この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

CSI:科学捜査班。

2009-01-29 23:50:04 | 旧作映画
 shit_headさんに薦められて、今さらながら『CSI:科学捜査班』を見ました。ゲオにてレンタル。

 ぶっちゃけいって、まーったく期待していませんでした。
 期待していなかった理由その一、製作のジェリー・ブラッカイマーにいい印象を持っていなかった、というのがあります。
 自分にとってブラッカイマーは、例えば『アルマゲドン』や『パール・ハーバー』、『パイレーツ・オブ・カリビアン』などに代表される、ド派手なだけでろくにストーリーのない、オールスターキャストのトンデモ映画の製作者でしかないんですよね。
 期待していなかった理由、その二、薦めてくれたのがshit_headさんだったから、というのもあります。笑。
 shit_headさんって、何かお薦めのDVDはありますか?と聞いたら、『マウス・ハント』を薦めるような人ですからね。信用置けないことこの上ないのです。
 などといいつつ、『マウス・ハント』は未見なのですが、どなたか傑作だと思う方はいますか?

 とはいえ、機会があったら見てみますね、といった以上は機会があれば見なければいけません。例えそれが口約束であっても、相手が約束したことを半ば忘れていようとも、一度交わした約束は可能な限り守る、それが自分のポリシーなのです。
 そんなわけで最初小説を読みながらだらだら~とテキトーにテレビを眺めていたのですが、、、いつの間にか姿勢を正して見ていました。
 
 前述の通りブラッカイマー製作の映画にはド派手なだけで中身がスカスカというイメージを持っていたので、当然このドラマも似たようなものだろう、そう思っていました。
 ド派手どころか、キャスティングは地味もいいところで、スカスカどころかストーリーは極めて緻密、かつ深く、さらに意外性のあるものでした。

 例えば第一話、地味なキャスティングの中で唯一華のあったのが配属されたばかりのルーキーの女性なんですよね。
 自分はてっきり、そうか、このドラマって彼女が一人前の捜査官になるまでを描いたお話なんだな、って思いました。
 一話目のラストで彼女、撃たれちゃいました。びっくり。
 まぁでも、二話目では奇跡的に一命を取り留め、以後、トラウマを抱えつつも彼女は一人前の捜査官を目指すのだろうな、と思いました。
 二話目のラストで彼女、死んじゃいました。びっくり×2。
 ドラマを見ていて、展開の意外性で驚かされたことって、あんまり記憶にないです。恐るべし、『CSI』。

 いやぁ、全然期待していなかったんですけど、ほんと面白かったです。
 まだ二巻までしか見てないけど、三巻以降も借りるつもりです。
 ブラッカイマーとshit_headさんには信用しなくて申し訳ない!って謝らなければいけませんね。
 でも『マウス・ハント』は見るつもりはないですけどね。笑。 
コメント (9)
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