この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

大分旅行記、その3。

2020-09-21 19:31:40 | 旅行
 中山仙境を下山したのはちょうど12:30ごろで、お昼の予約をした時間でした。
 お店に行くまでに一時間半はかかりそうなので、これ以上はないってぐらい完全に遅刻です。
 さすがにキャンセルせざるを得ないだろうと思ってお店に電話したら、14時までに来てくれればよいとのこと、慌てて車を飛ばしてお店に向かいました。

 この日お昼を予約したのは【料亭やまさ旅館】というすっぽん料理の老舗です。
 頂いたのはランチ限定のすっぽん定食だったのですが、これがもう超のつく美味でした。

   

   

 3千円というリーズナブルな価格だったので、すっぽん料理といっても気持ちばかりなんだろうと思っていたのですが、とんでもない!
 生き血あり、エンペラの湯引きあり、唐揚げあり、一人鍋あり、さらにはデザートまでついてくるというほとんど本格的なコースと言っていい内容でした。
 そう、生き血を飲んだんですよ。
 オレンジジュースで割ったものでしたが、後味は鉄の味でした。
 こりゃ夜はギンギンになって眠れないな!などと下品なことを考えたりもしましたが、特にそんなこともなかったですね。
 それにしてもなぜすっぽんだけ生き血を飲むのでしょうね。
 他の魚や牛や馬の生き血を飲むことはないのに。不思議だな。

 昼食を済ませた後は【桂昌寺跡・地獄極楽】へ行きました。
 ここは江戸時代にノミによって掘られた洞窟内にある、地獄と極楽が再現された体験型のテーマパークなのです。

   

 まずは入り口にて閻魔大王様がお出迎え。
 果たして無事極楽浄土に行けるのか。

 洞窟内には「胎内巡り」がありました。

   

 暗闇の中を手探りで進む胎内巡りは京都の清水寺にもあり、さほど珍しいものではありませんが、この地獄極楽の胎内巡りが他所と違うのは、
 1.水たまりがある。
 2.這って進まないといけないところがある。
 3.生き物がいる。
 ということでしょうか。
 たぶん日本で一番巡りたくない胎内巡りだと思います。

 そしてこの地獄極楽で最後に待ち受けるのが5mの垂直の縦穴を一本の鎖を伝って登る、通称「針の耳」です。
 正直、午前中鎖場ばかりの中山仙境をクリアしたばかりの自分は「こんなの楽勝🎵」と思いましたよ。
 しかしそんなことはなかったですね。
 最初のうちは穴が狭くて背中を反対側に押し付けることで簡単に登れるのですが、登るに従って穴が広がっていくんですよ。
 やばい、背中がつかない!!落ちる!!と思いましたが、ギリギリのところで何とかよじ登ることが出来ました。

 地獄極楽を体験した後は【東椎屋の滝】を観に行きました。
 ここもよかったですよ。
 駐車場から結構な距離を歩かなくてはいけないので、かったるいなぁなどと思ったりもしましたが、歩くだけの価値はある滝でした。

   

 旅行に行くと滝を巡ることも多いのですが、今まで見た中で一番滝らしい滝でした。
 滝を見た後は近くにある【津房温泉】に入り、汗を流し、それから帰路に着きました。

 一泊二日(正しくは二泊三日)の短い旅でしたが、充実した旅でした。
 大分にはまた来たいと思います。
 まぁ来月も行くんだけどね。笑。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする