お勧めの展覧会をご紹介いたします。
東京丸の内、三菱一号館美術館で開催中の シャルダン展-静寂の巨匠 Chardin です。
ジャン・シメオン・シャルダンは18世紀フランスを代表する静物・風俗画の画家です。
今回は日本で初めての個展となるそうですが、上京するまで私はシャルダンについての知識をほとんど持たない状態でした。
雑誌で見かけたこの「木いちごの籠」の不思議な作品の世界に誘われて、フラフラっと出かけたようなものです。
けれど、フラフラっと出かけたつもりが・・美術館に入るとすぐに、シャルダンの作品に もうどっぷりとのめり込み、集中して鑑賞することになりました。
静寂の巨匠という副題がありますように、どの作品にも画家の気が隅々まで行き届き、大変丁寧で静かな、本当に静かな画面に驚くばかりです。
絵を描く喜び。
作品からそんな印象を強く感じました。絵画らしい絵画。そうお伝えするばいいのでしょうか?
シャルダン展は巡回展はなく、来年1月6日まで東京で開催されています。
よろしければお出かけくださり、ご感想などお聞かせください。