2007年10月14日(日)
埼玉県内を中心にカントリーウオークを楽しんでいる
グループの10月例会。今回は、千葉県鎌ヶ谷市と柏
市周辺を歩いた。

集合は東武野田線新鎌ヶ谷駅。ほかに新京成電車
と北総鉄道の新鎌ヶ谷駅もある。
コース地図をもらい、4組に分かれて、10時10分に
スタートした。
=大津川沿いに塚崎運動場へ=
最新の地形図上でも、駅周辺には鎌ヶ谷市役所以
外はめぼしい建物は無さそうだったが、ACRO
MALLと呼ぶ大規模な集合商業施設などが出来て
いた。

南北に走る東武野田線の東側を少し進んで国道
464号を横断、北総鉄道の南側線路沿いを少しで
線路の北に回り、市制記念公園の横から林間を北
に向かう。

林は公園予定地になっていて、シラカシ、クスダモ
など豊富な広葉樹や、太い杉などが残っていた。
粟野の交差点に出て、大津川左岸を少し進むと雑
草地になる。マンションの西側の車道を回り、再び
大津川左岸沿いの遊歩道に戻った。
セイタカアワダチソウの咲く湿地沿いなので、しばら
くは幅広い木道が続く。

大津川の流れは行く手の北で手賀沼に流れ込んで
いるが、このあたりは何の汚れか、流れの底が黒づ
んでいる。
鎌ヶ谷市で、雑排水対策緊急モデル事業を昭和62
年(1987)から実施しているとの掲示があるので、
当時よりは水質は改善されたのかもしれない。
鎌ヶ谷市北部公民館横の白幡橋を渡って川沿いを
離れ、右岸の大境集落沿いの旧道を、次の橋まで進
む。この辺も雑草地が多く、ガマの穂がたくさん並んで
いた。
佐津間幼稚園そばの橋を渡って、中佐津間一丁目
の新興住宅地の間を抜ける。畑にフォックスフェイス
が色づいた実をつけていた。

植えられたフォックスフェイスを見たのは初めてだ。
沼南高柳高の北で、大津川右岸の堤防沿いに入る。
川沿いは刈り入れ後の田んぼとなり、緑のひこばえ
が延びていた。

わら細工に使うのだろうか、脱穀後のワラ束を干し
た田んぼもある。

堤防の草がかなり伸びていて、ちょっと歩きにくい
ところもあり、関根集落あたりは、田んぼに沿った車
道を進む。対岸の中島集落に、かやぶき屋根の寺が
見えたので、回ってみた。

沼南幼稚園を経営する福寿院で、本堂はりっぱな
かやぶき屋根。旧沼南町有形文化財の観音堂や、
明治25年(1892)から高柳学校、のち風早南部小
発祥の地の石碑、動物供養碑などがあった。
右岸の馬洗戸集落に戻り、善龍寺に立ち寄る。大
きな本堂の前に、格好良く枝を広げた五葉松の古木
がある。

文久元年(1861)に、上野寛永寺の輪王寺公現法
親王から下賜されたものらしい。
北側の交差点に出て階段を上がり、鎮守の森に囲
まれた神明社も訪ねる。現在の社殿はトタン屋根だが、
鎌倉時代末期の嘉元から徳治(1303~8)のころの
造営とされ、伊勢神宮との関係が密接だったという。

境内の大サカキは県の天然記念物。樹齢1300年
を越えると推定され、この神社の創建の古さがおし量
られる。
もとは神社の境内だったと見られる北側の塚崎運動
場が今日の昼食地。12時42分に着き、駐車場そば
の太い木の下にシートを敷いて食事をする。
=増尾湧水群と増尾城址へ=
後半の行程は短いのでゆっくり休み、13時40分に
出発する。
大津川右岸に並行する旧道を、谷津から新屋敷集
落へと進み、橋を渡って大津川左岸堤防を行く。

川に沿ってひこばえの延びた田んぼが続く。流量が
増えた河岸にはセイタカアワダチソウが咲き競い、
流れには、カルガモが見える。

川を離れ、宮根集落の林間を台地上に上がり、秋
祭りの提灯が下がる広畑八幡宮へ。鎌倉時代の建久
4年(1193)、柏市近郊一帯の総鎮守として創建した
という。

杉木立の参道を進むと、りっぱな社殿が鎮座して
おり、境内には、高さ数mの富士山があり、山頂に
「富士浅間大神」碑が立つ。
神社の北側は、宮根遺跡。弥生時代の住居跡の下
から縄文時代の住居跡が見つかり、両時代の移行期
のものとして、柏市内でも数少ない貴重な遺跡らしい。
さらに進むと、芝浦工大柏高校の北に増尾湧水群
がある。北側が豊富な森に覆われた台地下の2カ所
から湧水が出ている。
一帯は芝生広場になっていて、遊歩道もあるが、
湧水量は少な目で、現在は飲用には不適らしい。

芝生広場で記念撮影をした。
その北側の台地は、増尾城址総合公園。うっそうと
した森の中に周遊出来る散策路があり、ところどころ
にフィールドアスレチックの設備が設けられていた。

