2010年3月17日(水)
四国遍路前半第27日
=別格6番龍光院、41番龍光寺、42番仏木寺=
真冬並みに冷え込んだが快晴、工事で宿泊の3人と朝食を食べ、7時05分に
大畑旅館を出る。
宿のはし袋に「文学ゆかりの宿」と書いてあったので、ご主人に聞いたら、獅子
文六が2年間滞在して、毎日新聞の連載小説「てんやわんや」を執筆したとのこ
とだった。

岩松川の橋を渡って国道56号へ。宇和島の中心街に向かう自動車が多く、
渋滞気味である。
松尾峠越えは、前2回とも旧国道を上がったのだが、松尾トンネル(1710m)
の手前から、復元された遍路道を上がれられるようなので、その道を進むことに
する。

上り口にはへんろ休憩所もあった。

ジグザクの緩やかな上りで旧国道に出て横断、近くの採石場の石を砕く音が
聞こえる。
標高220mの峠には、ヘンロ小屋26号わん屋があったので、休憩した。

その先の下りも、緩やかで気持ちよい林間の道。下にある別の採石場の中を
抜けて、前回通過した旧国道沿いの遍路道へ。ウグイスがあちこちでさえずる。

国道56号に出てすぐ、左に並行する旧道を1㎞ほど進んで国道に入る。ロー
ソンとその先に出来たばかりのスーパーマルナカで、昼食などを購入する。
しばらく国道を進んで右手の旧道に入り、大イチョウの立つ番外霊場の馬目木
(まめき)大師に参拝して休憩した。


川沿いから古い家並みの通りを進んで、宇和島城の下を南から東に回って中
心街に入る。

右折してアーケード街を横断、間もなく別格6番龍光院がある。

石段を上がると高台なので、市街地や宇和島城の展望がよい。
本堂は近年の護摩法要中に火災にあい修理中、大師堂に全部の仏像が祭ら
れているとのことで、大師堂↓のみにお参りする。

納経所で「歩きですか?」と聞かれ、あめ3つと納経料にあたる300円のお接
待をいただいた。
腰痛対策として今日は、務田(むでん)駅までの県道57号の上りを、列車利
用することにした。

そばのJR宇和島駅↑に寄り、予土線の時刻を確認、時間があるので無人の
北宇和島駅まで行き、ベンチで昼食をする。
13時16分発の予土線は、1両のワンマンカー。遍路姿の1人とザックの2人
が乗っていたが、務田駅では私とザックのご夫婦のみが下車した。

これで、北宇和島~務田間、5.5㎞ほどを歩かずに短縮できた。

広々とした明るい田園地帯を北に進んで、山すその41番龍光寺に上がる。


ここも高台なので、下の集落などの展望がよい。境内には、稲荷神社も祭られ
ていた。
墓地の横の遍路道を西に抜けて、県道31号へ。こちらものどかな田園が広
がり、明日上がる歯長峠(はながとうげ)が望まれる。

歩道にはチューリップが植えられ、咲き出したものもあった。

かやぶき屋根の鐘楼のある、42番仏木寺(ぶつぼくじ)に着き参拝。納経後
ひと休みしていたら、そばに同じ列車で来たご夫妻もおられ、東京・八王子から
来られたとのこと。
今日は仏木寺近くの民宿稲荷に泊まり、明日から23日にかけて、自転車で
65番三角寺まで回る予定とか。
私の今日の宿、民宿とうべやは近い。15時41分に着いた。同泊は、岡本旅
館と民宿磯屋で一緒だった西宮のMさん(大阪にお住まいではなかった)、部
屋は西日が入って暖かい。
1日中快晴だったのは、今回の遍路では初めて。しかし真冬並みの寒さで、
手袋はほとんど付けたままだった。
【コースタイム】大畑旅館7:05ー松尾トンネル手前の遍路小屋7:46~53ーヘン
ロ小屋26号わん屋8:25~33ー国道56号へ9:17ーローソン9:38~44ー保田の
マルナカ10:00~10ー馬目木大師10:52~11:00ー別格6番龍光院11:35~57
ー宇和島駅11:58~12:03ー北宇和島駅12:30~13:16=JR=務田駅13:28~
30ー41番龍光寺13:53~14:15ー42番仏木寺15:06~29ー民宿とうべや15:41
(天気 快晴、距離 24㎞、歩行地 宇和島市、歩数 37,300、遍路地図
50-2、50-3、52-1図)
四国遍路前半第27日
=別格6番龍光院、41番龍光寺、42番仏木寺=
真冬並みに冷え込んだが快晴、工事で宿泊の3人と朝食を食べ、7時05分に
大畑旅館を出る。
宿のはし袋に「文学ゆかりの宿」と書いてあったので、ご主人に聞いたら、獅子
文六が2年間滞在して、毎日新聞の連載小説「てんやわんや」を執筆したとのこ
とだった。

