この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

そのエグさに感心した『恐怖新聞』。

2020-09-09 20:26:02 | テレビ
 その昔、日曜洋画劇場や金曜ロードショーでは夏になると『13日の金曜日』や『エルム街の悪夢』といったホラー映画が放送されたものでした。
 子どもの頃の自分はテレビでホラー映画の予告CMを見ただけでその日は一日テレビを見れませんでしたね。
 あの頃の純朴な自分はどこに行ってしまったんでしょうか、母さん。

 ついでに言っておくと、今は亡き志村けんの『バカ殿様』ではその昔、おっぱいポロリするエロいコントがありました。
 つまりゴールデンタイムにおっぱいを拝めたってことですね。
 いやぁ、いい時代だったな、あの頃は…。

 まぁホラー映画もエッチな映画もその気になれば買うなり、レンタルするなりすればいいわけですが、テレビで一切見れなくなったことには一抹の寂しさを覚えます。

 テレビでホラー映画を見れないのですから、テレビドラマでもホラー的な作品は放映されなくなったのだとばかり思っていました。
 先週から始まった『恐怖新聞』を見るまでは。

 『恐怖新聞』、すっっっごくエグいです。
 あまりのエグさに「よく放送できるな!」と感心するぐらいです。
 第一話だけ見ても、
1.ヒロインが女子高生の飛び降り自殺をするところに出くわす。
2.飛び降りる最中の女子高生と目が合うヒロイン。
3.ニヤリと笑う女子高生。
4.女子高生が地面にたたきつけられ、ヒロインの顔にどちゃっと血しぶきがかかる。
5.女子高生の腕や足が糸が切れたマリオネットのようにあり得ない角度で折れ曲がる。
 ね、エグいでしょう?

 ビジュアルがエグいだけでなく、メンタル的にもきついものがあります。
 第一話でヒロインの父親が木の杭に串刺しになって亡くなるのですが、ヒロインへの今際の際の言葉が「お前なんか生まれてこなければよかった」ですからね。
 子どもの頃に見たらトラウマになりそう。

 『恐怖新聞』、ホラードラマとしては満点を与えてよいと思います。
 ただ、それ以外の部分がかなり弱いです。
 例えばヒロインは第一話でアルバイト先の先輩と恋仲になるのですが、二人がいつ恋に落ちたのか、見ていてもさっぱりわかりませんでした。
 唐突にキスシーンが始まるものだから「え?」と思いましたもん。

 まぁテレビでこれだけエグいものを見せてくれただけで感謝しなくちゃいけないのかもしれませんね。
 最終話まで見るつもりです。
コメント
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