おもしろきこともなき世を おもしろく すみなすものは・・・

セロ弾き 呑み鉄 蕎麦打ち~趣味とともに楽しく過ごしたい今日この頃

上野界隈

2009-11-15 18:24:52 | インポート
 今日は、上野界隈を散策した。
 上野は、東京の中でも落ち着く空間である。特に、国立博物館、国立西洋美術館、国立科学博物館、東京都美術館などなど、まるまる1日過ごせる。ついこの前、博物館に行ったばかりなので、企画展はほぼ同じ。ということで、上野界隈を散策してみることにした。
 ルートは、奏楽堂 → 上野寛永寺 → 谷中霊園 → 谷中銀座(谷根千)

 上野駅公園口は、親子連れが多い。天皇陛下在位20周年を記念して、今日まで動物園の入園料が無料とのこと。ちらほらと、紋付き袴や振り袖の子供たち。今日は七五三だ。

 ということで、散策開始。
 一度はいってみたいと思っていたのが、旧東京音楽学校奏楽堂、国の重要文化財である。

   
   

 明治23年建築で、構造は木造2階建て。ホールの舞台中央には、パイプオルガンも置かれている。御承知の方もいると思うが、奏楽堂の老朽化が激しく、明治村への移転の話もあった。しかし、芸大OBを中心に、上野への保存にむけた運動がおこり、この地に移築保存されたとのことだ。こぢんまりした、暖かさのあるホールである。今でも、現役でコンサート会場になっている。今度は、ここで聴いてみたい。

 散策は続き、上野寛永寺へ。ここは、天海上人が建立した寺で、徳川家の菩提寺にもなっている。早速、篤姫の墓所に行ってみた。門の奥に篤姫の墓があるそうだが、非公開。門でご勘弁。

   
              (篤姫墓所) 

      
             (徳川慶喜墓所)

 続いて、谷中霊園へ。ここには著名人の墓所が多くある。確か、以前、雑誌「谷根千工房」で紹介されていたような気がする。目についたのは、徳川慶喜の墓所。訪れたら、たまたま、ボランティアの方なのだろうか、解説をしていた。それによると、徳川慶喜は、尊皇を示すため、仏教ではなく神道で祀られているとのこと。従って、墓所も神道方式(天皇の墳墓を小さくしたような形)にしている。大政奉還後の裏話など、面白い話を聞くことができた。先日なくなった俳優の森繁久弥の墓所にも案内してもらった。来月あたり、納骨するのではとのことであった。ちなみに、慶喜の墓所の近くである。

 日暮里駅に到着。次は、谷中銀座だ。

   

 ここには、何回か来ている。初めて休日に来てみたが、観光客と思われる人が多い。しかし、この界隈の人たちの生活の場であることも間違いない。商店街は、何より、住んでいる人に愛されて「なんぼ」だ。
 ここを訪れるようになったのも、雑誌「谷根千工房」を定期購読したことが大きい。谷中、根津、千駄木の情報を得ることができるが、廃刊してしまった。最終号は、郵送してもらえないので、東京に行ったとき、取扱店で買ってきた。廃刊は残念である。
 とりあえず、千代田線千駄木駅から、お茶の水へ。前にも書いたように、中古CDを物色するためにである。と、偶然にも、職場の先輩に出くわした。このCD屋も、先輩から教えてもらった。紙袋に、LPレコード10枚くらい買い込んだようだ。これから、サントリーホールにコンサートを聴きに行くとのこと。そうか、その手もあったな、と後悔した。今回は、CD4枚購入。のちのちブログでご紹介することがあるかも。

 といった東京レポート。今度は、芝の増上寺に行ってみたい。この頃、妙に寺社仏閣を訪れたくなる。

   

 上野までの道すがら、覗いてみた。人でいっぱいだ。今度は、早めに来よう。

 明日から、また、デスクワークだ。

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浜松に行ってきました

2009-11-15 01:54:11 | インポート
 朝、ニュースを見ていたら、「常磐線 いわき~原ノ町 運転見合わせ」
 乗車する予定の電車は、原ノ町からのスーパーひたち。最悪、7:23始発のフレッシュひたちに乗れれば何とか間に合う。で、JRさん、うまく電車を手配してくれました。6:58にいわき駅に待機していた車両を運行してくれました。いわき-上野間は、いつも見慣れた風景なので、十分睡眠をとることができた。
 東京駅。久しぶりで乗る新幹線。JR東海の企画ものの切符で、各駅停車の新幹線(こだま)に乗り込んだ。熱海付近で大雨。風も強い。三島付近で、富士山が見えるか、若干の期待はしたものの、雲の向こうに鎮座している。富士山には、これまで5回登っているので、また、機会があれば登ってみたい。
 約2時間で浜松に。朝のブログに書いたように、浜松餃子を目指して、ネットで調べたお店に直行。な、なんと、行列。時間が押し迫っているので、遠州鉄道の高架下のべんがら横丁で昼食。ただ、やんわりとしたお城お宅の小生、浜松城はみたいので、速攻で向かった。

   

 浜松城は、ご存じの通り、徳川家康が築城。出世城ともいわれている。石垣は野面積み。磐城平城と同じだ。ただ、浜松城は、石垣が風化しているのでは、と思ってしまった。

 で、本題である。今日は、文化経済学会の講演会に参加した。場所は静岡芸術大学。

    

 「文化イベントの経済的意義」と題して、プログラムは次の通り。
 基調講演 「地域経済と文化-エコノミックインパクトを超えて」 埼玉大学教授 後藤和子先生
 講演1  「産業連関表からみた文化イベントの経済効果」 ㈱セントラルプラザ取締役総務部長 安田 秀穂先生(元都職員)
 講演2  「文化イベントが地域社会に残すもの」 鳥取大教授 野田 邦弘先生(元横浜市職員)

 イベント業務管理者の小生としては、非常に気がかりなテーマである。よく、文化施設のただ単なる収支をみて、文化が評価されてきた。しかし、文化がもたらす波及効果は計り知れない。文化は公共財としてとらえなければならない。他の分野に波及するための端緒として、とっても大事なジャンルだと思う。改めて、文化力、創造力が大切だと思うのである。

 講演とパネルディスカッションを聴講して、自分なりの課題をまとめておこうと思う。

   
    (アクトシティ)

 取り急ぎ、東京までは戻ってこれた。

 明日(もう今日になっているが)は、東京レポートといったところでしょうか。

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