けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

起きていたかった

2009-08-20 06:37:39 | football
カカのヒールから、グラネロの相手GK股下を通すゴールは見たものの(2分)、その後10分ももたずに轟沈しました。睡魔に負けて。


スナイデルは、もうマドリーではプレイしない、既にマドリーとインテルの間では合意がなされている、という記事がMARCAに。誰かがそうならなければいけないんだけど、やっぱり辛いもんだ……。


ネグレドはサラゴサから一転、セビージャへという話が。MARCAの記事を信じるなら、契約は4年、移籍金は1500万ユーロでクラブ間がほぼ合意。ただし、マドリー側がどうしてもつけたい買戻しオプションについて、未だ交渉が行われている状態とのこと。
どうもこれで決まりそうな雰囲気がします。しかしセビージャにネグレドって、何か凶悪な取り合わせ(良い意味で、です)。強そうだもの。

公式発表:サルガド、ブラックバーンに加入

2009-08-19 23:11:18 | football
サルガド契約!
ブラックバーン・ローバーズは、本日、ミチェル・サルガドとの契約締結を完了しました。
元レアル・マドリーのフルバックは、フリートランスファーでイーウッドパークのクラブに加入、2年間の契約にサインしました。

サルガドは、プロフェッショナルキャリアをセルタ・デ・ビゴでスタートさせ、ここで4シーズンを楽しんだ。1999年に1100万ポンドでレアル・マドリーに移籍、そのシーズンにレアル・マドリーがチャンピオンズ・リーグで優勝するのに伴い、すぐに目覚しい実績を残した。その翌シーズンには、レアルが30回目のリーグタイトルを手にするのを助けた。
10シーズンの間をベルナベウのクラブで過ごし、彼は4回のリーグ優勝、3回のスペインスーパーカップ、2回のチャンピオンズ・リーグ優勝、UEFAスーパーカップ優勝、インターコンチネンタルカップ優勝を勝ち取った。

ミチェルは来週初めにスペインの首都に戻り、月曜日にレアル・マドリーがローゼンボリを迎えて行われる彼の功績を称える試合で、お別れをしてくることになる。

スペイン代表での輝かしいキャリアとして、ミチェルは53キャップを数える。

クラブは現在、国際移籍許可の発効を待っているところである。ミチェルは27番を身に着けることになる。
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サルガドはブラックバーン、というニュースは数日前から出ていたのに、なかなか公式発表にならなくて気になっていたのですが、本日無事ご成約となりました。本当に良かった。
モリエンテスもそうでしたが、中東方面からの噂もあった中で、それでもサルガドも第一線で戦うことを選んだ。というのが嬉しいです。しかもサルガド、テレビで見られるし……OMに比べたら。

マドリーの人、メッツェ

2009-08-18 21:43:15 | football
水曜の夜はドイツにて、親善試合ボルシア・ドルトムント戦。既に召集選手が発表されています。

GK:イケル、デュデク
DF:ペペ、マルセロ、アルビオル、メツェルダー、ガライ、アルベロア、ドレンテ
MF:ラス、スナイデル、ロッベン、グラネロ、シャビ・アロンソ、カカ
FW:ラウル、ベンゼマ、イグアイン、クリスチアーノ・ロナウド

スナイデルがインテルに移籍間近、という報道がここ数日出ていますが、スナイデルは召集メンバー入り。最終的に試合に出るかどうかは現時点ではもちろんわからないわけですが、召集に入っているということは、インテルとの話はそんなに深く進んではいない…んだろうか。
レアル・ソシエダ戦はフィジカルの問題により欠場していたメツェは、今週月曜日のトレーニングから通常通りに復帰。そのままメンバー入りとなりました。良かったねえ。
一方で、同じタイミングでトレーニングに復帰したガゴは、召集から外れています。この時期の召集漏れは、どうしても移籍問題の可能性が頭をよぎってしまうわけですが、今回のガゴについては、フィジカルが万全ではないためという見方で良いのではないかと。たぶん。

移籍の可能性を含んだ、監督判断による召集漏れは、ファン・デル・ファールトとネグレド。ネグレドは、サラゴサとまもなくご成約になるだろう、と報道されています。

負傷による欠場は、前述のガゴに加えて、グティ、ミゲル・トーレス、セルヒオ・ラモス。グティは左足首の捻挫。レアル・ソシエダ戦でやったんだろうか。グティの足首はよくやられるから……。ミゲル・トーレスは、そのまま日本語にすると、左足屈筋の違和感だそうです。セルヒオ・ラモスは引き続き、アキレス腱の炎症となっています。まだ長引くのか…大丈夫かな。
あと、ディアラとルートも召集漏れで、こちらも相変わらず、フィジカルが万全になるまで実戦にはまだ出てこられないようです。

