手を焼かされる部下は人財ですから！

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「意識」が変われば「行動」が変わります。

「行動」が変われば「結果」が変わります。

これがコンピテンシーの威力です。


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【贈る言葉】

手に負えない不良社員はどこの会社にもいるものだ。手を焼かされる部下は排斥したくなる。どっかの部署で引き取ってほしいとも思う。だが、暴れ馬を働き者の馬に変えるのがマネジメントなのだ。

　　　　　　　　　～マネジメント＜その１９＞～

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【本文】

■手を焼かされる部下は人財ですから！■

長いビジネスマン生活の中で、いろいろな部下の顔が思い出されるが、特に手を焼かされた部下は名前も顔も良く覚えているものだ。

新しい検査設備を導入し、課員に研修をやろうとしたら「この歳で難しいコンピューター式の設備は覚えられない」と文句を言う年配者Ｙさんがいた。

「犬でも毎日訓練すれば何でも覚えますよ。Ｙさん、あなたは犬以上だからきっと覚えられます。責任を持って何度でも教えますから」と言ってやった。

Ｙさんは、「犬に例えられちゃやらないわけには行かない」と頑張ってマスターした。

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ＴＯＴＯにも不良社員がいて、上司は手を焼いていたそうだ。

余されて職場を転々としているとき、ある上司に出会い「言いたいことがあるんだったらちゃんとやれ」と一喝されて目が覚めた。

高卒の力を見せてやるとばかりに梱包設計のプロフェッショナルとなり、会社に何億円もの利益をもたらす模範社員になった。


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失敗をさらけ出す人は相手に安心感を与えます！

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「行動」が変われば「結果」が変わります。

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【贈る言葉】

自分の過去や失敗を知られることは恥ずかしい。失敗例は誰でも持っている。あえて自分の失敗をさらけ出す人は他人に安心感を与えるから信頼されると言うメリットがある。

　　　　　　　　　～人財の条件＜その１９＞～

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【本文】

■失敗をさらけ出す人は相手に安心感を与えます！■

有名人の中には出生の秘密を持って人もいる。

両親の名も知らず、育ての親も何度か代わり、丁稚奉公で孤独な幼年期を送った人がいた。

「君の名は」などの作者だった菊田一夫氏の不遇な生い立ちはみんな知っていた。

小説、演劇分野だけでなく、たくさんのヒット曲の作詞家でもあった。

仕事で何度か大きな失敗をした人も多いが、過去はベールに包まれていることが多い。

だが、ピザーラの浅野会長は１１回目の起業でやっと成功を手に入れた。

つまり、１０回の起業はことごとく失敗だったわけだ。

菊田一夫氏や浅野会長のように過去や失敗をさらけ出す人は、他人に安心感を与える。

それが逆に信頼に繋がるのだ。

過去や失敗をさらけ出せる人は誰とでも仲良しになれる雰囲気を醸し出しているようだ。

「私はバカなんだよ」と冗談を言えたら大物の素質ありだ。


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