けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

レアル・ソシエダ戦前

2011-10-29 07:01:37 | football
レアル・ソシエダ戦、召集選手
GK:イケル、アダン、トマス・メヒアス
DF:セルヒオ・ラモス、アルベロア、マルセロ、バラン、ペペ、コエントラン
MF:エジル、ディマリア、シャビ・アロンソ、カジェホン、ラス、ケディラ、カカ、アルティントップ
FW:クリスチアーノ・ロナウド、イグアイン、ベンゼマ

負傷欠場:シャヒン、カルバーリョ、アルビオル、グラネロ


モウリーニョ
試合前日インタビューからいくつか。
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シャヒンについて
「シャヒンは2日間、チームと一緒にトレーニングした。昨日(木曜)は、スペースを小さくしたピッチで、25分間試合をした。監督の戦力となるために、プレシーズンを続けている。今日は召集にはいらなかったし、この先数試合もそうなるだろう。確かに明日出場したいだろうが、落ち着いていないといけない。彼にはこの先10年はフットボールがあり、我々はリスクを犯すつもりはない。

トルコとプレーオフ
もしトルコがシャヒンを、EUROのプレーオフに招集したら、我々にできることは何もない。「彼は負傷している」などと、我々はウソをつかない。メディカル上、制限するものはない。ただ、昨シーズンの4月からプレイしていないのだ。そのシャヒンに90分間プレイさせるのは危険だ。しかし代表とはそういうのを気にしないものだ。その結果を蒙るのはクラブなのだから。

ラモス、セントラルかラテラルか
セルヒオ・ラモスは、シーズンを通じて良いプレイをしている。ほとんどトレーニングできなかった、初期の頃の問題を除けば。すべての選手たちが同じ方向を向いて、チームとして成長している。アルビオルは今回復しているところで、セルヒオがプレイしているところで見られるだろう。
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シャビ・アロンソ
フエラのレアル・ソシエダ戦、ということはもちろん、シャビ・アロンソ。ディアリオ・バスコのちょっと長いインタビュー。妙に難しい言い回しもあって、いいかげんに流しているところもいくつか……。
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Q:シーズンのピークに到達していますね。
A:僕たちは良い状態だ。いくつもの良い試合をつなげている。勝っているだけではなく、うまく試合をコントロールしているし、それでチームとして成長している。でも今現在ピークに到達しても意味のないことだよ。

Q:あなたの経歴には、まだリーガのタイトルが欠けていますね。今シーズンでしょうか?
A:そう願うよ。それで僕たちがもうちょっとでタイトルコンプリートになるか見ていこう。僕はワールドカップ、EURO、チャンピオンズリーグ、他のカップ戦、スーパーカップとタイトルを獲ってきたけど、リーガだけはまだだから。ラ・レアルでリーガ2位になって、もうちょっとだったんだけど……。

Q:マドリーはかつてないほど良いといわれています。何が向上したのでしょうか?
A:最近の4試合では、僕たちはよりボールをキープしてコントロールしている。以前はたぶん、もっと直接的なやり方で、良いポジショニングやうまくマークをはずす動きがなくても、ゴールを狙いにいっていた。今はもうちょっとボールでプレイするようになっていて、シュートできるようになっていることもわかる。試合をコントロールすることは基本だ。チームをより良く守ることになれば、同様に、攻撃もより良くなるのだから。

Q:既にバルセロナのレベルにまで位置しています…
A:比較の問題ではない。バルサは非常に堅実な基盤があって、僕たちはそこに入っていく。僕たちにも同じように良い基盤がある。昨シーズン、僕たちは3つのコンペティションすべてで彼らと対戦し、今シーズンもそうなるかもしれない。少しずつ、僕たちは自分たちのスタイルを明確にしてきている。スーペルコパでそれを見ることができただろう。バルサと戦い、勝てるところだった。

Q:あなたはチームの中でも、最も出場時間が多い選手の1人です。モウリーニョとはどうやっているのですか?
A:ミステルとは良いコミュニケーションを取っていて、彼は僕に責任を与えてくれる。僕を重要なポジションだと考えているし、僕が経験を積んでいることから、試合を読むやり方や、いろいろな場面で僕たちが必要とすることについて、他の選手たちに伝えてほしいと思っている。

Q:休養のためにアノエタでプレイしないかもしれない…
A:僕に休養は必要ない。アノエタでの試合なら、なおさらだ。

Q:まもなくあなたは30歳になります。過去のことを振り返ったり、ラ・レアルでの最初の頃を思い出したりすると、どう感じますか?
A:ノスタルジーを感じるし、過ぎたことは良いものだね。どの試合でもすごくテンションが高かった。今のレアル・マドリーでやてちるようにね。その頃、僕たちはいつも何かと戦っていたからだ。下がっても上がっても良かったし、あるシーズンにはほとんどリーガを勝ち取りそうなところまでいった(02/03シーズン、優勝したマドリーと1ポイント差で2位に)。僕に多くのものを楽にやらせてくれるようなチームに入るという幸運があった。それで僕はチームにとても良く馴染み、フットボール選手として成長し始めたんだ。アランサバルやイディアケス、デ・ペドロを思い出すよ…彼らが僕に、この仕事を教えてくれたんだ。若い選手たちにとって、プリメーラでどうやって戦うか、クラブの価値を同伝えるかを知っている味方のベテラン選手たちと知り合うことは、とても重要なことだ。今は、イジャラメンディ、イニゴ・マルティネス、グリーズマンといった選手たちには、アランブル、シャビ・プリエト、ジョレンテといった良いお手本があるよ。