岩松川の橋を渡って国道56号へ。宇和島の中心街に向かう自動車が多く、
渋滞気味である。
松尾峠越えは、前2回とも旧国道を上がったのだが、松尾トンネル(1710m)
の手前から、復元された遍路道を上がれられるようなので、その道を進むことに
する。

上り口にはへんろ休憩所もあった。

ジグザクの緩やかな上りで旧国道に出て横断、近くの採石場の石を砕く音が
聞こえる。
標高220mの峠には、ヘンロ小屋26号わん屋があったので、休憩した。

その先の下りも、緩やかで気持ちよい林間の道。下にある別の採石場の中を
抜けて、前回通過した旧国道沿いの遍路道へ。ウグイスがあちこちでさえずる。

国道56号に出てすぐ、左に並行する旧道を1㎞ほど進んで国道に入る。ロー
ソンとその先に出来たばかりのスーパーマルナカで、昼食などを購入する。
しばらく国道を進んで右手の旧道に入り、大イチョウの立つ番外霊場の馬目木
(まめき)大師に参拝して休憩した。


川沿いから古い家並みの通りを進んで、宇和島城の下を南から東に回って中
心街に入る。

右折してアーケード街を横断、間もなく別格6番龍光院がある。

石段を上がると高台なので、市街地や宇和島城の展望がよい。
本堂は近年の護摩法要中に火災にあい修理中、大師堂に全部の仏像が祭ら
れているとのことで、大師堂↓のみにお参りする。

納経所で「歩きですか?」と聞かれ、あめ3つと納経料にあたる300円のお接
待をいただいた。
腰痛対策として今日は、務田(むでん)駅までの県道57号の上りを、列車利
用することにした。

そばのJR宇和島駅↑に寄り、予土線の時刻を確認、時間があるので無人の
北宇和島駅まで行き、ベンチで昼食をする。
13時16分発の予土線は、1両のワンマンカー。遍路姿の1人とザックの2人
が乗っていたが、務田駅では私とザックのご夫婦のみが下車した。

これで、北宇和島~務田間、5.5㎞ほどを歩かずに短縮できた。

広々とした明るい田園地帯を北に進んで、山すその41番龍光寺に上がる。


ここも高台なので、下の集落などの展望がよい。境内には、稲荷神社も祭られ
ていた。
墓地の横の遍路道を西に抜けて、県道31号へ。こちらものどかな田園が広
がり、明日上がる歯長峠(はながとうげ)が望まれる。

歩道にはチューリップが植えられ、咲き出したものもあった。

かやぶき屋根の鐘楼のある、42番仏木寺(ぶつぼくじ)に着き参拝。納経後
ひと休みしていたら、そばに同じ列車で来たご夫妻もおられ、東京・八王子から
来られたとのこと。
今日は仏木寺近くの民宿稲荷に泊まり、明日から23日にかけて、自転車で
65番三角寺まで回る予定とか。
私の今日の宿、民宿とうべやは近い。15時41分に着いた。同泊は、岡本旅
館と民宿磯屋で一緒だった西宮のMさん(大阪にお住まいではなかった)、部
屋は西日が入って暖かい。
1日中快晴だったのは、今回の遍路では初めて。しかし真冬並みの寒さで、
手袋はほとんど付けたままだった。
【コースタイム】大畑旅館7:05ー松尾トンネル手前の遍路小屋7:46~53ーヘン
ロ小屋26号わん屋8:25~33ー国道56号へ9:17ーローソン9:38~44ー保田の
マルナカ10:00~10ー馬目木大師10:52~11:00ー別格6番龍光院11:35~57
ー宇和島駅11:58~12:03ー北宇和島駅12:30~13:16=JR=務田駅13:28~
30ー41番龍光寺13:53~14:15ー42番仏木寺15:06~29ー民宿とうべや15:41
(天気 快晴、距離 24㎞、歩行地 宇和島市、歩数 37,300、遍路地図
50-2、50-3、52-1図)