試合は8月19日水曜日20時15分より、ドルトムントのシグナル・イドゥナ・パークにて。マドリーの選手たちは、本日(火曜)16時に、ドルトムントに向けてバラハス空港を出発します。



今度はメツェの番
シャビ・アロンソのお里帰りが済んだと思ったら、今度はメツェのお里帰りです。そう、メツェといえばドルトムント。ドルトムントといえば、コラーさんとロシツキのおっきいのちっさいのコンビとか、メツェとケールのおっきいのコンビとか…ザマーとか(少々古い)…なんか懐かしい。あとはポルティゴールも印象的だった(たしか02/03のCLで、ポルティージョがドルトムント相手にすごいゴールを決めた。しかもそれがマドリー敗退の危機を救った)。
ちなみに、マドリー公式で見た過去の対戦ビデオでは、どこかで見た背番号15のマドリーの選手が、ドルトムント相手にゴールを決めていました(97/98のモリエンテス)。

脱線してしまいました。ASから、古巣との対戦を前にしたメツェルダーのインタビュー。発言の端々に、微妙なおもしろさのある人です。

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Q:明日、あなたが2000年から2007年までプレイした、ボルシア・ドルトムントと対戦します。どんな思い出がありますか?
M:勝利を手にした、特別な年月だった。リーグ戦で優勝し、UEFA杯でファイナルまで行って……特別なものになりそうだね。

Q:ドルトムントの頃よりも成長したメツェルダーでしょうか? それとも停滞していると思いますか?
M:成長していると思うよ。ここではフットボールが違っている。よりテクニカルだ。それに守り方も、ドイツとは大きく違う。マドリーでは継続性をもてなかったけど、プレイすれば満足できる。

Q:どうやってリズムを保っていますか?
M:僕のポジションでは、基礎的なプレイをすることだ。僕は十分な経験を積んでいるし、それはプレイ時間が足りないことの置き換えになる。

Q:フラストレーションを感じましたか?
M:もちろんね。どんなフットボール選手もプレイしたいと望むものだし、ベンチやスタジアムのスタンドにいるのは簡単なことじゃない。でも僕たちは可能な限り準備をする責任がある。僕は毎日トレーニングするのが好きな選手だし、よきドイツ人としてのファイターでもある。

Q:昨シーズン、このチームを離れることを考えたと話しましたね。なぜ残ったのでしょうか?
M:僕は監督と話し合い、監督は僕を戦力にするといってくれた。本当に素晴らしい感覚を味わったよ。

Q:フロレンティーノのプロジェクトは、あなたの決断に影響しましたか?
M:素晴らしいものだね。どの選手も、このプロジェクトの一員になることを望んでいる。カカとクリスチアーノとベンゼマを集めたチームなんて普通は考えられない。でもフロレンティーノは、彼らをひとつにすることができる唯一の人間だろうね。

Q:あなたが知っている中で最高のマドリーですか?
M:そのとおり。僕たちには、タイトルを手にするのに必要なクオリティが備わっている。今シーズンは、僕たちが勝利を収め、再びシベーレスに戻れると確信しているよ。

Q:3回行きますか?
M:マドリーの目標は、あらゆるタイトルを手にすることだ。難しいことだけれど、そうできるよう挑戦していくよ。

Q:監督が新しくなりました。ペジェグリーニが持ち込んでいる考え方はどのようなものですか?
M:このクラブの義務は、攻撃的であること。そして僕たちはそうするために戦っている。しかしペジェグリーニは同時に、規律のある非常に秩序だったプレイを望んでいる。ディフェンスのトレーニングにたっぷり時間を割いている。彼は、僕たちが先んじて守ること、つまり(自分たちの?)エリアから離れて相手にプレスをかけていくことを望んでいる。

Q:そしてまた、フィジカル面も強化している…。
M:トレーニングの負荷は高いよ。彼は労働者だ。それが魅力でもある。普通は、クオリティの高いチームがあるか、クオリティに欠けていたらその埋め合わせにフィジカルを強める。ペジェグリーニにはクオリティのあるチームがあり、同時にハードなトレーニングを積んでいるんだ。

Q:今シーズンはどうなると見ていますか?
M:厳しいものになると理解しているし、僕は先発できるように、出場時間を得られるように戦っていかなければならない。でも、今シーズンの僕はとても良い状態だ。僕のシーズンになればと思うよ。

Q:ペペはリーガの最初4試合に出場できません(昨シーズンの罰則を引きずっている)。あなたのチャンスになる……
M:そうなり得るね。プレシーズンで積んできた僕の仕事をもって貢献することが僕の義務だ。

