
Q:HPVワクチン積極的勧奨の再開とキャッチアップ接種
HPVワクチンは欧米で接種が始まり、その有効性が実証され、
日本では2013年に定期接種が始まりました。
しかし、接種開始後に出現した副作用が大きく取り上げられ、
わずか2か月後に積極的勧奨が中止となり、
その後8年間、日本ではHPVワクチン接種が控えられる状態が続いてきました。
その間、全世界ではHPVワクチンの接種率が上昇し、その恩恵を受ける人々も増えています。
その後、日本でも2021年11月の専門家の会議で、
HPVワクチン接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたことから、
2022年4月より個別接種を勧める取組みを再開することになりました。
(定期接種の対象年齢は小学校6年から高校1年相当)
これがHPVワクチン積極的勧奨の再開です。
またHPVワクチン勧奨接種が控えられていた間に接種機会を逃した方が接種できるよう、
公費での接種機会を提供することになりました。
これがキャッチアップ接種です。
(次回に続きます)
目黒区医師会 令和4年6月1日発行の「すこやか 第275号」より
HPVワクチンは欧米で接種が始まり、その有効性が実証され、
日本では2013年に定期接種が始まりました。
しかし、接種開始後に出現した副作用が大きく取り上げられ、
わずか2か月後に積極的勧奨が中止となり、
その後8年間、日本ではHPVワクチン接種が控えられる状態が続いてきました。
その間、全世界ではHPVワクチンの接種率が上昇し、その恩恵を受ける人々も増えています。
その後、日本でも2021年11月の専門家の会議で、
HPVワクチン接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたことから、
2022年4月より個別接種を勧める取組みを再開することになりました。
(定期接種の対象年齢は小学校6年から高校1年相当)
これがHPVワクチン積極的勧奨の再開です。
またHPVワクチン勧奨接種が控えられていた間に接種機会を逃した方が接種できるよう、
公費での接種機会を提供することになりました。
これがキャッチアップ接種です。
(次回に続きます)
目黒区医師会 令和4年6月1日発行の「すこやか 第275号」より