あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

成田国際空港の一部 半世紀前は三里塚御料牧場、そして今も(千葉・成田)

2019-04-12 14:52:59 | アーカイブ
 2019年4月12日(金)

 ちょうど50年前の今日、昭和44(1969)年4月12日(土)、私は、現在は成
田空港になっている成田市三里塚(さんりづか)の宮内庁下総(しもうさ)御料牧場に出
かけました。

 この年、成田に新しい国際空港の建設が始まるということで、当時花見の名所だった三
里塚の御料牧場へ、最後の花見ハイキングに行くことにしたのです。

 当日の短い日記には以下のように記されていて、モノクロ写真も数枚残っていたので、
日記の間に挿入します。

 『7時起床、花の見頃の三里塚牧場へ出かける。日暮里駅10時頃の急行に間に合わず、
途中2か所乗り継ぐ。12時15分に成田駅からバスに25分乗って牧場に着く。
         


 天気は快晴で花(桜)もまさに満開。広々した牧場のところどころにある区切り道は、
車が通るとホコリになるが、緑の草とたくさんの桜。






     


 奥の、羊や豚、ニワトリ、牛など家畜のいる方は、人も少なく松の古木やいろいろな木
もあり、気持ち良い。

 牧草地で昼食してあちこち回り、16時過ぎに帰途につく。あと半年で新国際空港工事
となり、この桜も最後。まったく惜しい場所だ。帰宅は20時過ぎ。』

 なお、交通費は 池袋~日暮里~成田(国鉄)250円、成田~三里塚(バス)50円。
ほかに、成田の名物、米屋のようかんを買っていましたが、100円と150円でした。

 写真を貼ってあったアルバムには、前日の4月11日の新聞(何新聞か不明)に掲載さ
れた『三里塚牧場ハイキング この夏限りのコース』という記事もありました。

 現在と比べるとかなり活字が小さくて読みにくいですが、以下がそれです。



 話は変わり、半年前の昨年(2018)10月12日(金)、海外旅行に行くのに朝の
空港バスでは空港の集合時刻に間に合わないので、空港近くのビジネスホテルに前泊した
のですが、その際、成田国際空港の第1ターミナルビルのコンビニ・ミニストップで弁当
などを購入しました。

 帰宅後、そのときもらったレシートを見て、おや! とビックリしました。店の住所が、
「成田市三里塚御料牧場1番地1」になっていたのです。
            
 50年近くなるのに、あの三里塚御料牧場の名が残っていたとは思ってもいないことで
した。

 ネットで調べてみると、同じ第1ターミナルビルのコンビニ各社とも同様でした。

 さらに調べたら、第1ターミナルビルの住所はやはり当時のままになっていることが分
かりました。

 第1旅客ターミナルビル 成田市三里塚字御料牧場1番地の1



 近年は、市町村合併や住居表示変更などの際に、全く新しい地名に変えてしまう例が多
く、その土地の歴史などが忘れ去られてしまいがちですが、成田国際空港のように歴史的
な地名を残しているというの貴重であり、このままいつまでも続けてほしいものです。





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コメント (2)
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