マイケル・J・バセット監督、アデレイド・クレメンス主演、『サイレントヒル:リべレーション3D』、7/12、ワーナー・マイカル・シネマズ筑紫野にて鑑賞。2013年32本目。
『サイレントヒル:リべレーション3D』を2Dのレイトショーで観てきました。
2Dで観たのは別段3Dで観るのが絶対に嫌だったというわけでなく、単に自分が観た回の上映が2Dだったからなんですが、2Dで鑑賞する人も多いであろうし(『サイレントヒル:リべレーション3D』の3D版は『モンスターズ・ユニバーシティ』の3D版の隙間を縫って上映されている)、配給会社の人もタイトルに「3D」とか「飛び出す」といった単語を入れるのは止めといた方がいいんじゃないでしょうか。
「『サイレントヒル:リべレーション3D』の2D版、一枚」とかチケット売り場のおねーさんに言ってもワケわかんないですもんね。
レイトショーで映画を観たのも久しぶりでした。
自分にとってレイトショーというのは前売り券を入手できなかった映画を観るための最終手段みたいなものであり(通常の鑑賞料金が¥1800であるのに対し、レイトショーだと¥1200)、最近は前売り券を入手した映画を観るだけでもいっぱいいっぱいだったんですよね。
この日レイトショーで鑑賞したのは別段前売り券を入手できなかったというわけでなく、この後予定があったからなのですが。
前作『サイレントヒル』は試写会で観ました。
試写会といっても通常の試写会ではなく、遊園地に設営された屋外シアターで行われました。
何もそんなチャレンジブルな試写会にしなくても、と思ったのですが、案の定ただでさえ灰にけぶるという設定で作品全体的に薄暗いのに大型スクリーンにめちゃめちゃ写りは悪く、しかも二度三度映写が途中切れたりして、ぶっちゃけストーリーの細部まではよくわかりませんでした。
ただ、作品の舞台であるサイレントヒルの再現度は高いのではないか、と思いました。
ゲーム原作の映画だと原作の世界観を表現できてないということもしばしばありますからね。
その続編である『サイレントヒル:リべレーション3D』なんですが、何しろ七年も間があるので、最初自分は前作とは同じゲームを原作とするという共通点があるだけで完全な仕切り直しなのかと思っていたらそうではなく、ストーリー的にも前作からの続きでした。
なので、これから本作を観に行くという人は前作を復習していった方がいいかもしれません。
いろいろダメ出ししたくなる作品ではあるんですよ。
例えばオープニング、廃墟となった遊園地のメリーゴーランドでマスクをかぶった不気味な男たちに囲まれたヘザーは叫び声を上げます。
するとそれを聞きつけた父親のハリーが「大丈夫か、ヘザー」と彼女を起こすんです。
大丈夫、パパ、そう言いかけたヘザーはハリーが何者かから深々と背中を刺されるのを見てさらに絶叫するのです。
そして彼女は目を覚まします。
何とオープニング早々夢オチ(の二段構え)。
これは正直感心しません。
う~~~ん、こりゃダメかな、と思いました。
ストーリーもよくわからなかったですね。
前作で母親であるローズの犠牲によって現実世界へと帰還したヘザーをサイレントヒルの住人たちが付け狙います。
彼らはサイレントヒルの実質的な支配者である悪魔の化身アレッサから解放されるためにアレッサの分身であるヘザーをサイレントヒルにおびき寄せるのですが、そのやり方がまどろっこしいというか何というか、もっとスマートなやり方はなかったのかよ!と言いたくなること必至です。
まぁでも今挙げたことはホラー映画だから仕方ないかなとも思えることなんですが、一番ダメだなと思ったのが前作ではそれなりに美少女だった(はずの)ヘザーが本作ではまるで旧『スパイダーマン』シリーズのキルスティン・ダンスト並みに不細工なんですよ。
これは、イケません。
個人的にホラー映画においてヒロインが美(少)女であることの重要性は他のジャンルの映画のそれをはるかに凌ぐと自分は考えているので。笑。
この作品の前に観たホラー映画である『ポゼッション』はともかくヒロインが可愛かったから満足した、ってところがあります。
いろいろダメなところから挙げていきましたが、いいと思うところもあって、まず何といっても三角頭やミイラナースなどの(正確な名は知らない)クリーチャーデザインが秀逸でした。
他のレピュアーも挙げていると思いますが、マネキンスパイダーもほぉと感心しました。
それに何より季節的にちょうど夏だし、お化け屋敷代わりに観に行くのに本作はピッタリの作品ではないでしょうか。
皆でワイワイ騒ぎながら、時に「ギャーッ」と叫ぶというのもホラー映画の醍醐味だと思います。
まぁ自分は一人で観に行きましたけどね。笑。
