あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

きょう、天皇・皇后両陛下ご結婚から60年の記念日 

2019-04-10 17:34:06 | アーカイブ
 2019年4月10日(水)

 きょうは1日中、首都圏でも真冬並みの冷たい雨となりましたが、60年前のきょうは
晴天でした。

 天皇・皇后両陛下は、60年前の昭和34(1959)年4月10日に結婚され、きょ
うは60回目の結婚記念日を迎えられました。

 皇居の宮殿「松の間」では、午前11時から両陛下が皇族方の祝賀を受けられたことが
テレビニュースなどで報道されたので、ご覧になった方も多いかと思います。

 60年前のきょう、私は当時の皇太子殿下ご結婚式の後のパレードを沿道で見に行った
ので、写真があるはずと探してみたら4枚見つかりました。

 その前に、当日の短い日誌には、以下のように記録されていました。

 『皇太子殿下と正田美智子さんの結婚の儀が行われ、前日の曇り空はすっかり晴れ上が
った。

 私もお二人の晴れの姿を見ようと、東京駅から三宅坂~半蔵門間の街路に12時ころよ
りお待ちし(その前に下谷郵便局でご成婚記念切手を買う)、待つことしばらく、14時
45分ころ、騎馬の先導で美しい偽装馬車に乗ったお二人が見える。

 急いでカメラのシャッターを押したので、よくお顔も見られなかったが、さすがは美智
子さん、にこやかな笑いが気品の高いお顔から出ておられた。皇太子様も微笑みつつ手を
振られた。

 沿道は70万人以上の人とか、車のあと警視庁音楽隊、アメリカ海兵隊、武蔵野音大、
ボーイスカウトらの音楽パレードも見事。人々々の波で埋まった。ホコリもまた多し。

 神宮外苑の主競技場まで行ったが、招待券がなくお祝いの集まりには入れず、疲れた体
を引きずって帰る。』





 こちらは音楽パレードの一環、都内小学生の鼓笛隊のよう。

 前日に雨の中、職場の横を練習で通ったことも日誌に記されていました。

 アメリカ海兵隊


 なお、東京都交通局から当日発売された記念乗車券2枚も。
       

             

 最初の「無軌条電車」というのは、集電用のトロリー(ポール)はあるが線路を走るの
でなくて車輪はタイヤのトロリーバスのこと。この4日前の4月6日の日誌には、入谷か
ら亀戸までトロリーバスに乗ったことが記されていました。

 当時はまだ都電もたくさんの路線があり、上の写真にも都電の架線と線路がありますが、
記念切符は買い漏らしたのかもしれません。


 




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フランス航空教育団来日100周年記念式典に参加(埼玉・所沢)

2019-04-08 15:53:10 | 所沢だより
 2019年4月7日(日)

 所沢航空記念公園の野外ステージで、12時から「フランス航空教育団来日100周年
記念式典」が開催されることが、直前にそばを通ったら分かったので、私も参加すること
にして11時50分過ぎに観覧席に入りました。


 実は私もこの催しのことを知り、4月1日に事務局である所沢市役所産業観光課で、最
低額ではありますが協賛金を納入していたのでした。
     


 すでにステージ上には、フランス共和国の来賓と日本側来賓が待機しておられました。



 ステージ中央に国歌演奏をする航空自衛隊航空中央音楽隊の隊員も着席し、12時から
式典に先立ち、所沢市観光大使・JAY'S GARDENの歌唱が始まりました。

 所沢市のイメージキャラクター「トコろん」も一緒に参加して熱演です。








 そして記念式典が開始され、フランス国歌と日本国家が航空中央音楽隊の演奏により行
われました。


 ところで、フランス航空教育団来日までのいきさつは、以下のようなことなのです。

 所沢は、首都・東京に近い、交通の便が良い、落雷が少ない、地形が平坦、といったこ
とから飛行場に適した立地条件にあり、ライト兄弟が人類初の有人飛行に成功してからわ
ずか8年後の1911年に、日本初の飛行場ができたのでした。

 所沢飛行場では、徳川好敏大尉が操縦するフランス製のアンリ・ファルマン機が、日本
で初めて飛行場での飛行に成功、国産飛行機による最初の飛行、所沢飛行場で造られた飛
行船「雄飛号」が所沢から大阪まで初飛行、といった記念すべき記録が刻まれました。

