けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

おかえり

2010-01-09 21:27:56 | football

招集選手
第17節、マジョルカ選に向けて召集された18名の選手。

GK:イケル、デュデク
DF:アルビオル、アルベロア、ガライ、メツェルダー、マルセロ
MF:シャビ・アロンソ、ガゴ、グラネロ、ファン・デル・ファールト、ドレンテ、グティ、カカ
FW:クリスチアーノ・ロナウド、イグアイン、ベンゼマ、ラウル


ペジェグリーニ
ペジェグリーニのプレスカンファレンスから、今回の召集に関連してそうなところをざっと抜書き。

カカはスタメンか?
「先週は、プレイできなかったから召集しなかった。今週は、全体とまったく同じようにトレーニングをしていたので召集した。」

クリスチアーノ・ロナウドの時と同じように、ある時間ならプレイできるという、メディカル的な条件があるか?
「C・ロナウドとカカと野負傷はまったく違うものだ。ただ、明らかに90分全部プレイするというのは無理だろう。」

ガライについては?
「軽度の問題があって、2日間、チームと共にトレーニングできなかった。しかし、試合に出場できると願っている。」

カカとファン・デル・ファールトは共存できるか?
「チームの23人が最高のレベルであってほしい。どの選手も一緒にプレイできるし、チームの誰もがモチベーションをもっていなければならない。どちらも試合で起用できると言うのは嬉しいことだ。」

グティは召集するか?
「そうした。グティは負傷から回復し、少しずつ再起できている。彼は、違いを作り出すことができるテクニックを備えた重要な選手だ。すべての召集において、ドアは開かれている。」


お帰りシンジ



トーゴ代表
イギリスでは、トーゴ代表がアフリカ・カップオブネイションズ出場を辞退したという情報が、いっせいに報じられています。
一方MARCAには、アルジャジーラがトーゴ代表が参加を決めたと報道した、というまったく逆の情報が。
また、カビンダで試合をする予定だったグループBのブルキナファソ、ガーナ、コートジボワールも、大会辞退を検討している模様。

さらに、銃撃で負傷していた副監督、報道・広報担当者が亡くなり、今回の銃撃での死者は3名になったとのこと。

トーゴ代表、銃撃

2010-01-09 06:24:53 | football
今月10日からアンゴラで行われるアフリカ・カップ・オブ・ネイションズの会場の1つであるカビンダ(グループB:トーゴ、ガーナ、コートジボワール、ブルキナファソの5試合、決勝トーナメント1試合が開催)に、直前の合宿を行っていたコンゴから向かっていたトーゴ代表のバスが、アンゴラの国境地帯で銃撃を受けた。アンゴラの分離独立主義組織FLEC(Front for the Liberation of the Enclave of Cabinda)が犯行声明を出している模様。

目撃者によると、マシンガンなどによる銃撃は20分間続いたとのこと。少なくともバスの運転手が死亡、少なくとも2名の選手が被弾し負傷、その他にアシスタントコーチ、GKコーチ、医師、代表団のスタッフ、報道関係者など、7名~8名が負傷と伝えられている。
負傷した選手は、フランスのGSI Pontivyに所属するGKのKodjovi ObilaléとルーマニアのVaslui FCに所属するDFのSerge Akakpo。Obilaléは背中に銃弾を受けたとのこと。

ナントに所属するThomas Dosseviは、2台の警察車両に先導されていたにも関わらず銃撃を受けたこと、現在選手たちは病院にいること、激しい銃撃で20分余りバスのシートの下に隠れていたことなどを、モンテカルロラジオ(RMC.fr)に伝えている。さらにDosseviは、誰もACNでのプレイは望まないしできないだろう、負傷した人々の健康を考えることが優先だ、地面にはおびただしい血が流れていた、詳しい状況は伝えられずただ病院にいる、と述べている。
イストゥル所属のKossi Agassaは、選手たちはもうプレイすることを望まないだろう、今は家に帰りたい、と述べている。

情報が錯綜しているが、RMC.frによれば、ASモナコFC所属のセルジュ・ガクペも負傷したとのこと。しかしASモナコFCの公式サイトは、電話を通じて、ガクペ本人から負傷していないことを確認したと伝えている。
マンチェスター・シティは公式サイトで、エマニュエル・アデバヨルは負傷を負わなかったことを、選手本人と話しをして確認したと伝えている。

アンゴラでは2002年の内戦終結以来、カビンダでは分離独立主義組織FLECと政権を握っているMPLA(アンゴラ解放人民運動)との間で、特に経済利権的な問題に関して、常に緊張感が高く混乱が続いている状態。これは、ナイジェリアに次ぐ第2の産油国であるアンゴラの中でも、カビンダが豊富な石油資源を持つ地域にあることからも来ている。
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びっくりしたし、またやりきれないというか、如何ともしがたい怒りとか焦りとか無力感とか……。とりあえずASMARCAなどを参考にまとめました。
トーゴ代表が、襲撃のタイミングに偶然国境地帯に居合わせてしまったのか、今回の大会に出場するから狙われたのかは、読み落としたのかもしれませんが、わかりません。もし後者が理由なら、これからカビンダでもアンゴラの他の地域でも試合が開催されるのに、大丈夫なのか? ということになる。アンゴラの政権側が、無事に大きな大会を開催できること(それをアピールすること)を目的の1つにしているなら、政権に打撃を与えたい側はその目的を阻止すること目的にするかもしれない。他にもたくさんの選手たちが、アフリカの各国代表としてアンゴラに滞在し、スタジアムで試合に臨むのに。
先日の、イエメンでの日本代表の試合も、現地は警備も厳重だし問題ないといって開催されました。現地にいないで、報道というフィルタを通してしか情報を知ることができない身では、現況を正確に理解できていないのかもしれない。それでも、選手や関係者、観客の安全が、大丈夫「だろう」の状態に置かれているのは、それでいいのか?と疑問に思ってしまう。例えばスペインだって、ETAの問題もあるしマドリーの街もテロ攻撃を受けたし、もう絶対の安全なんて存在しないのかもしれないけど、それでも、安全よりも政治的な問題が優先している例があるのが……やっぱり如何ともしがたい気持ちにさせられる。