2007年10月3日(水)
=甲斐小泉から小淵沢駅経由で白州へ=
![](http://clip.alpslab.jp/bin/map?pos=35/51/51.994,138/20/26.256&scale=250000)
5時半に起床。朝食前に、同室の I さんと近くの別荘
地を散歩に行く。
「えほん村」というのがあり、絵本から抜け出たような
メルヘンチックな動物や人形が、建物の内外に飾って
あった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/b7/f6fe86e111435d8728a73699c7230f01.jpg)
8時5分に、ペンションウオッチングを出る。昨日の
道を少し戻り、JR小海線の南に出て、小荒間の集落
を甲斐小泉駅方面に向かう。
老人福祉施設・仁生園のそばに、農産物を並べた
無人販売所があった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/ad/c2bbd5ac8b78095d8440cf5322b4bab5.jpg)
広い屋根つきの小屋に、赤いトウガラシが飾られ、
野菜などの品数も多く、これまでこんな大きな無人
販売所は見たことが無い。
その先にも、二つ三つ無人スタンドがあった。観光
客の通る道路ではなさそうなので、別荘地の人などを
相手のものなのだろうか。
周辺の古い民家には、みな立派な土蔵があり、屋根
下にすき間のある造りになっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/6d/2c3b34f15582af024a8485ee44aea546.jpg)
火の見やぐらのそばに立つ「三分一湧水散策路」の
標識に従って下り、「水の里公園」へ。
きのうの三味線滝から下る高川の湧水橋を渡ると、
広葉樹の森があり、その一角から豊富な湧水が流出し、
すぐ下で三つに分水している。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/8a/1b2446ed1ee1171996005f9163498eb1.jpg)
湧水をめぐる長年の水争いを治めるため、三方の村
に三分の一ずつ平等に分配するように工夫したことか
ら「三分一(さんぷいち)湧水(ゆうすい)」と呼ばれるよう
になったもので、湧水量は1日8500トン、水温は年間
を通して10℃前後だという。
八ヶ岳山ろくを水源とするこの三分一湧水と、近くの
女取湧水、それに大滝湧水は、『八ヶ岳南麓高原湧水
群』として、日本名水百選に選ばれている。
公園内には、小さな太陽光発電装置や水力発電施設
などもあり、道路を挟んだ東側には、そば処三分一、
農林産物直売所、三分一涌水館などが並び、観光バス
の立ち寄りどころになっているようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/7c/657ae25f5931b22ad8caa4694344df77.jpg)
車道を少し下り、かやぶき屋根の水車小屋前を通過
し、小荒間東集落を北へ上がる。甲斐小泉駅近くの
三差路際に、小荒間古戦場跡の説明板が立っていた。
天文9年(1540)2月、信濃の村上義清と武田晴信
(信玄)が合戦し、晴信が勝ったところといわれている
とか。林の中に「信玄公御座石」があった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/90/d313ca9ad134de32ff3dca7d4ab0bd96.jpg)
甲斐小泉駅のそばには、平山郁夫シルクロード美術
館がある。
甲斐小泉駅の小さな駅舎は、八ヶ岳山ろくに生息す
る国蝶・オオムラサキの羽を形どったデザインで飾ら
れていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/74/6664fe8aa18672702983bcca806f1f3f.jpg)
線路沿いの車道を東に戻り、高川の先で線路下の
ガードをくぐる。小荒間中集落を上がり、法性禅寺の
先の三差路を西へ、信玄棒道へ入った。
信玄棒道とは、武田信玄が信州攻略のために作っ
た軍道で、八ヶ岳のすそ野を南から北へ、ほぼ真っ直
ぐに等高線沿いに作ったのでこの名がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/34/e8ae00e7cbd793fff409c1f5669c755e.jpg)
ソバの咲く畑や古い石碑の立つ富蔵山公園を過ぎ、
古杣川の棒道橋を渡ると、未舗装となり、信玄棒道
らしくなる。
別荘地の間を通過し、三分一用水と同様の八ヶ岳
湧水群のひとつ、女取湧水への分岐を右に分けると、
