うれしいニュース!先日着工した現場に檜と杉の柱が届いた。これは、県産木材の活用が目的で地元の推進協議会が一般公募し、当選すれば建て主にプレゼントするというもの。条件は同じ数量の県産材を使用することなどいくつかあるが、こうしたプレゼントは建て主、施工者ともモチベーションがあがって、大変良い出来事。もちろん、設計者としても大変ありがたいもの。芯持ち材のしかも120角。今では大変グレードが高い材料だ。住宅メーカー等はコストダウンのため集成材の柱等を多用している。最近はこういった柱を使うケースが本当に少なくなっているようで、前月の応募者は全員当選したそうだ。
(写真は施工者提供)
地場の食べ物がそこに住む人の体にとっていいように(地場地消)、その地の気候風土で育った樹木は、家を建てるには一番適している。暑さ寒さに耐えて来た樹木は家を建ててもその気候に耐える能力があり、家の寿命を全うしてくれる。樹木は育ってきた年齢だけ切り取られた後も生きると言われている。樹齢50年なら50年。100年なら100年。いい家になりそうな予感がしている。