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朝は快晴で、庭の梅の花も青空に映えていたのに、午後からは雲が増え
冷たい風が吹いてきました。
夜のニュースで、JR西日本のジパング倶楽部会員名簿が全員分、外部に
流出したらしいと報じられました。今日は、そのジパング倶楽部のサービス
が、4月から改悪される話です。会員以外の方には関係ないことですが…。
これまでは、『JR線を「通算」で201㎞以上利用する』場合は、特急
料金を含め3割引(最初の3回は2割引)だったのですが、4月1日からは、
『JR線を「片道or往復or連続」で201㎞以上利用する場合に限られる』
と改正されます。
どういうことか、昨日まで6回報告した中山道木曽路ウオークの例で説明
します。
私の木曽路ウオークは、中央本線中津川駅をスタートし、6日間歩いた
後、ゴールした下諏訪駅から帰途につきました。
この際購入したジパングきっぷは、国分寺~中津川(塩尻経由)
(285.6㎞)と、下諏訪~国分寺(174.9㎞)の2枚です。
従来はこのように別の区間のように見える駅間も、一連の旅行として
認められ、1枚の申込書でジパング割引きっぷが買えたのです。
ところが4月からは、国分寺~中津川間は201㎞以上あるから、片道
でも買えますが、下諏訪~国分寺間は往復でないと買えません。
仮に、下諏訪~国分寺間を往復買った場合は、往路の下諏訪~中津川
間110.7㎞は、ジパング割引は利かなくなるのです。
また、昨年春、グループでのウオーキングをしたときの例ですが、行き
は東京~〈常磐線〉~水戸~〈水郡線〉~常陸太田(142.7㎞)ルート、
日立電鉄廃線跡のウオーキングをして、帰りは大甕(おおみか)~〈常磐線〉
~東京(143.2㎞)というルートで帰りました。
これも往復にならないので、4月以降は共通部分の東京~水戸間
(121.1㎞)だけしかジパング割引が利かなくなるのです。
ジパング割引で旅行をしている方の多くは、同じ場所を往復することが
多いのかも知れませんので、その場合は影響ありません。
しかし、私たちのように、街道や古道歩き、廃線跡などのウオーキングを
して、行きの着駅とは別の場所から帰る場合は、フルにサービスが受け
られなくなるのです。
このような旅をしている方、いかがお考えでしょうか。「改正されるのは
仕方ないや」と思っておられるのでしょうか。
少しでも安い旅行をしたいと、交通費も宿泊費も、つねにあれこれ考え
て旅行計画をしている私にとっては、この改悪は納得できかねるのです。
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ルール改正の話、よく分からなかったのですが、ATさんの例で理解できました。
それにしてもJRのケチ、イジワルぶりには腹が立ちますね。昔の官僚体質がまだ残っているからこんな発想になるのでしょう。
「どうぞ利用して下さい」ではなく「利用させてやる」の精神です。これによって年間いかほどの利益向上につながるのか、逆に利用者にどれだけ不便、不愉快さを押しつけるのか、天秤にかければ即答えはでるはずです。
姑の嫁いびりそのものの低級な措置です。
ほかに、東海道・山陽新幹線の「のぞみ」が利用出来ないのというのも、何とかして欲しいですね。1時間に1本しか「ひかり」は無いんだから…。