著『医業経営を革新する実践基本ポイント80』(日本医療企画刊)より

裏方に徹するお仕事ですが、
やってみると、
やらなくてはならない仕事が山ほどありますし、
経理関係よりも、何といっても労務関係に頭を悩まし続け、大変さは続きます。。

努力・改善あるのみ!!という職務であります。


ーby事務長ー



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