Q:ペペがいないことをどう見ていますか?
M:ペペは世界でも最高のディフェンダーだ。すごく好きだよ。僕は彼とは違ったタイプだと思う。より落ち着いていて、経験を積んでいる。

Q:チームにシャビ・アロンソがやって来てどう思いましたか?
M:彼の加入は必要なことだった。彼のボール奪取、どうやってプレイを始めるか、というのは素晴らしいものだ。

Q:どのピボーテの組み合わせが好きですか?
M:たくさんの選択肢がある。今は、後ろで僕たちがより一体となって守っているから、それほどピボーテに負担をかけていない。そこはこれまでのシーズンと違うところだね。

Q:アルビオルとアルベロアの加入をどう思いますか?
M:大当たり。それに、僕は彼らスペイン人が好きなんだ。チームがスペイン化するのは良いことだと思っている。この国で最高のクラブだ、ということだからね。さらに良いのは、帰属意識ができることだ。

Q:個々の名前についてもう少し話していきましょう。カカは?
M:彼は物静かなタイプで、プレイし、ボールにさわり、チャンスを生み出すことを好んでいる。とても良くなじんできたと思う。

Q:でもアノエタでは、クリスチアーノやベンゼマが少し調子を落としていたように見えましたが……
M:時間がたてば変わっていくだろう。彼らは、違いを見せ付けることのできる選手なんだ。それに、今はクリスチアーノは物静かだけれど、そのうち面白くなっていくと思うよ。

Q:新加入する選手がいて、常にチームに存在する選手もいます。ラウルは?
M:彼はこのクラブのシンボルだ。でもシンボルだというだけじゃない。彼のフィジカルの状態もだよ。彼はチームで、最も良いフィジカルを保っているんだ。32歳で、でも負傷や疲労で彼はトレーニングを休んだり試合を欠場したりしないんだ。そのクオリティは最高だよ。

Q:チャンピオンズには、バルサがいるでしょう。スーペルコパを見ましたか? 彼らは同じゲームレベルを保っていますが……
M:その試合は見なかった。でも、昨シーズンのレベルを再び見せるというのはとても難しいことだろう。彼らは、僕たちの一番の敵だ。でも僕たちは、彼らと相対するための準備をしているんだ。
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Don Balonから

2009-08-18 01:40:28 | football
スペインのサッカー雑誌(薄いけど)Don Balonに載ったモリエンテスのインタビュー。だいぶ長いことしゃべってるようなので、ぼちぼちやっていきます。

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マルセイユにおける新しいプロジェクトに、信用できるFWが必要だと見てとった時、ディディエ・デシャンは、フェルナンド・モリエンテスを呼ぶことに疑問を持たなかった。トゥリア(バレンシア)での難しいシーズンをすごした後、モリエンテスは、愛したフランスへと戻ってきた。

Q:フェルナンド、マルセイユではどうですか?
M:良いよ、今はすべてが素晴らしい。僕たちは時間をかけてトレーニングしているけれど、すべてが非常にうまく進んでいる。

Q:あなたの移籍については多くの噂がありました。オリンピアコス、フェネルバフチェ、リヨン……マルセイユでデシャンというのは、あなたのモナコ時代の監督でしたが……
M:そうだよ。この夏には多くの動きがあり、多くのオファーがあった。それは確かだし、さらにビッグクラブであって、大きな動機になるもの、マルセイユにはデシャンがベンチにいるということがあった。僕はすごく特別な愛情と、大きな敬意をディディエに対して持っている。だから、OMに来ると決めるのは僕にとっては容易なことだった。

Q:彼がベンチにいたモナコでの1年というものは特別なものだった……
M:そう、デシャンは僕のことをよく知っている。彼はそれぞれの選手たちを、その長所や短所に基づいて、違うやり方で扱っていくということをわかっている。それに僕は、彼が僕を最高に生かせるということを知っている。以前に知っている監督と一緒だというのは、僕にとってはるかにやりやすいことだし、事態がうまくいっても悪くなっても、喜んで働いていくことだろう。

Q:マルセイユは、今シーズンに向けて多くの良い強化をしてきました(ルチョ・ゴンサレス、ディアワラ、エインセ、アブリエル…)。このチームの目標はどこにあるのでしょうか?
M:一番の目標は、リーグを獲ること。チームは、マルセイユのファンたちにとってこの非常に重要なタイトルを勝ち取ることに挑戦するよう作られてきている。その後で、さらにできることを見ていくだろう。このチームは非常に良い補強をしてきたし、ハードにトレーニングをしている。期待は大きいよ。

