おもしろきこともなき世を おもしろく すみなすものは・・・

セロ弾き 呑み鉄 蕎麦打ち~趣味とともに楽しく過ごしたい今日この頃

旅番組

2010-01-20 22:41:13 | テレビ
 水曜日には、午後8時からテレビ東京で「いい旅 夢気分」が放映されている。
 今日のタイトルは「東北雪景色の旅」、ルートは盛岡→小岩井→田沢湖・乳頭温泉→角館→男鹿。

 小生、男鹿半島以外は訪れたことがある。

 東北=雪国というイメージをもたれる方も多いと思うが、わが「いわき」の地は雪は降らない。東京よりも降らない。でも、以前、関西に出張に行ったとき、福島県といったら、「日本海側ですか」と言われたり、学生時代にいわき出身と言ったら「人形のまちですか」(岩槻と間違っていたようだ)と言われたり、イメージが薄いのではないかと思う。うまくコマーシャルできない部分でもある。逆に、我々が、関西以西の状況を十分理解しているか、といえば、そうでもない。

 番組に戻るが、盛岡といえば、冷麺、じゃじゃ麺、麺が有名だ。以前、職場の親睦旅行で、「ぴょんぴょん舎」の冷麺を食した。小生、辛いもの好きで、冷麺のランクでいうと、いつも特辛。舌がピリピリと刺激されるのがたまらない。その時は、一緒に行った職場の先輩が岩手大出身だったこともあり、ナビはOKだった。そういえば、田沢湖、角館も職場の親睦旅行だった。

 岩手のイメージ、小生の場合は、やはり、宮沢賢治である。小学生の頃、叔父に宮沢賢治の詩集を誕生日のプレゼントに買ってもらった。風の又三郎、銀河鉄道の夜など、まだまだ理解することはできなかった。ただ、気になった詩があった。
 「やまなし」という詩。「グラムボンは笑ったよ グラムボンはかぷかぷ笑ったよ・・・」、そして、「グラムボンは死んだよ グラムボンは殺されたよ・・・」と。
 小学生の頃、これだけは、なにげに気になって何回も読み返した。「グラムボン」が何なのか気になっていた。そして、「グラムボン」がなぜ死んだのか気になっていた。今、読み返したら、どの程度理解できているだろか。

 この前書き込んだ「農民芸術概論」もそうだが、宮沢賢治の文章は、奥が深い。小生、高校時代、現代国語は、はっきり言って不得意科目であった。ただ、感覚的に、宮沢賢治の文章は、心に染みる。訴えかけているものがある。

 「雨にも負けず」の結び、「ホメラレモセズ クニモサレズ サウイフモノニ ワタシハナリタイ」

 小生もそうなりたい。



 今日も「山原くいな」をオンザロックで飲みながら・・・。

コメント
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