この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

こんな平和的な解決はしないと思った『シネマこんぷれっくす!』。

2020-09-24 23:30:31 | 漫画・アニメ
 皆さんは洋画を字幕と吹替、どちらで見ますか?
 自分は自宅では洋画は字幕をオンにした上で吹替で見ます。
 そちらの方が入ってくる情報が多いですからね。

 では劇場ではどうかというと、字幕と吹替、あまり気にすることはなく、上映開始時刻が都合のいい方を観ます。
 同時刻に同じ映画の字幕版と吹替版が上映されるってことはまずないですからね。

 ではまったく気にすることがないのかというとそういうわけでもなく、自分は悪評高い『アベンジャーズ』の米倉涼子の吹替すら軽く聞き流せる男ですが、リドリー・スコット監督の『プロメテウス』での剛力彩芽の吹替は心の底から「ひどすぎる!」と思いました。
 こういう放送事故(上映事故?)が起きると、洋画は字幕で見る方が賢明なのかも?と思ったりもしますね。
 
 自分自身がこんな感じですから、他人様が字幕派だろうと吹替派だろうとそんなことはどうでもいいことだ、引いてはどういうこだわりを持って映画を見ようがそれはその人の自由だ、と思っていました、以前は。

 少し前まで、とある映画サークルに所属していました。
 そこはネタバレ厳禁の映画サークルでした。
 どれぐらい厳禁なのかというと、自分が『ゴーストランドの惨劇』というホラー映画を観て、「とてもよかったけど、暴力描写がハンパないのでそういったものが苦手な方は注意してください」とLINEのグループチャットに書き込んだら、その書き込みが「ネタバレ」だと言われるぐらいでした。
 
 その書き込みを「ネタバレ」とは思わない自分は「ネタバレ」だと言った人とぶつかり、血で血を洗う争いをしたわけではないですが、最終的に自分はそのサークルを追放されました。
 追放と言うと語弊があるかもしれませんが、サークルを退会せざるを得ない条件を突き付けられたんです。
 このときはっきりと悟りましたね。 
 同じ趣味を持っているからといって親しくなれるわけではないし、ある種のこだわりを持っている人に対しては「それはその人の自由だ」などと安穏なことを言ってられない場合もある、ということを。

 なぜ今になって思い出したくもないことをつらつらと書いているかというと、『シネマこんぷれっくす!』という、こじらせ映研部員たちのドタバタ映画議論コメディ漫画を読んだからです。
 それぞれこだわりを持つ映研部員たちは何かにつけてぶつかり合うのですが、最終的にはお互い(の主張)を認め合うんですよ。
 いやいや、実際にはそんなふうに平和的な解決に落ち着くわけではないから、とツッコミを入れずにはいられませんでした。

 最後に言わせてください。
 ネタバレを気にしすぎる奴は○○だ!!
 以上です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする