1982年に放送された日本の長編ドラマです。
必殺シリーズの仕事人の子孫が現代に登場するスペシャル版でストーリー自体は淡白ですが、数ある仕事人の中から選ばれたメンバーがいいですね。
藤田まことさんを筆頭に中条きよしさん、三田村邦彦さん、鮎川いずみさんという厳選されたキャスティングは大正解です。みなさんの姿をみると、今から40年以上前の作品だとは到底思えません。
中でも、鮎川さんの現代劇ならではの凛々しい姿は、颯爽としていてとても魅力的でした。
1982年に放送された日本の長編ドラマです。
必殺シリーズの仕事人の子孫が現代に登場するスペシャル版でストーリー自体は淡白ですが、数ある仕事人の中から選ばれたメンバーがいいですね。
藤田まことさんを筆頭に中条きよしさん、三田村邦彦さん、鮎川いずみさんという厳選されたキャスティングは大正解です。みなさんの姿をみると、今から40年以上前の作品だとは到底思えません。
中でも、鮎川さんの現代劇ならではの凛々しい姿は、颯爽としていてとても魅力的でした。
このところ気分転換に読んでいるミステリー小説は、読破にチャレンジしている内田康夫さんの “浅見光彦シリーズ” に偏っているのですが、時折、以前よく読んでいた大沢在昌さんの作品の中から未読作にもトライしています。
先日、“狩人シリーズ” の現時点での最新作「冬の狩人」を読んみて結構面白かったので、今度はこのシリーズにも手を伸ばしてみようと思いました。
というわけで、まずはシリーズ第1作目の本書を読んでみたということです。
やはりこの作品も、主人公をはじめ彼を取り巻く登場人物のキャラクタ設定が絶妙ですね。それぞれにエッジが効いていて絵になる面々でした。ストーリー展開の幅も、荒唐無稽とまではいかない程よい広がりをキープしています。このあたりの塩梅もいい感じです。
ミステリーテイストのサスペンス小説ですからネタバレになるとまずいので内容には触れませんが、こういう作りの作品は完全に私の好みでした。
次は “砂の狩人” 。ちょっと変わったタイトルですが、こちらにもトライしてみましょう。
1982年に放送された日本のドラマです。
必殺シリーズ開始10周年を記念しての長時間スペシャル版ですが、ストーリーはともかく出演者のラインナップが懐かしくてそれだけで満足できます。
藤田まことさん、三田村邦彦さん、中条きよしさん、山田五十鈴さん、鮎川いずみさんといったお馴染み、緒形拳さん、沖雅也さん、フランキー堺さん、西郷輝彦さん・・・。これだけ一堂に揃うのはまずあり得ないですね。
あと、挿入歌で久々に聞いた西崎みどりさんの “旅愁”。これもお宝ものだと思います。
2023年に製作されたアメリカ映画です。
アメリカ映画がとりわけ得意にしている“実話にもとづく法廷モノ” ですから、大きな外れはありません。
本作品、「判官びいき」という日本人的?メンタリティの面からも、裁判のプロセスのワクワク感や判決での勝ち負けの爽快感は十分に味わえました。
あと、楽しめた要素として大きなウェイトを占めたのがキャスティングの秀逸さでした。
大御所たるトミー・リー・ジョーンズ、ジェイミー・フォックスの役作りは流石の見事さでしたし、そんな超ベテランの中で存在感を示したジャーニー・スモレット=ベルとママドゥ・アティエもよかったですね。
みなさん、はまり役だったと思います。
いつも行っている図書館の新着書の棚で目に止まった本です。
ともかくタイトルが直截的でインパクト十分ですね。
もちろん、どこまで事実なのか、科学ジャーナリスト渡辺雄二さんの取材内容をすべて疑うことなくして信じるというのも正しい姿勢ではないと思いますが、まずは、今後の検証を要するという前提で、気になったところをいくつか書き留めておきましょう。
まずは、“添加物の定義” です。
(p152より引用)「食品の製造の過程において又は食品の加工若しくは保存の目的で、食品 に添加、混和、浸潤その他の方法によって使用する物」(食品衛生法第4条)
すなわち、
(p152より引用) 添加物は、食品ではありません。食品は、炭水化物やたんぱく質、脂肪、ビタミン、ミネラルなどの栄養素を含んでいて、私たちの体を育むものです。
一方、添加物は食品を製造したり、保存するために使われるもので、業者にとって都合のよいものですが、消費者にはほとんどメリットはないのです。
と渡辺さんは総括しています。
そして、添加物使用にあたってのバイブルである食品衛生法が食品行政の要であり、厚生労働省を中心とした当該法律の改正・運用/解釈により、私たちの “食の健康” 如何が左右されるというわけです。