別荘地が終わり、車の入らぬ土の道となる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/04/559911b750f3747a883ee403b00151a6.jpg)
アカマツやカラマツなどの豊富な緑に包まれた気持
ちよい道。1町(約109m)ごとに、こけむしたりっぱ
な観音像が立ち、1番から10番まで続いていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/19/8a8f8e67e835d0afe53653e4217734b9.jpg)
南からの「まきばの郷遊歩道」に合した先は、小淵
沢ゴルフ場の北側を進む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/60/214aa17b2cffcba7c2bebac077c8c36d.jpg)
後半ただひとつ残る16番観音を過ぎ、堰堤(えんて
い)のそばを通過するとススキの多い未舗装の車道と
なり、間もなく「歴史の道百選」の標識や、火の見やぐ
らの立つ十字路に出る。
標高1140.6mの三角点もあるはずだが、見つか
らなかった。
ここで棒道と分かれ、南に向かう。小淵沢ゴルフ場
の南側を回り、テニスコート付きの民宿が多い大東豊
を下り、やまさんが連絡してあった民宿「風路(ふうろ)」
に立ち寄る。
「北通り4」十字路から南へ、牧草地の横や、りっぱ
な赤松林の間を下る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/43/2344326e79292fb8309b2605435b672c.jpg)
車道を横断した少し先にあった、「ふらい屋杣(そま)」
という小さい食堂に入り、昼食にする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/42/27a4d6662340fb10c559e3a4a03feac6.jpg)
4種類のランチはいずれも800円。キャベツが食べ
放題で、ランチにはスープが付き、私が注文した「あつ
あつ煮込みうどん野菜のかき揚げ」にはライスも付けて
くれるなど、味もサービスもよく、お勧めの店だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/d9/dd4313a966c8f8edc2303ef6fe3ee229.jpg)
近くの会社の人たちが次から次に来ることからも、
評判の食堂だと知れる。 (続く)
=甲斐小泉から小淵沢駅経由で白州へ=
5時半に起床。朝食前に、同室の I さんと近くの別荘
地を散歩に行く。
「えほん村」というのがあり、絵本から抜け出たような
メルヘンチックな動物や人形が、建物の内外に飾って
あった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/b7/f6fe86e111435d8728a73699c7230f01.jpg)
8時5分に、ペンションウオッチングを出る。昨日の
道を少し戻り、JR小海線の南に出て、小荒間の集落
を甲斐小泉駅方面に向かう。
老人福祉施設・仁生園のそばに、農産物を並べた
無人販売所があった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/ad/c2bbd5ac8b78095d8440cf5322b4bab5.jpg)
広い屋根つきの小屋に、赤いトウガラシが飾られ、
野菜などの品数も多く、これまでこんな大きな無人
販売所は見たことが無い。
その先にも、二つ三つ無人スタンドがあった。観光
客の通る道路ではなさそうなので、別荘地の人などを
相手のものなのだろうか。
周辺の古い民家には、みな立派な土蔵があり、屋根
下にすき間のある造りになっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/6d/2c3b34f15582af024a8485ee44aea546.jpg)
火の見やぐらのそばに立つ「三分一湧水散策路」の
標識に従って下り、「水の里公園」へ。
きのうの三味線滝から下る高川の湧水橋を渡ると、
広葉樹の森があり、その一角から豊富な湧水が流出し、
すぐ下で三つに分水している。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/8a/1b2446ed1ee1171996005f9163498eb1.jpg)
湧水をめぐる長年の水争いを治めるため、三方の村
に三分の一ずつ平等に分配するように工夫したことか
ら「三分一(さんぷいち)湧水(ゆうすい)」と呼ばれるよう
になったもので、湧水量は1日8500トン、水温は年間
を通して10℃前後だという。
八ヶ岳山ろくを水源とするこの三分一湧水と、近くの