 このようにして所沢は、「日本の航空発祥の地」と呼ばれるようになったのです。

 当時、世界一の航空技術を持っていたのがフランスでした。フランスから飛行機を購入
した日本は、航空技術を学ぶために協力を依頼し、それに応えてフランスから航空教育団
が1919年に来日し、今年はちょうど100年を迎えました。

 来日したフランス航空教育団を率いていたのがフール大佐です。当時第1級の操縦士だ
ったフール大佐は、優秀な教育者として日本各地で航空技術の指導にあたり、所沢では飛
行機製作などを教えたようです。

 日本の航空技術を飛躍的に押し上げたフォール大佐の功績を称えて、当公園内には胸像
が設置されています。

 このイベントのパンフレット表紙に掲載された飛行機の写真


 両国の国歌演奏の後、この催しを主催する「フランス航空教育団来日100周年記念イ
ベント所沢実行委員会」の方の挨拶が。左の女性は手話通訳の人。
    

 続いてステージ両側に並ぶ両国の登壇者の紹介があり、そのあと藤本正人所沢市長の挨
拶がありました。
    

 次は、フランスを代表して駐日フランス共和国全権大使(フランス大使)からの挨拶。
    
                            後方は通訳の方


 会場周辺のソメイヨシノはまさに満開に。


 続いて、上田清司埼玉県知事から、県の偉人渋沢栄一はフランスの優れた金融や経済の
仕組みなどを日本国内に広めて日仏友好に尽力したこと、今年秋開催のラグビーワールド
カップや来年の東京オリンピックなどが次回フランスに引き継がれることなどについて挨
拶で話されました。
    

 地元埼玉8区出身の衆議院議員である柴山昌彦文部科学大臣の挨拶が続きます。
         

 最後の挨拶は、もと統合幕僚会議議長で陸軍士官学校(陸士)60期出身の森繁弘さん。
         
 90歳を超えておられるようですが、陸士在学時に東条英機大将が予告無しで来校し、
陸士の教育法を酷評して帰ったが、帰った直後に徳川校長(幕府徳川家の子孫)が全生徒
を集め、陸士のフランス式教育法は優れているので安心して勉学に励むよう話された、と
いうエピソードを紹介されました。

 挨拶に次いで、100年前の航空教育団の子孫と、教育を受けた日本人の子孫が壇上に
上がりました。


 まずはフランス側の子孫について、フランス大使から流ちょうな日本語で紹介を。


 次に、日本側の子孫についてもフランス大使から。
 
 
 日本側子孫については、実行委員会会長の東大・鈴木教授からも補足説明が。
       
  
 左側が日本側、右手がフランス側の子孫の方々
  

 このあとフランス側子孫の代表の方からの挨拶が。
         

 日本側子孫の挨拶は、SF漫画作家で知られる松本零士さん。
    

 松本さんのお父さんは、フランス教育使節団から教育を受けた日本のパイロットの先駆
けの1人であり、第2次世界大戦では部下のパイロットをたくさん失ったことなどよく聞
いておられたとのこと。

 自分も後を継ぎたいと考えたが近視のために断念し、以後も空への憧れを持ち続け、そ
れをSF漫画に変えて活かそうと考えたことなど話されました。

 お父さんが訓練中に被っていた帽子をもらっており、その帽子を披露されました。
                         
 松本さんの挨拶が終わり、両国の子孫の方々がお互いに握手して友好を確かめ合いまし
た。


 続いて、フランス大使館付国防武官の海軍大佐・クリストフ・ピポロさんから、フラン
ス航空教育団についての解説がありました。
    

         
 最後に、この催しの実行委員会会長で、落ちない飛行機の研究をしているという鈴木真
二東大教授(航空工学)から、当初の使節団は半年の予定でフラン政府の負担にて来日し
たが、さらに日本側の希望と負担で継続を依頼して1年以上に及んだことなどの話があり、
13時20分頃式典は終了しました。


 このあと13時30分からは、航空自衛隊航空中央音楽隊による祝賀演奏が行われます
が、私はここで切り上げて会場を出ました。

 野外ステージの西側、日本庭園の南側になる斜面に、フール大佐像があるので立ち寄り
ました。アプローチには花束が供えたれています。


     

         