本書で渡辺さんが「特に避けるべき添加物」として列挙しているものを覚えに記しておきます。
渡辺さんが「危険」と説く根拠には、日本や諸外国にて実際の健康被害が発生し、その症状と添加物との因果関係が認められたものもあれば、かなり特殊な条件下の動物実験にて異常が見られた(だけ?)といったものもあります。
その意味では、危険度の判断が分かれることもあり得ます。ただ、これらの添加物が日本で使用され続けている経緯や背景を踏まえると、渡辺さんの指摘どおり、決して “消費者優先” “健康優先” との基準で使用が認められているとは考え難いですね。
食を扱う企業の経営姿勢や問題意識も様々ですし、通常流通している食品の中で “まったく添加物を使用していないもの” を見つけるのも容易ではありません。また、情報開示(表示)の方法が不十分で抜け穴があちこちにあるという点も否定できません。
そういった環境の中では、要は、数ある自己の価値基準において「健康」という価値の重みをどう位置づけるかを明確にし、そのウェイトを踏まえ、入手しうる情報をもって “自分の判断で食品を選択することが重要だ” ということでしょう。
2007年に公開された日本映画です。
新海誠さんの原作、脚本、監督というアニメ作品で、この映画の後に、小説版、コミック版が世に出たようです。
ストーリーは “青春もの” ですが、いつ頃観るのがいいでしょうね。もちろん今の私の歳ではなんとも不相応ですが、学生時代や社会人になりたてぐらいだと “同時代” 過ぎて“切なさ感”は今ひとつのように思います。30代半ばから40代がふさわしいかも・・・。
映像的には、今の新海作品の作画のレベルからみるとかなり発展途上に思えますが、登場人物の絡み方やストーリーの進め方は秀逸で心地いいですね。流石です。
2024年に製作されたアメリカ映画です。
ちょっと前に第1作目を観たのですが、その続編です。前作と同じく、アクション要素も軽く加味されたホームコメディですね。
ストーリーはありません。そもそもストーリー展開を楽しむタイプの作品ではないので。まあ、第2作目にしてはそれなりに楽しめたほうでしょう。
デイヴ・バウティスタとクロエ・コールマンとのコンビは、前作よりさらにグレードアップしたようで、とくにデイヴのコメディタッチの演技はより自然になりました。
ただ、クロエ・コールマンも“子ども役” が難しくなってくるでしょうから、シリーズ化もこのあたりまででしょうね。
よく善戦した作品だと思います。
かなり以前に読んでいた内田康夫さんの “浅見光彦シリーズ” ですが、このところ、私の出張先が舞台となった作品を、あるものは初めて、あるものは再度読んでみています。
ただ、私の出張先も以前勤務していた会社のころを含めるとそこそこの都道府県にわたるので、どうせなら “シリーズ全作品制覇” にトライしてみようと思い始めました。
この作品は「第34作目」です。今回の舞台は “山梨”。
「山梨」には、最近、今の会社の出張で太陽光発電設備の視察に行ってきました。
プライベートでは、河口湖や山中湖といった富士五湖あたりには家族ドライブで何度も訪れています。山中湖のほとりの「森のアルム」という可愛らしいカフェがお気に入りだったのですが、もう長い間顔を出していないですね。
ミステリー小説ですからネタバレになるとまずいので内容には触れませんが、なかなかの力作だと思います。ラストにずっと引っ張ってきた “謎解き” を残して収束させる構成も(少々強引なところもありますが、)秀逸です。
とはいえ、本作、内田さんにしては珍しく舞台となった “山梨” にはかなり厳しい感想を開陳しています。「宝飾品業界の旧弊」にはじまり「チグハグな都市設計」「看板倒れの名物ほうとう」・・・、もちろん、物語の舞台設定上、意図的に大袈裟に描いているようでもありますが、どうやら以下のようなくだりをみると、そうとばかりは言えません。
(p491より引用) その皮肉な顔に、浅見は保守王国と言われる甲州の体質を見たような気がした。・・・どこかに浪花節めいた、しがらみの濃さを感じさせる。・・・あえて「正論」を通すことをしないのも、やはり義理人情のしがらみに自ら縛られているためなのだろう。
という光彦の頭の中の思いは、まさに内田さんのそれなのでしょうね。
さて、取り掛かってみている “浅見光彦シリーズ制覇チャレンジ”、それほど強い意志をもって完遂しようとも思っていませんので、まあ、“どこまで続くことやら”です。
次は、35作目の「琥珀の道(アンパーロード)殺人事件」ですね。