あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

日本百名山・天城山 万二郎岳と万三郎岳へ(静岡・伊豆半島)

2009-11-22 23:23:09 | ハイキング
 今日、11月22日(日)、首都圏は真冬並みの寒さでした。でも予報では
明日からまた、少し暖かさが戻りそう。

 遅くなりましたが、2週間前にハイキンググループで上った、伊豆半島・
天城山のレポートです。

===============================

 2009年11月8日(日)


 
 好天の朝、一碧湖に近い宿での朝食を済ませ、2台の車に分乗して7時
45分に出発した。

 国道135号沿いにあるコンビニで昼食を調達し、県道111号遠笠山道路
に入る。昨日上った大室山の南を回り、鹿路庭峠を経て遠笠山(1197m)
の南西、天城高原GCのそばにあるハイカー用の駐車場に着いた。

 南側に、これから上る万二郎岳から万三郎岳に伸びる色づいた稜線が望
まれる。今回のチーフリーダー、Kさんから挨拶があり、8時43分に駐車場
のそばから天城縦走路入口を入った。

 まずは緩やかな上り、道は良く踏まれていて歩きやすい。両側はリョウブ、
ヒメシャラなど暖帯林特有の樹林で、下草は少なく明るい感じの山道である。


 最初の三差路で、右に万三郎岳への道を分け、われわれは南へ向かう。
ところどころにあるモミジが、鮮やかな彩り。


 赤褐色ですべすべした幹を見せるヒメシャラの下に、シキミがかなり繁って
いた。


 右手に、土石流で石ころと倒木に覆われた一角を通過、その先はきつくな
った道をひとしきり上がり、標高1299mの万二郎岳に着いた。

 山頂は、枯れ葉となった広葉樹に覆われて展望は得られない。ひと休み
して、稜線を西へ万三郎岳に向かう。

 まずは急坂を転ばぬよう注意しながら鞍部まで下る。ヒメシャラやアセビ
などの間を再び上がって行くと、ところどころの樹間から、色ずく前方の稜線
が見通せる。木の段の付いたところもあり、慎重に通過して行く。




 稜線が細くなった馬の背へ。右手は、先ほど通過した土石流の源流らしい
様相を見せ、その向こうに天城高原ゴルフ場が見下ろせる。



 アセビが増え、その説明板も立っていた。前方の稜線に薄くガスがかかり、
寒くなってきた。木の段を下って鞍部の石楠立(はなだて)で小休止した。



 さらに稜線を、色づく紅葉や枯れ葉の大木、アマギシャクナゲの古木の間
などを進み、正午過ぎに今回の最高峰、万三郎岳に着いた。

 標高1405.3mの一等三角点や、天城山縦走路の案内板などがあり、
山頂では何組かのグループが昼食中だった。


 広葉樹が多く、その間に見ごろな紅葉があちこちに見られる。記念撮影を
してから昼食にした。



 下山路は、北側の涸沢分岐の方に回ることにする。まずは豊富なブナ林を
緩やかに下る。


 ところどころに、色鮮やかなモミジが見え隠れする。


 急な木の段がしばらく続き、次第にヒメシャラが増える。気持ちよい落ち葉
道にも、モミジがあちこちでよい彩りを見せてくれる。


 涸沢分岐を左に分けると、しばらくは標高1100m付近の北斜面のトラバ
ースが続く。

 大岩の下や大木の下などを通過、地図で想像したより、予想以上に回り込
みや細かなアップダウンがある。

 こけむす岩に落ち葉が積もる場所もあり、その先では道路が崩壊しかけて
ロープの張られたところもあり、慎重に通過した。

 再びヒメシャラや、モミ、ツガなどの針葉樹が増え、万二郎岳への分岐点
近くで最後の休憩をする。

 万二郎岳への分岐で往路に入り、さらに20分ほどの15時半に駐車場に
戻った。

 15分ほどで身支度を調え帰路につく。県道111号を北へ、天城高原の
ゲートから伊豆スカイラインへ、あとは往路を戻る。

 熱海峠で県道20号に入る頃には、陽も傾いてきたが雲が取れ、残照の
富士山が見えてきた。十国峠レストハウスに17時の閉店直前につき、急
ぎ10分ほどで買い物やトイレを済ませる。

 峠からも、うすもやの富士山が望まれた。


 箱根峠で芦ノ湖スカイラインへ。箱根スカイラインに入る頃にはとっぷりと
陽も暮れる。国道138号富士五湖道路から、富士吉田で中央自動車道
に入る。

 富士五湖道路の谷村PAで、JR中央線で帰宅する3人がKさんの車に乗
り換える。その先、大月~小仏トンネル間は30㎞渋滞の情報。だが、のろ
のろだが少しずつ進む。

 運転手のKさんには申し訳ないが、その間疲れでうとうとする。21時ちょ
うど、JR中央線西八王子駅に着いた。 

【コースタイム】T信金一碧荘7・45=天城高原駐車場8・43ー万三郎岳への
 分岐9・08ー万二郎岳10・15~30ー馬の背10・50ー石楠立11・20~28ー
 万三郎岳(昼食)12・05~38ー涸沢分岐13・30ー万二郎への分岐15・10
 ー天城高原駐車場15・30~15・45=十国峠レストハウス16・44~55=
 谷村PA18・45~58=(大月~小仏峠付近渋滞)=JR西八王子駅21・00

 (参加 11人、天気 晴一時曇、地図(1/2.5万) 天城山、距離 7㎞、
  標高差(累積) 約1,190m、歩行地 静岡県伊豆市、東伊豆町) 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする