あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

正倉院展と奈良女子大へ(奈良市)

2009-11-05 23:01:38 | Weblog
 2009年10月28日(水)

 つるつると滑らかな雄琴温泉の朝風呂に浸かり、おごと温泉8時50分発
JR湖西線電車で京都に行く。

 京都からは奈良線の快速みやこ路号に乗り、奈良駅に10時33分に着
いた。



 荷物を預けるために近鉄奈良駅地下街に行くと、平安遷都1300年を来
年に控えて宣伝中の、奈良のマスコットキャラクター「せん都くん」が遷都
1300年のパスポートを販売していた。


 県庁通りというのだろうか、県庁前付近の街路樹は、よい彩りになっている。


 今日1番の目的は、奈良国立博物館で11月12日(木)まで開催中の「第61
回正倉院展」、30分ほど並んで入館した。

 入った付近は大変な観覧者で、展示物をのぞくのは大変。先に進むと少し
ずつ見られるようになった。

 今年は、天皇即位20年記念ということで、正倉院宝物を代表する名品が
数多く出陳されているという。

 聖武天皇、光明皇后ゆかりの宝物をはじめ、天平を偲ぶ遊戯具、武器、
楽舞関係の宝物、仏具、文書などの数々を観覧し、1200年前の技術や
美意識の高さに接し、文書に記された年号に歴史の重みを感じた。

 常設会場に並ぶ仏像群もひととおり見た後、食堂で遅い昼食を済ませる。

 
 鹿の遊ぶ奈良公園を少し戻り、奈良県庁↓の横を北に入った。


 奈良県文化会館や検察庁前を通過して、今日2つめの目的地である奈良女子
大へ行き、正門を入る。


 正門右手の守衛所に断って真っ直ぐ進むと、この記念館がある。

 旧奈良女子高等師範学校の本館だったところで明治42年(1909)の竣工、
木造2階建ての建物は、守衛室とともに国重要文化財に指定されている。

 

 建物の周囲を一周して、壁面や天井の装飾などを見た。


 守衛室は本館と同じ明治42年の12月に作られたものという。


 正門を出て、もとの道を少し戻った角には、駐在所だったらしい廃屋が残っ
ていた。


 東西に走る細い通りには、古くから続く酒屋さんがある。


 かつを節を削って販売している、今は珍しい店も見られた。 


 近鉄奈良駅に向かう南北に走る細い通りには、英国スタイルの喫茶が…。


 名の知れた社寺だけでなく、裏通りを回ってみると、ほんの少しの場所でも、
古い民家や商店など、思いがけない奈良が発見できそうだ。

 これだけ回っただけで日没が近づいたので、今日の宿、新大宮駅に近い
ビジネスホテルに向かった。
コメント
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