せっけい日和

MKデザインスタジオ一級建築士事務所柿本美樹枝のブログです。設計者として、生活者として、多用な視点で綴っています。

追求と探求

2014年01月17日 | ものづくり

私が、人生を充実させるために捨てたもの。

2つ。

テレビ視聴と夜の飲み会参加。

つまり、楽しみ(娯楽)を減らした。

とにかく、時間が惜しい。

人生の役割(家事に子育てに仕事に,etc)は尽きないのだから
個人的楽しみ(趣味)は運動や身体能力アップや生産(縫い物)や投資(読書など)に使いたい。

ブログに書くことは頭を整理することなので、情報をインプットするよりアウトプットに時間を裂きたいからだ。

何せ、情報反乱の時代。むしろブログでバランスを取っているのかも。

先日、手仕事(縫い物)をしていた晩に、たまたま、レオナルド・ダ・ビンチ特集をTVでやっていた。

今年の目標、大胆にも『レオナルド・ダ・ビンチになる!』(←本人にはなれないので、正確に言えばその思考発想で行く)に、ぴったり。

視聴した。

そこでの気づきを、記したい。

モナリザが肖像画としてのセオリーを変える実験の絵だったこと。
何度も描き重ねて、ダビンチは手元に置いていたこと。完成品として渡さなかった様子。
不遇の時に、描いていたこと。

以前フィレンチェを訪れたとき、偶然見た「レオナルド・ダ・ビンチ展」を思い出す。

あのとき、その緻密さ、先を見通す力、実験を繰り返す執拗さ、、、、

芸術家の追求と探求心に触れ、、、身震いした程だ。

どれだけの苦労と産みの苦しみが合ったか分からない。

自分がゼロから何かを産み出すとき、その葛藤は大きい。

けれど、その産みの苦しみを苦労と思わない人が、芸術家でもあると言えるのだろう。

私も、産みの苦しみを楽しみに変える豊かな人生を送りたい。

そう思える。

もうひとつ。

「モナリザ」の不思議な魅力は、男性と女性の美を両方表現したのではないか?

という説明だった。

人間の魅力は、そこに有るとダビンチは思っていたらしいと研究者。

女性も働くようになって、男性性と女性性のバランスが、生きて行くうえでは重要と、最近は特に言われる。

そうか。。。ダビンチもバランスを追求していたんだなぁ。やっぱり先を見ているお方。

バランスの追求。

私もこれを目指したい。

偶然とは言え、タイムリーな番組でラッキーだった。

子どもがぐずらず、1人で寝れるようになって来たことにも感謝