Q:OMは、あなたが加入して、今シーズンのチャンピオンズを争うことを見ているのも、また事実です…
M:それも重要な要素だね。リーグ戦で優勝する可能性を示していると同時に、さらに、選手にとって最も魅惑的な、チャンピオンズでもプレイすることができるチームだ。それも、非常に重要な動機になっている。

Q:少なくとも我々が言うことができるのは、あなたはチャンピオンズで十分に良い結果を出すということなので……(ちょっと適当)
M:(笑って)いいね、そうだよ。チャンピオンズは、僕がとても多くの機会プレイしてきたものだし、すごく特別な感じをもっている。プレイしなかったのは、バレンシアでUEFAを戦った1シーズンだけなんだよ。チャンピオンズが、僕にとって常に非常に良いものだった、それは本当だ。

Q:事実、2004年にモナコでは、4度目のチャンピオンズにほとんど手が届くところでした。マドリーのチームメイトたちよりも、多い数のチャンピオンズリーグを手にするところまで行きかけた……
M:そうだね。僕にとって、あの1年は本当に特別なものだった。僕たちはポルトに敗れたけれど、勝者のような感触もあったんだ。なぜなら、レアル・マドリー、PSV、チェルシーに勝ったこと、そういった試合を戦ってものにしたことは、僕たちにとって何か本当に素晴らしいことだったんだから。モナコで、あの時のチームで、チャンピオンズのファイナルを戦ったのは、クラブにとってもファンたちにとっても格別なことだった。

Q:あなたはチャンピオンズでレアル・マドリー相手に得点を決めました。心のチームに対してゴールするのは、ひどく辛いことではありませんでしたか?
M:もちろん。でも同時に嬉しいことでもあったんだよ! 僕はマドリディスタだって白状するけど(笑)、でも、本当に難しいことだった。あのシーズン、僕はマドリーからモナコに出されて、偶然にもその心のチームが僕の進む道に現れたということなんだ。

Q:そして、それは他のチームに対して点を決めるのとは、同じではなかった……
M:違うね。でも事実、あの時僕はモナコの選手であり、僕のクラブのために自分の仕事をしなければならなかった。あのことについてはいろいろ言われたけれど、マドリーに勝つことは難しいことでもあった、というのが事実だよ。

Q:今シーズンのチャンピオンズで、マルセイユとして、レアル・マドリーと同じグループに入りたいと思いますか?
M:そんなにすぐには嫌だな。マドリーは、敗ることでチームを良い方向に力づけてくれるようなチームだ。だから大会のもっと後の方で当たるほうが良いよ。これはマルセイユにとってとても良いシグナルになるだろう。つまり、僕たちはグループ予選を勝ち上がるだろうということだ。そうできればと願っているよ。

Q:あなたは、スペイン、フランス、イングランドでチャンピオンズを戦ってきました。最も楽しんでいたのは?
M:間違いなくスペインだね。僕が幼い頃から親しんできたものだし、僕のキャラクターにも一番合っている。スペインのフットボールは、誰にとっても一番楽しめるものだ。フットボールをプレイすることに加えて、個人の生活も実現していかなければいけない。すべてが一体となっている。

Q:でも、フランスのフットボールはあなたにとって特別なんでしょう? 違いますか?
M:そうだよ、でもそれは、モナコで素晴らしいシーズンを過ごせたからというだけではなくて、人々が、他の場所に比べても本当に特別だったからでもある。この国で人々や選手たちと触れ合って、すごく良いフィーリングがある。それが僕には、なによりも嬉しいことなんだ。

Q:サラゴサに戻るという話もありましたが……
M:本当のことを言うと、オファーがなかったんだ。それがこの問題が消えた理由だよ。サラゴサでは、僕のキャリアの始まりの頃の2シーズンを過ごしたし、多くの友達が残っている。望まれている、賞賛されていると感じられる場所へ戻るのは、いつでも嬉しいことだよ。だから本当に素晴らしいことだと思うけれど、でも今は、マルセイユから変わることは何もないよ。

Q:レアル・マドリーは、あなたの人生のチームですが……
M:レアル・マドリーは、僕のキャリアに大きな意味を持つ。前にも言ったとおり、僕はマドリディスタだと感じると告白したし、今シーズンは距離があるけれど、マドリーにはリーガを獲って欲しいと願うよ。それから、バレンシアで3シーズンを過ごしたことも、僕にとっては大きなものになっているし、バレンシアにも最高のものがあってほしいと願っているんだ。

