ネットの時代である。
先日、歴史的建築物の資料を読んでいて、分からない言葉に出会った。
学生時代にお世話になった「建築用語辞典」を開いても出ていない専門用語だ。
インターネットで検索すると、ウィキペディアに少し掲載もあるし、誰かが書いたコメントのようなものも出て来て、概ねの感じは掴めた。
便利になった。しかし、専門家がそれではまずかろうと、掲載されている本の紹介ページにたどり着いたので、早速購入する。
今は専門書よりネットの方が情報が得られる時代なのかなぁ、と少しだけ気落ちもする。つまり、一般の人でも簡単に勉強出来るという意味で。
しかし、今日は驚きである。
ずっと気になっていた建築の設計者の名前が分かった。偶然に。
以前保育士の友人が、私が建築に取り組んでいるのを知って、とてもいい園舎で働いているので、見に来ないかと誘われた。保育の内容が素晴らしく、友人は九州からそのために関東に出て来ていた。
当の園舎は、本当に良かった。いつかは私も創ってみたいと感じるお手本のような建築との出会いになった。しかし、尋ねても亡くなった女性建築家ということしか分からなかった。
その後、ずーっと気になっていた。しかし、調べようも無かった。大有名になる前に惜しくも亡くなられたのか、手がかりが無かった。
そして今日、女性建築技術者の会から送られて来た(←私は入っていないが見学会でお世話になった)会報に、そう言えば故○○さんの、、、と、その園舎のことと思われる設計者の名前が記されていた。あっ、この方なんだ!この会に入られていたんだ。ということが分かる。ということは、知っているメンバーもいるかもしれない。
今度、いろいろと聞いてみようと思う。
会を紹介してくれたのも友人。会員でないのに資料を送ってくれたのも、人の親切心。ネットでも情報は得られるけど、やっぱり人の縁は大切にしたいなと思うのでした。
そして、情報は、人づてでもネットでも最後は自分で確認したい、そんな想いで過す。