この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

傑作ではあるが釈然としないものも残った『黒い司法 0%からの奇跡』。

2020-03-05 20:41:12 | 新作映画
 デスティン・ダニエル・クレットン監督、マイケル・B・ジョーダン主演、『黒い司法 0%からの奇跡』、3/1、Tジョイ久留米にて鑑賞。2020年13本目。

 アップしなければならない記事が溜まっていてアップアップな状態なのでいつにも増して短めのレビューです。
 
 1980年代、未だ黒人差別が根強く残るアメリカ・アラバマ州で冤罪によって死刑判決を受けた死刑囚のために闘う弁護士ブライアンの物語です。

 副題からもわかる通り、無実の死刑囚ジョニーDは最終的に無罪を勝ち取ります。
 しかしそのためのブライアンの最後の武器が相手の良心に訴えることなんですよね。
 無罪を勝ち取るにはそれしかないような気もするし、それでいいのかという気もします。
 相手側の検事が良心の呵責に耐えかねて控訴を取り下げるのですが、もし控訴を取り下げようとしなかったら?
 非常に良く出来た法廷ドラマではありますが、同時に釈然としないものも残りました。

 ちなみに副題の「0%の奇跡」ですが、「奇跡」がジョニーDが無罪を勝ち取ったことを指しのだとしても、何が「0%」なのかよくわかりません。。。

 お気に入り度★★★★、お薦め度★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
コメント
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