最初はSAH

2000.11にくも膜下出血(SAH)発症。無事後遺症もなく生還。今興味あること:脳のこと,教育のこと,テニスのこと

くも膜下出血と遺伝

2005-06-17 20:51:15 | くも膜下出血
シドニー五輪柔道男子100キロ級金メダリストで、アテネ五輪同級代表の井上康生さん(27)=綜合警備保障=の長兄・将明さん(32)=会社員=が16日、くも膜下出血のため出張先の大阪市内で急逝した。康生さんは1999年6月21日に亡くなった母・かず子さん(享年51歳)と同じ病で肉親を失った。
(スポーツ報知) - 6月17日8時0分更新より

くも膜下出血の発症には遺伝的な要因が含まれていることが知られています。
親や兄弟姉妹が脳卒中に罹ったことのある人は、家族歴のない人と比較して、
男性で2.00倍、女性は2.08倍くも膜下出血死亡のリスクが高いといわれています。

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家族性脳動脈瘤の研究は、30年以上前から世界で行われていますが、詳しくはほとんど分かっていません。それは、脳動脈瘤が、
        ① 成人になってから脳動脈瘤が形成される。
        ② 脳動脈瘤があっても自覚症状はほとんどない。
        ③ 突然クモ膜下出血を起こして発見される。
        ④ いったんクモ膜下出血を起こすと死亡率が非常に高い(30~50%)。
などの特性を持っているために正確な家系図が得られにくいことが大きく影響しています。

過去の世界の報告をまとめると、家族性脳動脈瘤は家族性ではない脳動脈瘤と比較して、
        ① 若い頃に破裂してクモ膜下出血を起こすことが多い。
        ② 脳動脈瘤の大きさが小さいうちに破裂しやすい。
        ③ 多発性であることが多い。
        ④ 兄弟姉妹間では、同じ場所に脳動脈瘤ができやすい。
        ⑤ 兄弟姉妹間では、同年代で破裂することが多い。
      などの特徴を持っています。
京都大学大学院医学研究科
                社会健康医学系専攻健康要因学講座 HPより
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私のくも膜下出血は父方からの遺伝に間違いない。
一日も早く、解明され、我が家の子どもや孫がくも膜下出血になる心配がないようになってもらいたい。
コメント (9)
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