「あなたがこの小説を読まなければ地球が滅ぶの!」
と金髪碧眼の美少女に頼まれたわけではないのですが、とある事情によりジョン・グリシャム著『パートナー』を読みました。
初グリシャム!!略して初グリシャ!!(シャも略せよ)
翻訳もののミステリーをまったく読まないというわけではないのですが、なぜかこれまでグリシャムの作品は未読でした(グリシャム原作の映画は何本か見ていますが)。
で、記念すべき初グリシャムの感想はというと、、、正直微妙、、、というかあんまり面白くなかったです。いくつか受け入れられない部分がありました。
どこらへんが受け入れられなかったかも含めて、ざっと(時系列に沿って)話の流れを書くと…。
1.主人公パトリックは働いていた法律事務所から大金を横領します。その額何と九千万ドル!!ちなみにその金はいわゆるダーティマネーなのでパトリックは横領犯ではあっても悪人ではないのです。やったね、パトリック♪
2.頭の良いパトリックは横領計画を実行する前に自らの死を完璧に偽装していました。手抜かりはないぜ、パトリック!
3.逃亡先のブラジルで絶世の美女エヴァと恋仲になるパトリック。ヒュー、ヒュー、よっ、色男!憎いよ、パトリック!
と言いたいところですが(言わないけど)、二人がどのようにして恋仲になったのか、具体的なエピソードがまったくないので、正直そんな上手い話があるのかよ!と思ってしまいました。
4.横領した九千万ドルを元手にして新たに百万ドルを資産運用で稼ぎ出すパトリック。スゲーなぁ、パトリック、天才じゃね、コイツ?
と一瞬思いかけましたが、いやいやいや、九千万ドルを元手に百万ドルを稼ぐって考えてみればどんな高利な運用だよ!!ありえねーよ!!
っていうか、手元に九千万ドルあって、どうしてさらに百万ドル稼ごうって思うんだよ!
二重の意味で宇宙人、じゃなかった、エイリアン、いや、ありえんっつーの。
重箱の隅をつつく感じで書いたので、本文ではもっとさらっとつるっとお肌に優しい天然素材の如くごく自然に書かれていますが、あり得ないということに関しては同じです。
でも一番受け入れがたいのは、最後の最後にパトリックが最愛の恋人であるエヴァに裏切られちゃうのですよ。
百万ドルの大金を手にし、すべての罪を免れ、さらに美女とラブラブハッピーになっちゃったらあまりにもハッピーエンド過ぎるので、それを避けて作者のグリシャムが敢えて苦い結末にしたのだと推測されますが、そうは言ってもエヴァが裏切る伏線が皆無なので、読み終わった後「何じゃこりゃ~」と松田優作ばりのツッコミを入れたくなること必至です(まぁ世の中伏線がなくても気にならない人も多いようですが)。
そんなわけで自分の初グリシャは残念な結果で終わりました。まぁそういうこともありますよね。
それにしても久しぶりにハードカバーの本を読んだら本当にハードに疲れました。しかもすごく時間がかかりました。
昔はもうちょっと本を読むのが早かったような気がするのですが、年かもしれませんねぇ、んがんぐ。
と金髪碧眼の美少女に頼まれたわけではないのですが、とある事情によりジョン・グリシャム著『パートナー』を読みました。
初グリシャム!!略して初グリシャ!!(シャも略せよ)
翻訳もののミステリーをまったく読まないというわけではないのですが、なぜかこれまでグリシャムの作品は未読でした(グリシャム原作の映画は何本か見ていますが)。
で、記念すべき初グリシャムの感想はというと、、、正直微妙、、、というかあんまり面白くなかったです。いくつか受け入れられない部分がありました。
どこらへんが受け入れられなかったかも含めて、ざっと(時系列に沿って)話の流れを書くと…。
1.主人公パトリックは働いていた法律事務所から大金を横領します。その額何と九千万ドル!!ちなみにその金はいわゆるダーティマネーなのでパトリックは横領犯ではあっても悪人ではないのです。やったね、パトリック♪
2.頭の良いパトリックは横領計画を実行する前に自らの死を完璧に偽装していました。手抜かりはないぜ、パトリック!
3.逃亡先のブラジルで絶世の美女エヴァと恋仲になるパトリック。ヒュー、ヒュー、よっ、色男!憎いよ、パトリック!
と言いたいところですが(言わないけど)、二人がどのようにして恋仲になったのか、具体的なエピソードがまったくないので、正直そんな上手い話があるのかよ!と思ってしまいました。
4.横領した九千万ドルを元手にして新たに百万ドルを資産運用で稼ぎ出すパトリック。スゲーなぁ、パトリック、天才じゃね、コイツ?
と一瞬思いかけましたが、いやいやいや、九千万ドルを元手に百万ドルを稼ぐって考えてみればどんな高利な運用だよ!!ありえねーよ!!
っていうか、手元に九千万ドルあって、どうしてさらに百万ドル稼ごうって思うんだよ!
二重の意味で宇宙人、じゃなかった、エイリアン、いや、ありえんっつーの。
重箱の隅をつつく感じで書いたので、本文ではもっとさらっとつるっとお肌に優しい天然素材の如くごく自然に書かれていますが、あり得ないということに関しては同じです。
でも一番受け入れがたいのは、最後の最後にパトリックが最愛の恋人であるエヴァに裏切られちゃうのですよ。
百万ドルの大金を手にし、すべての罪を免れ、さらに美女とラブラブハッピーになっちゃったらあまりにもハッピーエンド過ぎるので、それを避けて作者のグリシャムが敢えて苦い結末にしたのだと推測されますが、そうは言ってもエヴァが裏切る伏線が皆無なので、読み終わった後「何じゃこりゃ~」と松田優作ばりのツッコミを入れたくなること必至です(まぁ世の中伏線がなくても気にならない人も多いようですが)。
そんなわけで自分の初グリシャは残念な結果で終わりました。まぁそういうこともありますよね。
それにしても久しぶりにハードカバーの本を読んだら本当にハードに疲れました。しかもすごく時間がかかりました。
昔はもうちょっと本を読むのが早かったような気がするのですが、年かもしれませんねぇ、んがんぐ。
『法律事務所』『ペリカン文書』『依頼人』など映画の原作になった作品は、どれも読み応えがありました。
『パートナー』については、最後にエヴァが裏切るところが私もどうしても納得できなくて、評価は「うーん・・・」でしたね。
初グリシャが残念な結果になってしまったのは、本当に残念です。
グリシャムの作品は長長編が多いので、別な作品も読んでみてとは口が裂けても言えませんが(^^;;
そういうこともあります。
自分が過去にハマった外国の作家といえば、ジェフリー・アーチャーですかねぇ。
アーチャーの初期作品は、『ケインとアベル』や『大統領に知らせますか?』など、どれも面白いですよ。
今の作品はよく知りませんが。汗。
その他には『フロスト警部』シリーズはべらぼうに面白いと思いますが、ハマるというには巻数がないんですよねぇ。
新作が待ち遠しいです。