けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

イケルでも

2011-10-24 22:35:27 | football
公式声明(日本語公式から):トルコ地震に関して。
レアル・マドリードC.F.は昨日トルコで起きた地震の震災者、トルコ国民への協力及び連帯の意思をクラブの総意として伝えます。また、クラブは今回の震災の犠牲者となったご家族に対して心からお悔やみ申し上げます。


アルビオル、トレーニングに復帰
ついこの間まで、水撒きながら暑そうにトレーニングしていたのに、今日のトレーニングではペペがニットキャップなどかぶって手袋までして登場。秋?冬?
アルビオルが全体トレーニングに合流したのが本日のビッグニュース。ただしこちらは、ちょっと怖い特注マスクをつけて登場。マラガ戦に先発しなかったカジェホン、グラネロ、アルティントップ、エジル、バラン、ベンゼマと、カンテラから呼び上げられたデニス、マルティネス、メルチャン、メンデス、ラウル・ルイス、イバン・ゴンサレスが一緒。







カピタン遅刻
本日、イケルは渋滞のためトレーニングに遅刻。例外なしということで、モウさんから罰金食らった模様。
(ということを、本人素直にFBで報告)。


負傷
トレーニングのニュースからは外れますが、昨夜のカスティージャの試合、試合自体は3-0で勝利だったのですが、早い時間帯でモラタが足首痛めて交代になってたのが気になります。途中で寝てしまったんですが、どうもアレックスも怪我したみたいだし…。
バレンシアvsビルバオの試合でも、カナレス、グルペギ、ジョレンテと負傷者が出て、今日になってグルペギが前十字靭帯の断裂で6~8ヶ月アウトとの記事が。そしてカナレスも、右膝の前十字靭帯の断裂で、3ヶ月~6ヶ月の離脱となると……。カナレスは、火曜日にマドリーに戻ってサニタス・ラ・モラレハ病院で検査を受け、木曜日に関節鏡で断裂の程度を確認するかどうか決めることになるようです。部分断裂であれば(3ヶ月)、程度が大きければ人工靭帯または提供を受けて移植となる可能性も(6ヶ月)。


ラモスが道をクリアにする
「その頃ロッカールームでは、実は……」的な記述は、誰が何を見て書いてんだか、と思ってしまうこともありますが、そんな感じのことも含まれたEl Paisのこの記事は、セルヒオ・ラモスをセントラルに置くことが、ボールタッチ、ポゼッションの上がった現在の攻撃につながっている、というもの。
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このアンダルシア出身のセントラルがいることで、マドリーは良い試合をスタートし、高い位置でプレスをかけ、ポゼッションを上げている

古いことわざに、「lo que bien empieza bien acaba(始めよければすべて良し?)」、というものがある。セルヒオ・ラモスとシャビ・アロンソがボールの出どころを組織化し、マドリーの試合は、カウンターアタックをするのもタイトなディフェンスを攻撃するのも、同じように強化されたものとなった。この変化はとても奥深いもので、チームのフットボールのパターンを変更していくものとなる。ラ・ロサレダでの試合(0-4)は、ボールの出どころをはっきりさせるという道筋を続けていくのであれば、このマドリーができるようになるものは何か、ということのデモンストレーションであった。
昨シーズンを通じて、特にリアソールで0-0の試合をしてから後、ロッカールームでは、そうした試合をどう扱っていくかについて、調和しない声が上がっていた。カシージャスとラモスは、繰り返されるプランに異を唱えていた。モウリーニョは選手たちに、セントラルの後ろにスペースを作らないようにするため、高すぎる位置からプレスをかけていかないように求めており、それで好ましくないスコアのまま時間を使い尽くてしまうまで危険レベルを上げるだけだった。この戦術はマドリーがゴールを必要としていながら時間を使い尽くしてしまうという、問題のある状況を生み出していた。オサスナやアルメリア、デポルティーボといったピッチでポイントを失っていたことは、何人かの選手たちを悩ませていた。
エル・サルディネロでの危機は、1ヶ月前から続いていたチームの中の最も独立したグループとモウリーニョとの間の関係修復につながり、ある部分のメカニズムを改善する助けとなる話し合いを生み出した。この監督は、自分の特権を投げ出すのに十分な手管を持っていたのだ。責任を任されたのは、カシージャスやラモス、アロンソ、アルベロアといった、それまでは決断する力を持たされていなかった選手たち。カルバーリョの負傷は、モデルチェンジをするのに十分なものとなった。カルバーリョ抜きのディフェンスラインでは、ペペがラモスの下につく形に変化した。そしてラモスがリーダーに。攻撃のアクションを始める際の、アロンソの最初のパートナーだ。
セルヒオ・ラモスの例ほど、ピッチ内でのポジションとヒエラルキーの間の関係をよく説明するものはないだろう。セルヒオ・ラモスは、第2カピタンであり、常に右サイドを離れてディフェンスの中央に移っていくというアイディアを好んでいた。彼は、試合をコントロールするという、持って生まれた支配と欲求とを求めている。彼のパサーとしての天性は、彼を守備の中央に置くことで、マドリーが中央のラインからボールを出すレールを、困難な時間帯ではアロンソを助ける選択肢を得ることを可能とした。パサーとしてのラモスの動きは、67本もの中盤への良いパスで示される。カルバーリョは平均して39本であり、マラガ戦でのペペは47本だった。数字がチームの機能を明らかにする。マラガ戦でのラモスからのボールを受けたのは、マルセロが22本、アロンソ14本、クリスチアーノ7本、カシージャス5本、そしてペペ4本。この最後の数字は、パートナー間での権限を、可能な限りはっきりと理解させるものだ。ペペからのボールを受けたのは、セルヒオ・ラモスが11本、アロンソ6本、そしてアルベロアが5本。
ラモスとペペの組み合わせはまた、2人ともスピードがあり、2人ともボールカットの技術がある。このおかげで、さらに数メートル優位に立ち、より継続したポゼッションを可能にしている。ベティス、マラが、リヨンとの対戦で、マドリーは非常に高い位置からプレッシャーをかけ、これによってチームとしての動きが可能になり、ポゼッションを高めることになった。ボールを持たずにカウンター攻撃をするという利点に関連する、モウリーニョが昨シーズン強く守った論証に対して、この新しいやり方はよりエキサイティングな選択肢を用意する。マラガでは、マドリーは4ゴールを決めた。ポゼッションが急激に上昇するようになって、4試合連続のことだ。この試合では、614本の成功パスが出た。昨シーズン最もタッチ数が多かったサンタンデールでの試合では、570本の成功パス数だった。
モウリーニョは金曜日、彼のチームは静的な攻撃に集中する必要があると認めた。「攻撃は、アメリカツアーや中国ツアー、日々のトレーニングで組織化されている。多くのトレーニングでは、ただ攻撃の動きと、スペースを埋める練習をするだけだ。なぜなら、我々はそうしなければいけないし、その点を向上させる必要があるからだ。」
レバンテやエル・サルディネロでは、物事がうまくいかなかった。しかし新しいディフェンスのおかげで、モウは自身の攻撃陣たちの動きを、よりうまく使えるようになっている。
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やっぱりセントラルの方が、ラモス頼もしく見えるんですよね。むずかしいようなもったいない話。