女取湧水、それに大滝湧水は、『八ヶ岳南麓高原湧水
群』として、日本名水百選に選ばれている。
公園内には、小さな太陽光発電装置や水力発電施設
などもあり、道路を挟んだ東側には、そば処三分一、
農林産物直売所、三分一涌水館などが並び、観光バス
の立ち寄りどころになっているようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/7c/657ae25f5931b22ad8caa4694344df77.jpg)
車道を少し下り、かやぶき屋根の水車小屋前を通過
し、小荒間東集落を北へ上がる。甲斐小泉駅近くの
三差路際に、小荒間古戦場跡の説明板が立っていた。
天文9年(1540)2月、信濃の村上義清と武田晴信
(信玄)が合戦し、晴信が勝ったところといわれている
とか。林の中に「信玄公御座石」があった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/90/d313ca9ad134de32ff3dca7d4ab0bd96.jpg)
甲斐小泉駅のそばには、平山郁夫シルクロード美術
館がある。
甲斐小泉駅の小さな駅舎は、八ヶ岳山ろくに生息す
る国蝶・オオムラサキの羽を形どったデザインで飾ら
れていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/74/6664fe8aa18672702983bcca806f1f3f.jpg)
線路沿いの車道を東に戻り、高川の先で線路下の
ガードをくぐる。小荒間中集落を上がり、法性禅寺の
先の三差路を西へ、信玄棒道へ入った。
信玄棒道とは、武田信玄が信州攻略のために作っ
た軍道で、八ヶ岳のすそ野を南から北へ、ほぼ真っ直
ぐに等高線沿いに作ったのでこの名がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/34/e8ae00e7cbd793fff409c1f5669c755e.jpg)
ソバの咲く畑や古い石碑の立つ富蔵山公園を過ぎ、
古杣川の棒道橋を渡ると、未舗装となり、信玄棒道
らしくなる。
別荘地の間を通過し、三分一用水と同様の八ヶ岳
湧水群のひとつ、女取湧水への分岐を右に分けると、
別荘地が終わり、車の入らぬ土の道となる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/04/559911b750f3747a883ee403b00151a6.jpg)
アカマツやカラマツなどの豊富な緑に包まれた気持
ちよい道。1町(約109m)ごとに、こけむしたりっぱ
な観音像が立ち、1番から10番まで続いていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/19/8a8f8e67e835d0afe53653e4217734b9.jpg)
南からの「まきばの郷遊歩道」に合した先は、小淵
沢ゴルフ場の北側を進む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/60/214aa17b2cffcba7c2bebac077c8c36d.jpg)
後半ただひとつ残る16番観音を過ぎ、堰堤(えんて
い)のそばを通過するとススキの多い未舗装の車道と
なり、間もなく「歴史の道百選」の標識や、火の見やぐ
らの立つ十字路に出る。
標高1140.6mの三角点もあるはずだが、見つか
らなかった。
ここで棒道と分かれ、南に向かう。小淵沢ゴルフ場
の南側を回り、テニスコート付きの民宿が多い大東豊
を下り、やまさんが連絡してあった民宿「風路(ふうろ)」
に立ち寄る。
「北通り4」十字路から南へ、牧草地の横や、りっぱ
な赤松林の間を下る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/43/2344326e79292fb8309b2605435b672c.jpg)
車道を横断した少し先にあった、「ふらい屋杣(そま)」
という小さい食堂に入り、昼食にする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/42/27a4d6662340fb10c559e3a4a03feac6.jpg)
4種類のランチはいずれも800円。キャベツが食べ
放題で、ランチにはスープが付き、私が注文した「あつ
あつ煮込みうどん野菜のかき揚げ」にはライスも付けて
くれるなど、味もサービスもよく、お勧めの店だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/d9/dd4313a966c8f8edc2303ef6fe3ee229.jpg)
近くの会社の人たちが次から次に来ることからも、
評判の食堂だと知れる。 (続く)