あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

国際ウオーキングトレイル実踏(市川大門~四尾連湖/山梨)

2009-11-27 22:21:29 | 国際ウオーキングトレイル実踏
 
 やまさんが、外国人にも歩いてもらえるような、日本海から太平洋まで日本
横断の長距離トレイルを作ろうと、6年前から春秋に継続中の国際ウオーキ
ングトレイル実踏、その14回目になる秋の計画が11月17日~20日に実施
されたので参加した。

================================

 2009年11月17日(火)(第1日)
 ==市川大門から四尾連湖へ==


 
 小雨模様の自宅を10時半頃に出て、JR中央線高尾駅発11時49分の
普通電車に乗る。甲府で身延線に乗り換え、冷たい雨の降る無人駅、市川
大門に14時2分に着いた。

 先着のやまさんと I さんが待っているので急いで雨具を着け、14時13分
に駅を出る。駅の近くに、いっぱい柿の実る家があった。


 前回の最後に歩いた、線路の北に平行する車道を市川本町駅前まで進み、
四尾連湖(しびれこ)への標識に従い駅の方に向かう。



 駅の横で踏切を越え、りっぱな本堂の見える宝寿院脇を、南側の住宅地に
向かって上がる。

 山すそを走る広い車道の金川曽根広域農道を横切ると、左手上に中国風
の建物群が近づく。

 「大門碑林公園」と呼ばれるところで、中国の書聖・王義之(おうぎし)の書
を記した後漢~唐の名碑14基を復元して園内に配しているという。時間が
ないので立ち寄らずに横を通過した。

 「県立四尾連湖自然公園登山道入口」の標識の先から山道に入った。


 雨に煙る広葉樹林は落ち葉がいっぱい。市川本町駅から四尾連湖まで
6㎞の標識が立つ。四尾連湖までは標高差600m余りの上りである。

 少し上がると、厚めのジャンパーや雨具で大汗をかくので、ジャンパーは
脱いだ。気温は10度以下との予報であったが、やはり上り道では薄着でも
よさそう。だが手は冷たく、手袋が欲しい。

 傾斜の多少はあるが、上り道が続くのでゆっくりと歩を進める。雨に濡れる
ので地図はビニールケールに入れ、あまり見ることが出来ず、1㎞間隔に立
つ市川本町駅と四尾連湖までの距離を記した標識のところで、おおよその
場所を確認した。



 上がるにつれてガスがかかり、視界は狭まる。行程の中ほど近くの標高
717mのところには、四等三角点があった。

 四尾連湖まであと3㎞の地点で15時50分、晩秋で日没が早いし、この
雨では余計早く日が暮れそうで、暗くなるまでに四尾連湖に付けるか心配
になる。


 上がるにつれ広葉樹は枯れ葉に近くなり、足元はいっぱいの落ち葉に。
地図上「仏岩」と記されたところに向かう木の段を上がると、古びた東屋
(あずまや)があった。

 烽火台(のろしだい)と呼ばれ展望が利くようだが、ガスがいっぱいで
周辺しか見えない。

 少し下って右に回り込むところに、新しい橋がかかっていた。その先の沢
を横断する辺りは荒れていて、いったん沢の下部に回り込んで通過した。

 かなり暗くなってきた頃、標高985mの四尾連峠に着く。わずかな広場
の片隅に文学碑がある。

 眼下に見えてきた四尾連湖に向かった急ぎ下り、なんとか照明無しで、
16時50分に、湖の東岸にある今日の宿・水明荘に入った。

 水明荘は、日本野鳥の会の協定宿で、私も所属している新ハイキングクラブ
のサービスチェーンにもなっていて、新ハイキングクラブの創設当時からのメン
バーである坂倉登喜子さんも8年前に訪れていた。


 夕食時に私は、新ハイキングクラブ会員ということで、飲物のサービスを
いただいた。

【コースタイム】市川大門駅14・13ー登山道入口14・40ー神社方面分岐
15・02ー717m三角点15・40ー烽火台東屋16・07ー四尾連峠16・40ー
四尾連湖畔・水明荘16・50

(天気 雨、距離 7㎞、地図(1/2.5万) 市川大門、、歩行地 市川三郷
 町、標高差 645m、標高差(累積) 985m)
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする