デヴィッド・フランケル監督、ジェームズ・コーデン主演、『ワンチャンス』、3/18、Tジョイ久留米での試写会にて鑑賞。2014年13本目。
先日の『ロボコップ』のレビュー記事で、次回鑑賞は未定です、というようなことを書きましたが、よくよく考えてみたら『ワンチャンス』の試写会が当選していたのでした。
いやぁ、最近物忘れがすっかりひどくなって、、、え?物忘れがひどいのは昔からだろう、ですって?まぁそういう説も無きにしも非ずです。笑。
さて、今さらですが、試写会っていいですよね。
タダで映画が一本観れるというのももちろん魅力ですが、まったく観る気がなかった映画を観るチャンスが与えられるというのもまたいいじゃないですか。
本当に自分は『ワンチャンス』を劇場で通常の鑑賞料金を払って鑑賞する気は皆無でした。
まず何といってもオペラ自体興味がないですしね。
次に実話を元にした感動作の類いもそんなに積極的に見ることはありません(と言いつつ『ラッシュ プライドと友情』は面白かったですけどね)。
さらに恋愛要素が高そうな映画はまず見ないんですよ。
だからおそらく、いや間違いなく自分が『ワンチャンス』を見ることは、映画館ではもちろん、DVDになってもなかったんじゃないだろうかと思います。
そんな『ワンチャンス』を見る気がまったくなかった自分なのですが、実際に鑑賞した上での感想はというと、、、すごくよかったです。本当に試写会に当たってよかったです。
映画『ワンチャンス』は実在のオペラ歌手ポール・ポッツを主人公にした映画です。
ポールがイギリスのオーディション番組でどのような奇跡を起こしたか、そして彼の歌声がどのようなものであるのかを知りたければ、【ポール・ポッツ】で検索すればすぐに目的の情報を得られると思います。その方が手っ取り早いのは間違いないありません。
でもそれだけで済ませるのはすごく勿体ないと思いますよ。
なぜかというと『ワンチャンス』は映画的な面白さに充ちた映画ですから。
ただの負け犬男の人生逆転劇じゃないんですよね。
不仲だった父親との和解や、因縁のいじめっ子との決着のつけ方、その他笑いや涙や感動のポイントが上手く配分されていて、監督のデヴィッド・フランケルの手腕は見事だな~と感心しました。
また本作は恋愛要素が高めではあるのですが、主人公のポールとその妻ジュールズが間違っても美男美女とは言えないので、観ていて応援したくなるんですよね。これがブラット・ピットとアンジェリーナ・ジョリーのような美男美女が演じていたら、ケッと唾を吐きたくなるところですが。笑。
さて本作は本編自体はすごく満足したのですが、一つ文句を言いたいことがあって、それはエンドロール。
オペラをテーマにした映画なのですから、当然エンドロールで流れる音楽もオペラだと思うじゃないですか。それがなぜかポップな女性歌手の歌声が流れるんですよね。
何だか、和食のコースの締めのデザートで、コンビニで買ったアイスを食べさせられた気分になりましたよ。
フツーにポールの歌を聴かせればいいと思うんですけどねぇ。何か深遠な意図でもあったんでしょうか?
最後の最後でガクッと肩透かしにあったようでそこが残念でした。
とはいえ本編自体はとてもよく出来たエンターティメント作品なので、三連休の後半、何か映画を観に行こうかなと思っている人がいたら、自信を持って本作をお薦めします。
お気に入り度は★★★★、お薦め度は★★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
先日の『ロボコップ』のレビュー記事で、次回鑑賞は未定です、というようなことを書きましたが、よくよく考えてみたら『ワンチャンス』の試写会が当選していたのでした。
いやぁ、最近物忘れがすっかりひどくなって、、、え?物忘れがひどいのは昔からだろう、ですって?まぁそういう説も無きにしも非ずです。笑。
さて、今さらですが、試写会っていいですよね。
タダで映画が一本観れるというのももちろん魅力ですが、まったく観る気がなかった映画を観るチャンスが与えられるというのもまたいいじゃないですか。
本当に自分は『ワンチャンス』を劇場で通常の鑑賞料金を払って鑑賞する気は皆無でした。
まず何といってもオペラ自体興味がないですしね。
次に実話を元にした感動作の類いもそんなに積極的に見ることはありません(と言いつつ『ラッシュ プライドと友情』は面白かったですけどね)。
さらに恋愛要素が高そうな映画はまず見ないんですよ。
だからおそらく、いや間違いなく自分が『ワンチャンス』を見ることは、映画館ではもちろん、DVDになってもなかったんじゃないだろうかと思います。
そんな『ワンチャンス』を見る気がまったくなかった自分なのですが、実際に鑑賞した上での感想はというと、、、すごくよかったです。本当に試写会に当たってよかったです。
映画『ワンチャンス』は実在のオペラ歌手ポール・ポッツを主人公にした映画です。
ポールがイギリスのオーディション番組でどのような奇跡を起こしたか、そして彼の歌声がどのようなものであるのかを知りたければ、【ポール・ポッツ】で検索すればすぐに目的の情報を得られると思います。その方が手っ取り早いのは間違いないありません。
でもそれだけで済ませるのはすごく勿体ないと思いますよ。
なぜかというと『ワンチャンス』は映画的な面白さに充ちた映画ですから。
ただの負け犬男の人生逆転劇じゃないんですよね。
不仲だった父親との和解や、因縁のいじめっ子との決着のつけ方、その他笑いや涙や感動のポイントが上手く配分されていて、監督のデヴィッド・フランケルの手腕は見事だな~と感心しました。
また本作は恋愛要素が高めではあるのですが、主人公のポールとその妻ジュールズが間違っても美男美女とは言えないので、観ていて応援したくなるんですよね。これがブラット・ピットとアンジェリーナ・ジョリーのような美男美女が演じていたら、ケッと唾を吐きたくなるところですが。笑。
さて本作は本編自体はすごく満足したのですが、一つ文句を言いたいことがあって、それはエンドロール。
オペラをテーマにした映画なのですから、当然エンドロールで流れる音楽もオペラだと思うじゃないですか。それがなぜかポップな女性歌手の歌声が流れるんですよね。
何だか、和食のコースの締めのデザートで、コンビニで買ったアイスを食べさせられた気分になりましたよ。
フツーにポールの歌を聴かせればいいと思うんですけどねぇ。何か深遠な意図でもあったんでしょうか?
最後の最後でガクッと肩透かしにあったようでそこが残念でした。
とはいえ本編自体はとてもよく出来たエンターティメント作品なので、三連休の後半、何か映画を観に行こうかなと思っている人がいたら、自信を持って本作をお薦めします。
お気に入り度は★★★★、お薦め度は★★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。