アーノルド・ローベルというアメリカの絵本作家をご存じだろうか?
「ふたりはともだち」三木卓訳(文化出版局)の
かえるくんとがまくんの話は小学校の教科書にも載っていて、
心温まるその話は有名である。
でも、彼の「とうさんおはなしして」三木卓訳(文化出版局)
という本の中の『だいりょこう』というおはなしを
知っている人は少ないかも知れない。
子ネズミが母さんネズミに会いに行く。
自動車で出発するが、自動車のタイヤがパンクして、
道端で売っていたローラースケートを買って滑っていく。
ローラースケートが壊れて、また道端で売っていた長靴に履き替えて行く。
すると、長靴も壊れたのでスニーカーを買って、また行く。
スニーカーもボロボロになる。
仕方がないので裸足になって歩いていくと、足が痛くて歩けなくなる。
すると、なんと道端で足を売っていたので、
新しい足を買ってその足で歩いていく。
そして、ついに母さんネズミに会うことができるのだ。
母さんネズミは「よくきたね。マア立派になって!」という。
(ここに本がないのでちょっと違うところもあるかも…)
こ~んな話。
最近、身体に埋め込むことのできる人工補助心臓が
できたというニュースをやっていた。
まだ、補助的で機械的なものだったが、
バイオ医学技術が進んでいろいろな身体のパーツを
作り出すことができるようになりつつある。
心臓を作ることができれば、他人からの心臓移植も必要なくなる。
道端で足を売る時代も来るのかも知れない。
私はいろいろなパーツが取り替えられるようになったら、
先ず、だいぶ萎縮してしまったこの脳を取り替えたい。
もちろん、脳血管も瘤のないものに取り替えなきゃ。
そして色白の肌。ぱっちりと長いまつげの愁いを含んだ瞳。
鼻筋の通った鼻。あまりとがっていると意地悪そうに見えるので、
ちょっと愛嬌のある鼻先にして…。
スッと伸びた首。形のよいバスト。ホッソリとくびれた胴。
きりっとしまったおしり。すらりと伸びた足。
これだけ取り替えたら、いくらかかるんだろう?
みんなが欲しがる脳や心臓はきっと高いんだろうナー…
貧乏人は醜く短くしか生きられないけど、
金持ちは美しく、死ぬこともなく永遠に生きられるのだろうか?
赤ちゃんだって作り出せるだろうから、
少子化なんて問題にならないんだろう。
「生まれ変わったら何になりたい?」なんて問い、
あの世を信じない私は、馬鹿らしくて答えることもなかったが、
そんな世になれば、この世で何度も生きることができる。
お金さえあれば…
マッ、私には永遠に縁がないかっ!
くだらないことを考えていたら、だんだん恐ろしくなってきた。
もう寝ようっと。
「ふたりはともだち」三木卓訳(文化出版局)の
かえるくんとがまくんの話は小学校の教科書にも載っていて、
心温まるその話は有名である。
でも、彼の「とうさんおはなしして」三木卓訳(文化出版局)
という本の中の『だいりょこう』というおはなしを
知っている人は少ないかも知れない。
子ネズミが母さんネズミに会いに行く。
自動車で出発するが、自動車のタイヤがパンクして、
道端で売っていたローラースケートを買って滑っていく。
ローラースケートが壊れて、また道端で売っていた長靴に履き替えて行く。
すると、長靴も壊れたのでスニーカーを買って、また行く。
スニーカーもボロボロになる。
仕方がないので裸足になって歩いていくと、足が痛くて歩けなくなる。
すると、なんと道端で足を売っていたので、
新しい足を買ってその足で歩いていく。
そして、ついに母さんネズミに会うことができるのだ。
母さんネズミは「よくきたね。マア立派になって!」という。
(ここに本がないのでちょっと違うところもあるかも…)
こ~んな話。
最近、身体に埋め込むことのできる人工補助心臓が
できたというニュースをやっていた。
まだ、補助的で機械的なものだったが、
バイオ医学技術が進んでいろいろな身体のパーツを
作り出すことができるようになりつつある。
心臓を作ることができれば、他人からの心臓移植も必要なくなる。
道端で足を売る時代も来るのかも知れない。
私はいろいろなパーツが取り替えられるようになったら、
先ず、だいぶ萎縮してしまったこの脳を取り替えたい。
もちろん、脳血管も瘤のないものに取り替えなきゃ。
そして色白の肌。ぱっちりと長いまつげの愁いを含んだ瞳。
鼻筋の通った鼻。あまりとがっていると意地悪そうに見えるので、
ちょっと愛嬌のある鼻先にして…。
スッと伸びた首。形のよいバスト。ホッソリとくびれた胴。
きりっとしまったおしり。すらりと伸びた足。
これだけ取り替えたら、いくらかかるんだろう?
みんなが欲しがる脳や心臓はきっと高いんだろうナー…
貧乏人は醜く短くしか生きられないけど、
金持ちは美しく、死ぬこともなく永遠に生きられるのだろうか?
赤ちゃんだって作り出せるだろうから、
少子化なんて問題にならないんだろう。
「生まれ変わったら何になりたい?」なんて問い、
あの世を信じない私は、馬鹿らしくて答えることもなかったが、
そんな世になれば、この世で何度も生きることができる。
お金さえあれば…
マッ、私には永遠に縁がないかっ!
くだらないことを考えていたら、だんだん恐ろしくなってきた。
もう寝ようっと。