 像の下のプレートには、フォール大佐以下63人の使節団の名前が刻まれています。
         

 今回、新プレートにしたことについて、アプローチ入口に新たに掲示されたプレート。


 フォール大佐像の西側遊歩道を上がり、日本庭園の西側入口付近へ。


 その先に立つこの催しのゲート


 さらに進んで西武新宿線航空公園駅の自由通路を西に抜けて、帰路につきました。



 なお、この催しについてはこちらをご参照下さい。




  
  




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市民文化フェアとフランス航空教育団来日100周年記念イベント(埼玉・所沢)

2019-04-07 22:38:40 | 所沢だより
 2019年4月7日(日)

 温かな晴天となった今日、所沢航空記念公園で開催された「第34回市民文化フェア」
と、本日限定の特別イベント「フランス航空教育団来日100周年記念イベント」を見に、
市内ウオーキングを兼ねて出かけました。

 西武新宿線航空公園駅東口から公園に向かう大勢の市民など。


 駅前広場に常設展示されているYS-11型航空機は、今日特別公開で内部を観覧する
ことができるので、行列ができていました。


 その先のケヤキ並木は芽生えが始まりました。


 公園に向かう遊歩道は市道を跨道橋で超えますが、その手前南側のレンギョウと桜がと
もに見ごろです。


 公園に入ってすぐ、市立図書館前のソメイヨシノはまだ満開でした。


 市民文化フェアに併設の今年だけの特別な記念イベントのアーチ。


 図書館の南東側一帯のソメイヨシノの下も、たくさんの人たちで賑わっています。


 その先、沈床茶園(ちんしょうちゃえん)と呼ぶ周囲に、市民文化フェア参加の飲食店
などのテントが並んでいます。


     
 11時になり、「フランス航空教育団来日100周年記念イベント」のひとつ、航空自
衛隊による祝賀飛行はじまり、3機の輸送機が東から西へと飛来してきました。

 機種は、C2輸送機、C130輸送機、C1輸送機(多分この順序?)です。

 フェスティバル会場の北側は、所沢航空発祥記念館


 市役所とアンテナ塔の立つNTT東日本ビル前付近のソメイヨシノ




 航空発祥記念館の南東側芝生広場に常設展示されているC-46輸送機周辺





 こんどは1機ずつ順次の飛来です。







 航空発祥記念館では、100周年記念イベントにちなみフランスと日本国旗、そして埼
玉県の旗が掲揚されていました。
     

 その南側の沈床茶園周辺
 

     



 公園の中心部、放送塔周辺のソメイヨシノ






 沈床茶園の東端には、1911年にはこの茶園が所沢飛行場の滑走路だったことの説明
パネルがあります。


 その背後、当時は滑走路だったところです。






 放送塔の南西側芝生広場のソメイヨシノも、まだ満開の花を。





 放送塔の南東側、花の丘に回ります。



 少しまだ早めのシダレザクラ






 放送塔から南側に延びる幅広い遊歩堂の南端近くから放送塔方面を望みました。


 西側の野球場との間の遊歩道沿いのソメイヨシノ






 その先に進んで野外ステージの南側入口に行ったら、12時から「フランス航空教育団
来日100周年記念式典」が始まるようなので、参加することにして会場に入りました。

 記念式典の模様は、次に紹介します。
 






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平成最後の桜、所沢航空記念公園も見ごろに(埼玉・所沢)

2019-04-03 21:38:56 | 所沢だより
 2019年4月3日(水)

 平成も残り27日となり、今年のサクラが平成最後の桜となりますが、所沢航空記念公
園でも見ごろを迎えました。公園を、東側から西へと桜を眺めながら移動してみました。

 国道463号線の航空記念公園交差点から公園の東南端に入り、ジョギング・ウオーキ
ングコースを北に上がって行くと、まず目についた2本のソメイヨシノ。






 中央部やや東寄りに立つ時計塔の北東側広場沿いの桜並木。




 右手後ろのアンテナは、首都圏を飛ぶ航空機の交通整理をしている東京航空交通管制部
のもの。



 時計塔から南に下ると、むさしの川と呼ぶ小さなせせらぎそばの柳やケヤキの芽吹きが。
     


 近くのソメイヨシノもほぼ見ごろでした。


 バスケットコート横の木は、満開にはもう少しの感じ。


 その横から、時計塔方面に上がって行きます。




    



    


 時計塔の南西側に立つソメイヨシノの古木。公園内で1番大きいのではないかと思われ
ます。


 その木を囲む広い芝生広場の西側のソメイヨシノ。




     花の蜜を吸っているのはカラス?
    

