イ・ヨンジュ監督、コン・ユ主演。『SEOBOK/ソボク』、7/17、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞。2021年32本目。
元々17日は『SEOBOK/ソボク』と『竜とそばかすの姫』の二本を観る予定でした。
しかし、何だかやたら用事があったんですよね。
まず、先日の記事でも書いたのですが、イオンシネマのACチケットの購入についてイオンカードの受付けで尋ねなければいけませんでした。
さらにパソコン自体の調子がよくなかったので某ベスト電器にも行かねばならず、さらにさらに旅行前ということでガソリンも給油しに行かなければならず、もう一つおまけに治療していた歯もかけてしまいました。
仏滅と三隣亡と13日の金曜日が同時にやってきたような慌ただしさだったのですが、優先順位をつけ、とりあえず痛みのない歯の治療は連休明けに行くことにしました。
そして映画も二本観るのは無理だなと思って、一本に絞ることにしました。
さてどちらを観るか。
まぁどちらでもよかったのですが、『竜とそばかすの姫』が確実に一ヶ月後も上映されているだろうなと思われるのに対し(イオン筑紫野では驚異の一日15上映)、『SEOBOK/ソボク』が二週間後ぐらいには打ち切られそうな感じがしたので(こちらは一日3上映)、『SEOBOK/ソボク』の方を先に観に行くことにした次第です。
そんなわけで消極的な理由で観に行った『SEOBOK/ソボク』でしたが、観に行ってよかったです。
超能力を持つ実験体が研究所から逃亡するが逃げきれず、クライマックスで怒りを爆発させて地獄絵図を描く、というお話は昔からよくありますよね(ありますよね、と言っておいてパッと例が思いつかないのですが)。
本作の新機軸は「生きるとは何か?」「生命とは何か?」といった哲学的なテーマを盛り込んだことでしょうか。
なので非常に重たい作品となっています。
単純に観て楽しい映画というわけではないです。
今述べたことは別に欠点というわけではないのですが、明らかにそれはどうだろうと思うところもあって、例えば登場人物の立ち位置ですね。
主人公のギホンは元凄腕のエージェントで余命いくばくもないのですが、かつての上司からクローン人間であるソボクの護衛を命じられます。
で、その上司なのですが、実はソボクを抹殺しようとする立場にあるんですよ。
ソボクを抹殺しようとする立場にある人間がなぜ主人公にソボクの護衛を命じるのか、それがまずわかりません。
その理由が説明されるシーンってありましたっけ?
というか、そもそもその細胞によって不死がもたらされるかもしれない存在を抹殺しようとする人たちの狙いって何なんですかね?
それがもうまったくわからない…。
そんな感じで、サスペンスとしては腑に落ちない部分も多いので、結果的に作品全体の完成度も高いとは言えないのですが、上述のクライマックスの地獄絵図のシーンなどは迫力があるので観に行って損はないかと思います。
お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
元々17日は『SEOBOK/ソボク』と『竜とそばかすの姫』の二本を観る予定でした。
しかし、何だかやたら用事があったんですよね。
まず、先日の記事でも書いたのですが、イオンシネマのACチケットの購入についてイオンカードの受付けで尋ねなければいけませんでした。
さらにパソコン自体の調子がよくなかったので某ベスト電器にも行かねばならず、さらにさらに旅行前ということでガソリンも給油しに行かなければならず、もう一つおまけに治療していた歯もかけてしまいました。
仏滅と三隣亡と13日の金曜日が同時にやってきたような慌ただしさだったのですが、優先順位をつけ、とりあえず痛みのない歯の治療は連休明けに行くことにしました。
そして映画も二本観るのは無理だなと思って、一本に絞ることにしました。
さてどちらを観るか。
まぁどちらでもよかったのですが、『竜とそばかすの姫』が確実に一ヶ月後も上映されているだろうなと思われるのに対し(イオン筑紫野では驚異の一日15上映)、『SEOBOK/ソボク』が二週間後ぐらいには打ち切られそうな感じがしたので(こちらは一日3上映)、『SEOBOK/ソボク』の方を先に観に行くことにした次第です。
そんなわけで消極的な理由で観に行った『SEOBOK/ソボク』でしたが、観に行ってよかったです。
超能力を持つ実験体が研究所から逃亡するが逃げきれず、クライマックスで怒りを爆発させて地獄絵図を描く、というお話は昔からよくありますよね(ありますよね、と言っておいてパッと例が思いつかないのですが)。
本作の新機軸は「生きるとは何か?」「生命とは何か?」といった哲学的なテーマを盛り込んだことでしょうか。
なので非常に重たい作品となっています。
単純に観て楽しい映画というわけではないです。
今述べたことは別に欠点というわけではないのですが、明らかにそれはどうだろうと思うところもあって、例えば登場人物の立ち位置ですね。
主人公のギホンは元凄腕のエージェントで余命いくばくもないのですが、かつての上司からクローン人間であるソボクの護衛を命じられます。
で、その上司なのですが、実はソボクを抹殺しようとする立場にあるんですよ。
ソボクを抹殺しようとする立場にある人間がなぜ主人公にソボクの護衛を命じるのか、それがまずわかりません。
その理由が説明されるシーンってありましたっけ?
というか、そもそもその細胞によって不死がもたらされるかもしれない存在を抹殺しようとする人たちの狙いって何なんですかね?
それがもうまったくわからない…。
そんな感じで、サスペンスとしては腑に落ちない部分も多いので、結果的に作品全体の完成度も高いとは言えないのですが、上述のクライマックスの地獄絵図のシーンなどは迫力があるので観に行って損はないかと思います。
お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。