お気に入り度は★★★☆、お薦め度は★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
『サイレントヒル:リべレーション3D』を2Dのレイトショーで観てきました。
2Dで観たのは別段3Dで観るのが絶対に嫌だったというわけでなく、単に自分が観た回の上映が2Dだったからなんですが、2Dで鑑賞する人も多いであろうし(『サイレントヒル:リべレーション3D』の3D版は『モンスターズ・ユニバーシティ』の3D版の隙間を縫って上映されている)、配給会社の人もタイトルに「3D」とか「飛び出す」といった単語を入れるのは止めといた方がいいんじゃないでしょうか。
「『サイレントヒル:リべレーション3D』の2D版、一枚」とかチケット売り場のおねーさんに言ってもワケわかんないですもんね。
レイトショーで映画を観たのも久しぶりでした。
自分にとってレイトショーというのは前売り券を入手できなかった映画を観るための最終手段みたいなものであり(通常の鑑賞料金が¥1800であるのに対し、レイトショーだと¥1200)、最近は前売り券を入手した映画を観るだけでもいっぱいいっぱいだったんですよね。
この日レイトショーで鑑賞したのは別段前売り券を入手できなかったというわけでなく、この後予定があったからなのですが。
前作『サイレントヒル』は試写会で観ました。
試写会といっても通常の試写会ではなく、遊園地に設営された屋外シアターで行われました。
何もそんなチャレンジブルな試写会にしなくても、と思ったのですが、案の定ただでさえ灰にけぶるという設定で作品全体的に薄暗いのに大型スクリーンにめちゃめちゃ写りは悪く、しかも二度三度映写が途中切れたりして、ぶっちゃけストーリーの細部まではよくわかりませんでした。
ただ、作品の舞台であるサイレントヒルの再現度は高いのではないか、と思いました。
ゲーム原作の映画だと原作の世界観を表現できてないということもしばしばありますからね。
その続編である『サイレントヒル:リべレーション3D』なんですが、何しろ七年も間があるので、最初自分は前作とは同じゲームを原作とするという共通点があるだけで完全な仕切り直しなのかと思っていたらそうではなく、ストーリー的にも前作からの続きでした。
なので、これから本作を観に行くという人は前作を復習していった方がいいかもしれません。
いろいろダメ出ししたくなる作品ではあるんですよ。
例えばオープニング、廃墟となった遊園地のメリーゴーランドでマスクをかぶった不気味な男たちに囲まれたヘザーは叫び声を上げます。
するとそれを聞きつけた父親のハリーが「大丈夫か、ヘザー」と彼女を起こすんです。
大丈夫、パパ、そう言いかけたヘザーはハリーが何者かから深々と背中を刺されるのを見てさらに絶叫するのです。
そして彼女は目を覚まします。
何とオープニング早々夢オチ(の二段構え)。
これは正直感心しません。
う~~~ん、こりゃダメかな、と思いました。
ストーリーもよくわからなかったですね。
前作で母親であるローズの犠牲によって現実世界へと帰還したヘザーをサイレントヒルの住人たちが付け狙います。
彼らはサイレントヒルの実質的な支配者である悪魔の化身アレッサから解放されるためにアレッサの分身であるヘザーをサイレントヒルにおびき寄せるのですが、そのやり方がまどろっこしいというか何というか、もっとスマートなやり方はなかったのかよ!と言いたくなること必至です。
まぁでも今挙げたことはホラー映画だから仕方ないかなとも思えることなんですが、一番ダメだなと思ったのが前作ではそれなりに美少女だった(はずの)ヘザーが本作ではまるで旧『スパイダーマン』シリーズのキルスティン・ダンスト並みに不細工なんですよ。
これは、イケません。
個人的にホラー映画においてヒロインが美(少)女であることの重要性は他のジャンルの映画のそれをはるかに凌ぐと自分は考えているので。笑。
この作品の前に観たホラー映画である『ポゼッション』はともかくヒロインが可愛かったから満足した、ってところがあります。
いろいろダメなところから挙げていきましたが、いいと思うところもあって、まず何といっても三角頭やミイラナースなどの(正確な名は知らない)クリーチャーデザインが秀逸でした。
他のレピュアーも挙げていると思いますが、マネキンスパイダーもほぉと感心しました。
それに何より季節的にちょうど夏だし、お化け屋敷代わりに観に行くのに本作はピッタリの作品ではないでしょうか。
皆でワイワイ騒ぎながら、時に「ギャーッ」と叫ぶというのもホラー映画の醍醐味だと思います。
まぁ自分は一人で観に行きましたけどね。笑。
お気に入り度は★★★☆、お薦め度は★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。