          芝生斜面西北端辺りでは、シャクナゲが
         

      時計塔の西側遊歩道際に立つ航空整備兵の像
     
      背後に咲き出したのはヤマザクラのよう。
     

         


 公園の中央部、放送塔の南東斜面は「花の丘」と呼ばれ、いまはナノハナが花盛り。


 その東側のシダレザクラもほぼ見ごろか。




     
  
    

 放送塔を囲むロータリーの北側のソメイヨシノは、満開にはもう少しか。


 そばのC-46輸送機際の桜もこれからの感じ。
  

 放送塔の西側芝生に咲く、1本のシダレザクラ。 


 その西側にある日本庭園に入りました。池の西側にある東屋の周辺。


 そばに咲くアセビ


    

 日本庭園内で目につくのは、何本ものミツバツツジでした。




    

 池の北側の建物は、茶室・彩翔邸です。


 池の南側、築山にはミツマタの若木が2本、花を見せていました。




 日本庭園を出て北側の沈床茶園沿い眺める放送塔の周辺。この辺りの桜の見ごろはもう
少し先の感じ。


 そばのC-46輸送機の周辺


 沈床茶園の北側にはソメイヨシノがたくさんあり、ほぼ見ごろに。背後は所沢市役所。





 




 緩やかな斜面の周辺には、花見に訪れた市民のグループがあちこちに。




 こずえの向こうは所沢航空発祥記念館。








    


 公園の西側、市立図書館の背後から公園を後にしました。
 




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所沢・東川沿いの桜も見ごろに(埼玉)

2019-04-02 21:59:49 | 所沢だより
 2019年4月2日(火)

 所沢市の中心部を東西に流れる東川(あずまがわ)沿いの桜も見ごろになったようなの
で、流れに沿って上流側の西から東へと歩いてみました。


 まずは、上新井2丁目の六所神社前の児童公園と東川沿いのソメイヨシノ。
    





 少し下って西武池袋線の西所沢駅に向かう道路と交差してすぐ先、左岸に咲くボケ。
    

 国道463号・金山町交差点の北側に、弘法大師ゆかりの「三つ井戸」がありますが、
そばの東川左岸橋際に立つソメイヨシノ。この辺りでは最初に咲き出す木です。
     
     向こうに見える煙突は、市内でも数少ない銭湯・その名も「弘法の湯」。
         



 東川沿いの道が少し途切れ、南側を迂回して武蔵野三十三観音霊場の札所になっている
新光寺(しんこうじ)へ。「馬の観音様」としても知られています。

 唐風の山門横を入ると、シダレザクラとソメイヨシノが。




     

         

     


 
 境内から見る山門


 元町交差点の北側辺り、東川右岸沿いにある短い遊歩道沿いには、若木のシダレザクラ
が10数本並んでいます。




 市道を横断した先の流れ沿い、琴平公園にも若木の桜が見ごろになっていました。


     

 その先は流れ沿いの道が途切れるので、県道6号・「銀座通り」を進み、ファルマン通
交差点で左折して北東に緩やかに下り、西武新宿線のガード下を東に抜けます。

 その先からは、しばらくの間両側に樹齢数10年のソメイヨシノの桜並木が続き、東川
の桜の見どころとなります。

      すぐ手前にある、若木の色濃い桜も見ごろでした。
     

         



         
 
 少し先、左岸沿いに祭られた熊野神社へ。




 二ノ鳥居には、厄除けにわらで作られた大蛇が。毎年、新年になると新しく造り替えら
れます。
        


 拝殿のそばのケヤキの芽吹きが始まっていました。
    

 神社前から振り返り見る桜並木


      さらに先に向かいます。
     



    



     

    
 松井橋近くの民家、大谷石造りの蔵のそばに咲くシダレモモ。
         

     





     

      左岸の小さい橋際にあった寛政10(1798)年造立の石塔。
              
   
 近くには少し花どきを過ぎた桜も。


    

 流れは大きく右カーブして。


 左岸近くの民家に咲きだしたシダレモモ。


 そのすぐ先の加美橋まで進み、右岸側を折り返すことにします。

 橋からの下流↑と上流↓




 少し戻ると、色濃い桜が


    



 ケヤキの芽吹き


 左岸沿いの倉片人形店では、こいのぼりが風に泳いでいました。
     
 
 
 



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