ゴールが近いので、城址公園の芝生地でいつもより
長めのミーティングをする。近くの名戸ヶ谷病院横バス
停に16時42分に着き、間もなくのバスでJR常磐線
柏駅に向かった。
(天気 曇、参加 16人、距離 12㎞、地図(1/2.5万)
流山、歩行地 鎌ヶ谷市、柏市(旧昭南町含む))
埼玉県内を中心にカントリーウオークを楽しんでいる
グループの10月例会。今回は、千葉県鎌ヶ谷市と柏
市周辺を歩いた。
集合は東武野田線新鎌ヶ谷駅。ほかに新京成電車
と北総鉄道の新鎌ヶ谷駅もある。
コース地図をもらい、4組に分かれて、10時10分に
スタートした。
=大津川沿いに塚崎運動場へ=
最新の地形図上でも、駅周辺には鎌ヶ谷市役所以
外はめぼしい建物は無さそうだったが、ACRO
MALLと呼ぶ大規模な集合商業施設などが出来て
いた。

南北に走る東武野田線の東側を少し進んで国道
464号を横断、北総鉄道の南側線路沿いを少しで
線路の北に回り、市制記念公園の横から林間を北
に向かう。

林は公園予定地になっていて、シラカシ、クスダモ
など豊富な広葉樹や、太い杉などが残っていた。
粟野の交差点に出て、大津川左岸を少し進むと雑
草地になる。マンションの西側の車道を回り、再び
大津川左岸沿いの遊歩道に戻った。
セイタカアワダチソウの咲く湿地沿いなので、しばら
くは幅広い木道が続く。

大津川の流れは行く手の北で手賀沼に流れ込んで
いるが、このあたりは何の汚れか、流れの底が黒づ
んでいる。
鎌ヶ谷市で、雑排水対策緊急モデル事業を昭和62
年(1987)から実施しているとの掲示があるので、
当時よりは水質は改善されたのかもしれない。
鎌ヶ谷市北部公民館横の白幡橋を渡って川沿いを
離れ、右岸の大境集落沿いの旧道を、次の橋まで進
む。この辺も雑草地が多く、ガマの穂がたくさん並んで
いた。
佐津間幼稚園そばの橋を渡って、中佐津間一丁目
の新興住宅地の間を抜ける。畑にフォックスフェイス
が色づいた実をつけていた。

植えられたフォックスフェイスを見たのは初めてだ。
沼南高柳高の北で、大津川右岸の堤防沿いに入る。
川沿いは刈り入れ後の田んぼとなり、緑のひこばえ
が延びていた。

わら細工に使うのだろうか、脱穀後のワラ束を干し
た田んぼもある。

堤防の草がかなり伸びていて、ちょっと歩きにくい
ところもあり、関根集落あたりは、田んぼに沿った車
道を進む。対岸の中島集落に、かやぶき屋根の寺が
見えたので、回ってみた。

沼南幼稚園を経営する福寿院で、本堂はりっぱな
かやぶき屋根。旧沼南町有形文化財の観音堂や、
明治25年(1892)から高柳学校、のち風早南部小
発祥の地の石碑、動物供養碑などがあった。
右岸の馬洗戸集落に戻り、善龍寺に立ち寄る。大
きな本堂の前に、格好良く枝を広げた五葉松の古木
がある。

文久元年(1861)に、上野寛永寺の輪王寺公現法
親王から下賜されたものらしい。
北側の交差点に出て階段を上がり、鎮守の森に囲
まれた神明社も訪ねる。現在の社殿はトタン屋根だが、
鎌倉時代末期の嘉元から徳治(1303~8)のころの
造営とされ、伊勢神宮との関係が密接だったという。

境内の大サカキは県の天然記念物。樹齢1300年
を越えると推定され、この神社の創建の古さがおし量
られる。
もとは神社の境内だったと見られる北側の塚崎運動
場が今日の昼食地。12時42分に着き、駐車場そば
の太い木の下にシートを敷いて食事をする。
=増尾湧水群と増尾城址へ=
後半の行程は短いのでゆっくり休み、13時40分に
出発する。
大津川右岸に並行する旧道を、谷津から新屋敷集
落へと進み、橋を渡って大津川左岸堤防を行く。

川に沿ってひこばえの延びた田んぼが続く。流量が
増えた河岸にはセイタカアワダチソウが咲き競い、
流れには、カルガモが見える。

川を離れ、宮根集落の林間を台地上に上がり、秋
祭りの提灯が下がる広畑八幡宮へ。鎌倉時代の建久
4年(1193)、柏市近郊一帯の総鎮守として創建した
という。

杉木立の参道を進むと、りっぱな社殿が鎮座して
おり、境内には、高さ数mの富士山があり、山頂に
「富士浅間大神」碑が立つ。
神社の北側は、宮根遺跡。弥生時代の住居跡の下
から縄文時代の住居跡が見つかり、両時代の移行期
のものとして、柏市内でも数少ない貴重な遺跡らしい。
さらに進むと、芝浦工大柏高校の北に増尾湧水群
がある。北側が豊富な森に覆われた台地下の2カ所
から湧水が出ている。
一帯は芝生広場になっていて、遊歩道もあるが、
湧水量は少な目で、現在は飲用には不適らしい。

芝生広場で記念撮影をした。
その北側の台地は、増尾城址総合公園。うっそうと
した森の中に周遊出来る散策路があり、ところどころ
にフィールドアスレチックの設備が設けられていた。

ゴールが近いので、城址公園の芝生地でいつもより
長めのミーティングをする。近くの名戸ヶ谷病院横バス
停に16時42分に着き、間もなくのバスでJR常磐線
柏駅に向かった。
(天気 曇、参加 16人、距離 12㎞、地図(1/2.5万)
流山、歩行地 鎌ヶ谷市、柏市(旧昭南町含む))