この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

小山田圭吾に関して思うこと。

2021-07-20 21:11:31 | 戯言
 ではまずクイズです。
 次のアーティストたちの共通点を答えなさい。
 坂本龍一、布袋寅泰、サカナクション、電気グルーヴ、木村拓哉etc。
 答えはwebで!!

 小山田圭吾が東京オリンピックの音楽担当を辞任しましたね。
 彼へのバッシングは非常に激しいものがありますが、まぁ自業自得と言ってよいのではないでしょうか。
 ただ、個人的に違和感を覚えることがあります。

 彼は障害者の同級生に対して壮絶なイジメをしていたことが今回問題視されているわけですが、それは彼がひた隠しにしていたことを週刊誌がスクープしたわけではなく、1995年に発売された音楽雑誌のインタビュー記事の中で彼自身が語っていたことです。
 1995年、今から四半世紀以上前のことなんですよね。
 しかし自分の記憶が正しければ、今回の大炎上に至るまで、彼のイジメ問題がマスコミなどで大きく取り上げられたことはありません。
 つまり、こういうことなんですかね。
 同級生に排泄物を食べさせたり、自慰を強要したり、マットでぐるぐる巻きしたりしたことのある人間は、オリンピックで音楽を担当するには相応しくないが、通常の音楽活動をするだけであれば特に問題はない。
 マスコミが問題視してこなかったことは間違いないでしょう。
 そしてそれは音楽業界においても同じことが言えると思います。
 最初に挙げた五組のアーティストたちの共通点、それは小山田圭吾が自身のイジメを語った音楽雑誌が発売された以後、楽曲提供を受けたり、プロデュースされたりして、彼と音楽を通じて何らかの関係があった、です。

 まぁミュージシャン自身は知らなかったのかもしれません。
 でも周りのスタッフや関係者が誰一人問題のインタビュー記事を読んでいなかったとはさすがに考えにくいです。
 読んだ上で、イジメは過去のことだし、共演は問題ない、そう考えたのでしょう。

 25年以上の長きに渡って放置されてきたことが、オリンピックの音楽を担当することになったからという理由で問題視されるのはすごく変な気がします。
 もし仮に彼がオリンピックの音楽を担当することがなければ、この先もやはり問題視されることはなかったってこと?
 だとしたら、彼にオリンピックの音楽を任せようと考えた人に我々は感謝しなくちゃいけないのかもしれませんね。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする