ジェロームは旅立ちの日の朝、ヴィンセントに彼が地球に戻ってきたときのために用意した一生分の検査サンプルを見せます。
けれどよくよく考えるとこの時点ですでにおかしいのです。
検査サンプルはわずかにアルコールが混じっていただけでエラーになるデリケートなものです。
そしてヴィンセントが再び地球に戻ってくるのは(戻って来れたとして)一年後のことです。
一年経年している検査サンプルが検査に合格するはずがありません。どれほど大量にあったとしても役に立つはずがないのです。
しかしここではそのことに目をつぶるとしましょう。
では代わりに質問です。
ジェロームは一生分とも言える検査サンプルをどれぐらいの期間で用意したのでしょうか?
この質問に明確に答えられる人はおそらくいないでしょう。
何しろジェロームは日々の検査に使用するサンプルを用意するのもギリギリでしたからね。
ヴィンセントに隠れて大量の検査サンプルを用意することなど出来るはずもありません。
自分はジェロームが用意した大量の検査サンプルは偽物だったのではないかと睨んでいます。
何を根拠に、そう仰る方もいるでしょう。
根拠はあります。
出発の前日、帰宅したヴィンセントはジェロームが電話で業者とやり取りをするのを目撃します。
電話を切ったジェロームはヴィンセントにこんなことを言います。
「カツラだよ、カツラ。色の違う奴を寄越しやがった。返品は利かないそうだ。あとで請求が来るかもしれないな」
カツラ?
作中ヴィンセントが(もちろんジェロームも)カツラを着用するシーンはありません。それにヴィンセントの出発が間近に迫っているというのになぜジェロームはカツラなんて注文したのでしょうか?
ジェロームは業者に確かに何かを注文したのです。
しかし届いたそれはジェロームが思っていたような色ではなかった。だからジェロームは業者に対してクレームの電話を入れたのです。
色合いが重要で、ジェロームが至急手に入れる必要があり、ヴィンセントに対してはカツラだと言って誤魔化さなければならなかった何か。
それが何なのかは言わずとも明白だと思います。
次回はなぜジェロームが大量の検査サンプルを用意したのかについて説明します。
続く。
けれどよくよく考えるとこの時点ですでにおかしいのです。
検査サンプルはわずかにアルコールが混じっていただけでエラーになるデリケートなものです。
そしてヴィンセントが再び地球に戻ってくるのは(戻って来れたとして)一年後のことです。
一年経年している検査サンプルが検査に合格するはずがありません。どれほど大量にあったとしても役に立つはずがないのです。
しかしここではそのことに目をつぶるとしましょう。
では代わりに質問です。
ジェロームは一生分とも言える検査サンプルをどれぐらいの期間で用意したのでしょうか?
この質問に明確に答えられる人はおそらくいないでしょう。
何しろジェロームは日々の検査に使用するサンプルを用意するのもギリギリでしたからね。
ヴィンセントに隠れて大量の検査サンプルを用意することなど出来るはずもありません。
自分はジェロームが用意した大量の検査サンプルは偽物だったのではないかと睨んでいます。
何を根拠に、そう仰る方もいるでしょう。
根拠はあります。
出発の前日、帰宅したヴィンセントはジェロームが電話で業者とやり取りをするのを目撃します。
電話を切ったジェロームはヴィンセントにこんなことを言います。
「カツラだよ、カツラ。色の違う奴を寄越しやがった。返品は利かないそうだ。あとで請求が来るかもしれないな」
カツラ?
作中ヴィンセントが(もちろんジェロームも)カツラを着用するシーンはありません。それにヴィンセントの出発が間近に迫っているというのになぜジェロームはカツラなんて注文したのでしょうか?
ジェロームは業者に確かに何かを注文したのです。
しかし届いたそれはジェロームが思っていたような色ではなかった。だからジェロームは業者に対してクレームの電話を入れたのです。
色合いが重要で、ジェロームが至急手に入れる必要があり、ヴィンセントに対してはカツラだと言って誤魔化さなければならなかった何か。
それが何なのかは言わずとも明白だと思います。
次回はなぜジェロームが大量の検査サンプルを用意したのかについて説明します。
続く。
原語で見るとわかりますが、ジェロームはHoneyDawnを注文したのに、SummerWheatが届いたようです。吹き替え版だと「2段階明るい色」と言っています。
映画ではカットされてるようですが、原語のスクリーンプレイを読むと、ジェロームの髪の色は金髪、ヴィンセントはダークヘアなので脱色することが書かれています。
白人の髪の色の種類って日本人にはちょっとわかりづらいですが(赤毛と栗色・金髪の違いとか。ジュードロウの髪色自体、ダークブロンドです)、入れ替わり後のヴィンセントの方が少し髪が明るくなっていませんか。私は最初、髪型のせいかな…と思ってたのですが、ジェロームの「ヘアカラー」の電話で、あー、髪の色を合わせるため染めてたのかと解釈しました。
この辺は見ればわかるので、脱色の描写は外してしまったのかなと思います。
また、この電話のシーンは出発の前日ではなく、警察がGATTACA社に来て、「不適合者」の手配書が社内イントラ?で配布された日です。アイリーンとピアノコンサートに行く日ですね。
業者との電話を切り「(ジェロームの髪の色と一致することが大事なのに)色が変更できるか!」とブツクサ言うジェロームに対し、ヴィンセントの方は「手配書が配られている。入れ替わりがバレる」と自暴自棄になりサンプルを捨て始めますが、ジェロームが諭し落ち着かせ、その後、ヴィンセントはアイリーンとデートに出かけるわけです。
ジェロームがこの「入れ替わり」をヴィンセント以上に熱心に行っていたこと、ヴィンセントを支えるジェロームの友情を示すエピソードだと思います。
生体サンプルについては、薬物検査と、DNAが検出できれば良いので、冷凍で大丈夫なのだと思います。
作業する時間としては、ヴィンセントの出勤中にやればいいし。
「業者に偽物のサンプルを注文した」はあまりに穿ち過ぎでは。
辺境のブログにようこそ。
自分の考察は誰からも相手にされないかと思っていたので、ワトソンさんにコメントして頂き、とても嬉しく思います。
さて、ワトスンさんは『ガタカ』のスクリーンプレイ、つまり脚本を言語で読まれたことがあるんですね。
すごいですね!
自分は「ガタカ」は好きな映画ですが、それでも脚本を取り寄せて読んでみようと思ったことはありません。
取り寄せたとしても自分の英語力では読めるとは思えませんが。笑。
ジェロームが取り寄せたのはかつらではなく、ヘアカラーなのですね。
日本語吹き替えで確かにジェロームは「かつらだ」と言っていた記憶があるのですが、、、自分の記憶違いなのかな?
それについては後日確認したいと思います。
さて、ワトスンさんはジェロームが「業者に偽物のサンプルを注文した」という考えは穿ちすぎだと仰るのですね。
確かにそれを決定づける証拠もなければそういうシーンもありません。
しかし決定づける証拠がなく、そういうシーンがないというのは、生体サンプルを冷凍保存したという考えも同じです。
冷凍保存した生体サンプルは検査に合格するかもしれないし、しないかもしれません。
もし生体サンプルを冷凍しなければならない状況が考えられるのであれば、なぜジェロームはそのためのテストをしなかったのです?
一生分の生体サンプルを冷凍保存するのであれば、それなりiに大きな冷凍装置が必要なはずですが、そのための装置はどこにあったのでしょう?
また解凍はどのようにすればよいのですか?
何か装置を使って?それとも自然解凍ですか?
その解凍は当然ヴィンセント自身がやることになると思いますが、そのためのマニュアルか何かをジェロームは用意したのでしょうか?
生体サンプル冷凍保存説を唱えるのはワトソンさんが初めてではありませんが、自分にはその説はとても乱暴なもののように思えてなりません。
何だか言葉が必要以上に鋭くなっちゃいました。すいません。
ワトソンさんの考えに反論することは自分にはとても楽しかったです。
よければまたコメントをしてください。
つか、英語も出来ず(字幕w吹き替えw)
原作も読まずに、作品を語るなカス。
いやいや、素晴らしく明確で
真実のみを語るワトソンさんと
妄想で張り合うブロガー
まさに遺伝子の差。
というわけけでUnknownさん、あなたは今日から当ブログでは「すっとこピュー太郎」と名乗ってください。
我ながらナイスなネーミング!
いえいえ、お礼など無用ですから気になされないでください。
>原作も読まずに、作品を語るなカス。
えぇ!?『ガタカ』って原作があるのですか???
いやいやいや初めて知りました。
『ガタカ』って監督のアンドリュー・ニコルが原案と脚本を兼ねているので原作などないと思っていました。
差し支えなければ原作者名と日本で出版されているのであれば出版社名を教えてはもらえませんか。
その原作がピュー太郎さんの妄想の産物でなければの話ですが。
ところで、個人的な意見を述べれば、原作付き作品を語るのに必ずしも原作を読まなければいけないなどということはないと思いますよ。
『ショーシャンクの空に』は原作の『塀の中のリタ・ヘイワーズ』を読まなければ理解出来ない作品ではないですし、さらにいえばアメコミ原作作品なんてどうするんですか?『アベンジャーズ』の原作を読んでいるのはごく一部の熱心なアメコミファンだけでしょう。
>つか、英語も出来ず(字幕w吹き替えw)
へぇ、、、英語が出来ない人間は英語圏の映画について語ってはダメなのですか?
ということはフランス語が堪能じゃない人間はフランス映画について語ってはいけないことになるし、中国語が出来ない人間は中国映画について語れないってことになりますが、そうなのですか?
映画ってそんな堅苦しいものじゃないと思いますよ。
ピュー太郎さんも肩の力を抜いて映画を見たら如何でしょうか。
それが最低限のルールであり、マナーです。
間違って二重投稿をしてしまった時は素直に謝罪し、削除を申し出ましょう。
それぐらいは今どき小学生でも出来ることです。
そして出来るだけ読みやすい文章を書くように心掛けましょう。
改行が一切ない文章は読みにくくって仕方がありません。
それではどんなに正しいことを言っていたとしても意味がないですよ。
さて、結局のところあなたの言っていることは感想と解釈についてなのだと自分は受け取りました。
それについては詳しくは
https://blog.goo.ne.jp/sepurainnole/s/%E6%84%9F%E6%83%B3%E3%81%A8%E8%A7%A3%E9%87%88
に書いているので、そちらをお読みください。