連休を利用して奈良に出かけて参りました。
写真は大和文華館のお庭の紅梅です。
一輪、二輪と少しづつ蕾がほころび始めていました。
甘い香りがほのかにして思わず優しい気持ちになりました。
短い時間に利用して伺ったのは 中宮寺と興福寺です。
社会の教科書に出てくるような、または修学旅行に訪れるようなお決まりの国宝の数々ですが、どの彫刻も本当に美しく、感動致しました。
いつもここに書かせて頂くことですが、歳月の重みと深さを感じさせるものほど人の心を揺さぶるものはありません。
中宮寺の菩薩半跏像ももともとは彩色や装飾がなされ大変華やかな像であったと
思いますが、お香に燻された今のようなお姿になられても、切なく優しい美しさはますます際立つばかりのように感じられます。
京都とは違う空気を感じて歩いた奈良の町はとても魅力的で
また近いうちに是非出かけようと思いました。
中宮寺 菩薩半跏像(国宝) 飛鳥時代
興福寺 龍燈鬼立像(国宝) 鎌倉時代
興福寺 厨子入り弥勒菩薩半跏像 飛天 (重文) 鎌倉時代