Q:まだヒゲのなかった頃のシャビについては何を思い出しますか?
A:一番大切なことだね。正しいことをしようとすること、戦う遺伝子、良いプロフェッショナルになること、ごまかしはしないこと、トレーニングには忠実であること、良き個人になる前に良き集団にいること……。僕の目標は個人で輝くことではなく、自分がいなければならない側の人間として成長することだ。その頃の環境は自分にとって良いものに働く、嬉しいものだった。自分自身で満足しているよ。

Q:あなたにとって時は早く過ぎるものでしょうか?
A:振り返ると、自分で自分に言うんだ。「でも、ラ・レアルでデビューしてから12年が経ったんだぞ!」って。どの時期でも、僕は全力でやってきたし、たぶん今シーズンについても早く過ぎていくんだろうね。

Q:ここ何年かの中で、シナリオを変えられるとしたらどの部分でしょうか?
A:ほとんどないよ。僕は、すごく幸運に恵まれてやってこられたと思う。でももちろん、2003年にラ・レアルでリーガに勝てていれば。僕たちはミラクルを掴むところまであと少しだったし、それがいつでも爪に刺さった棘になっていくことだろう。何かとても大きなね……。過去の80年のリーガに匹敵するものではあるけれど、でも21世紀にタイトルを目指して戦うことは、その頃よりは難しいものだと思う。

Q:これからあとどれくらいの期間、フットボールをやっていくでしょうか?
A:わからないよ。なにかの考えを持っていても、ある時すべてが問題となってしまう。僕はレアル・マドリーとの間に、今シーズンと、もう2年の契約がある。ここで32歳で終わって、それからどうなっていくか見ていこう。同じように割れているのが、パドル・テニスにも入れ込んでいくはずだ、ということ。これからの数年で、僕が大きなタイトルを手に入れられるか見ていこう。それはリーガのも、もちろんだね。

Q:グアルディオラはあなたのポジションでプレイしていました。そして今あなたがそこでプレイしています。あなた自身が将来ベンチにはいることは考えていますか?
A:時期によるだろうね。時々、僕は試してみたいと思うことがある。僕は非常によく準備ができた監督たちと一緒に仕事をする幸運があって、自分でやってみたいと思うようなことを見たり経験したりできた。ピッチにいる選手たちがどう感じるかもわかるし、監督になったら助けになるだろうフットボールの見方も持っている。その一方で、監督になるのには重要な家で過ごしてきて、その立ち位置に大きな敬意を持っている。戦術的な知識だけではない。多くの物事をどうコントロールしていくかも知らなければいけないことだ。第一には、よく準備をしなければならないだろうということ。フットボールをするのとは別の道を探さなければ成らないこと、それについて考える時には、何が起こるか見ていくよ。

Q:ラ・レアルの何人もの選手たちが、既に監督のコースを始めていますが…
A:そして、ここの仲間たちも何人か、スポーツ・ディレクターのコースを取っている。それに、シャビ・プリエトやミケル・エチャッリ、スビエタもね。今の時点で、僕はプレイすることと家族のことに集中するので十分だよ。

Q:誰かレアリスタと試合について話す機会はありましたか?
A:いや、まだだ。でもシャビ・プリエトやアランブルとか誰かとは、きっとそうするよ。

Q:ご存知だと思いますが、「Tambor de Oro(金の太鼓。サンセバスチャンでその年最も活躍した人に贈られる。W杯後に受賞)」はラ・レアル相手にゴールは決めることができませんが…
A:もらった時にはそんなこと言われなかったよ(笑)。いずれにしても、ゴールを決めるには、すごく何か奇妙なことが起こるはずだろう。僕は事実、すごいゴレアドールというのではないから。そのことについては考えない方がいい。もし触るなら、触るよ。

Q:(ゴールしたら)喜びますか?
A:しないだろうな。ラ・レアルではすごくたくさんのことを経験してきたから…。

Q:今シーズンのチュリ・ウルディンのリーグスタートをどう見ますか?
A:悪いプレイはしてない。でも、結果が良いものになっていない。レバンテ戦やマジョルカ戦では、シュートが5回もポストを叩いて、勝点を積み上げられなかったのは信じられなかったよ。今回の試合は僕はすごく警戒しているし、チームメイトたちにももう、アノエタではラ・レアルはマドリーに対して、いつも力を発揮して来るんだと警告した。伝統的に、サンセバスチャンは、レアル・マドリーにとって簡単なものとは決してならないんだ。昨シーズンは、成功もできなくて、勝利に値しなかった。

Q:イニゴ・マルティネスとイジャラメンディには何かありますか?イニゴがアスレチック戦で決めたゴールは、観客の賞賛を浴びました。
A:僕も、自分にとってアノエタ史上最高のゴールだと言ったよ。僕はあの手のゴールには特別に弱いし、彼がアスレチック戦で決めたものほど素晴らしいのは経験したことがないよ。すごく彼に魅了されて、それでツイッターでコメントを書いたんだ。イングランドでは、自分でもあの距離からのゴールを何度か決めたけど、リーガではないんだ。
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あと、もう5、6個Q&Aが残ってるんですが、どうしても時間がないのでここでストップ。すみません…。


ひとこと
寒くなったので、選手たちの移動用ウェアに、セーターがプラスされました。本質に関わらないことなのでどうでもいいんですが、今シーズン、スーツ作ってないよなー…。