この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

夢のような映画館。

2014-01-21 22:41:56 | 雑事
 先日の『映画を観ない理由』という記事は思っていた以上にレスが伸びました。「映画の鑑賞料金の¥1800は高くない!」という記事の主旨に賛同した人もいれば、逆にブログ仲間のachiさんのように「映画は基本1000円でしか観ない」というコメントを付けた人もいました。
 そのコメントに対し、自分は「¥1000でしか観ないって昔の名画座じゃないんですから」というようなレスを返しました。
 今どきマクドナルドでもセットを注文すると軽く¥700以上かかる時代に¥1000ぽっちで劇場で映画を観ようというのは虫が良すぎるだろう、と思ったのです。
 が、すいません、自分が間違ってました。
 achiさんのいうところの「コンビニに行くような感覚で」鑑賞できる映画館が存在したのです。
 その映画館とは他でもない、『飯塚シネマセントラル』

 この『飯塚シネマセントラル』、何と月額たった¥1200で映画が観放題なのです。二回観れば¥600、三回観れば¥400、十二回観れば¥100ですよ。レンタルも驚きの低料金じゃあないですか。
 まさに夢のような映画館といっていいのではないでしょうか。

 などと煽っちゃったりしてますが、世の中そんなに美味しい話があるはずはないのです。

 オチを書くと、月額¥1200で映画が観放題というのは本当なのですが、その¥1200を十二ヶ月分前払いしないといけないのです。¥1200x12で¥14400ですよ。 一度に¥14400払うのは正直きつい、、、と思います。

 それでも上映される映画のラインナップが充実していれば問題ないのですが、これがまた微妙で…。
 今上映されている三本を紹介すると(つまり一日三作品しか上映されてないってことですが)、嵐の松潤主演の『陽だまりの彼女』は(客寄せ的に)わかるとして、残り二本がコリン・ファレル主演の『デッドマン・ダウン』とハエが主人公のインド映画『マッキー』というのはどの客層を狙っているのかまったくわからない、としか言いようがありません。
 ハエが主人公の映画を観に行くほど飯塚の映画ファンはマニアックじゃないだろ…。

 さらに問題なのは次回上映作品が一作しか紹介されてないこと。
 どこの映画館だってだいたい一ヶ月、二ヶ月先ぐらいの上映作品は決まっているものですけどね。
 公式サイトを見る限り、いつ閉館になってもおかしくない、瀕死の映画館にしか見えない…。
 とても前払いで¥14400払う気にはなれません。

 今述べたことはあくまで公式サイトを見ての感想です。実際その映画館で映画を観たら感想も変わるかもしれません。世の中こんなに素敵な映画館があったのか!みたいに。
 なのでいつか時間を作って飯塚シネマセントラルで映画を観てみたいなと思っているのですが、、、やっぱりラインナップ次第かな。
 『マッキー』や『デッドマン・ダウン』じゃイマイチ食指が動かない、、、まして『陽だまりの彼女』ではなおさら。

 そんなわけでやっぱり「コンビニ感覚で行ける」映画館は現実にはないのだなぁと思いました。
コメント (4)
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