Q:33歳になりました。OMに移籍する際にはそのことが言われましたが、デシャンは、インザーギやデル・ピエロはあなたより年齢が上だが、素晴らしいものだと言っていました。この問題について何か言わなければならないことは?
M:僕が思うのは、年齢というものはしばしば、他のものよりも頭脳に関係するということだ。ぼくはフットボールをプレイし続けていきたいという希望を感じている。この年齢になれば、21歳の時とは違うのがわかる、というのは確かだけどね(笑)。

Q:それは……
M:でも、33歳になってポジティブなことは、20歳ではないということだ。若い選手とベテラン選手が混ざり合うのは、チームにとって良いことだ。若い選手が貢献できない部分を、年上の選手が貢献できるわけだから。経験というものはシーズンを通じて大きな助けになる。今シーズン、マルセイユでは戦わなければならない試合が数多くある。そして僕たちには全員の貢献が必要とされるだろう。最終的には、若い選手も最も経験を積んだ選手も同じだけ、チームのためには本質的な存在となっていくだろう。

Q:レアル・マドリーで過ごしたシーズンの中で、最高の想い出は?
M:アムステルダムで手にした、最初のチャンピオンズだね、間違いなく。マドリーで、それから個人レベルでも、僕が手にした最初の大きなタイトルだったから。僕は若くて、トロフィーを勝ち取れることも、あのレベルに到達できることも考えていなかった。だから、あの重要なタイトルを勝ち得たことは、本当に特別なことだったんだ。

Q:では最悪の想い出は?
M:最悪の記憶は、いつでも怪我のこと、いつも同じだよ。僕の最悪の記憶は、恥骨の手術をしたことだ。

Q:バレンシアでの最後のシーズンは厳しいものでしたか?
M:そうだね、少し。でも、僕は落ち着くようにしていたし、それが僕のバレンシアでの最後のシーズンになると理解していた。シーズンが始まってから、おおよその監督の考えを知っていき、十分に学んだよ。あらゆる意味で厳しいシーズンだった。クラブの安定性が、チームがスポーツ面での成功を感じる助けにはならなかったからね。今は、クラブもその点では変化しているし、これからバレンシアが、僕たち全員が望む落ち着きを手にできることを期待している。

Q:あなたが手にしたタイトルや記録の数を考えると、スペインで評価されるのに十分ではありませんか?
M:事実、本当に評価されていると感じるよ。でも、何よりも、人々が寄せてくれる愛情を受け取ること、僕のスポーツライフでも個人のレベルでも、それが僕には価値がある。誰かやジャーナリストが、僕を他の選手たちと比較して上とか下とか位置づけをしているのよりも、はるかにファンの愛情の方が僕を満たしてくれる。スペインにいてすごく愛情を感じること、街中で、そしてファンがいつでもそれを示してくれること、それが僕のプライドを満たしてくれるよ。

Q:そして、あなたが獲得したタイトルすべてが、あなたがフットボールを続けて行くモチベーションになっている?
M:それでたった今、フランスのリーグでタイトルを獲りに動いているところだしね(笑)。リーグ・アンのタイトルを手にできることは、今の僕の最大の夢であり新しいチャレンジだ。それがフットボールをプレイする理由の1つだよ。新しいタイトルを手にすること、新しい経験をすることがね。僕の人生は、常にフットボールと結びついているし、僕のキャリアの各ステージで、新しいチャレンジ、期待を持ち続けていくんだ。

Q:レアル・マドリーの話に戻ります。フロレンティーノ・ペレスの復帰をどう思いますか?
M:彼が戻ることを決めたのであれば、それはマドリーが再変革を必要としていることを、彼がはっきりと理解していたということだろう。多くのソシオが声を上げて求めたのは確かだし、それで彼は再び選手獲得を成し遂げて人々を熱狂させることができている。今はただ、タイトルを獲得しなければならない、そして最終的にベルナベウに足を運べばいつでも、すべてのマドリディスタが求める、良いフットボールをしなければならないということだ。マドリーにとって良いシーズンになるだろうと僕は信じているし、僕たち皆が、そこで起こることを見たいと望んでいる。

Q:ただ、マドリーが選手獲得に使った移籍金の総額をどう見ているのですか?
M:内側から見れば、僕は良いと思ってるよ。もし1人の選手のためにある金額を払えるのであれば、それはその人が、その価値があると考え、また別の方法で取り戻せると考えているからだ。マドリーやバルセロナのようなクラブのソシオが夢を求める場合には、時にそれは金によってもたらされるもの、金で選手に投資しなければならないこともある。フットボールの世界では、素晴らしい選手以上に夢をもたらすことができるものはないよ。

Q:あなたはリバプールで、シャビ・アロンソと共にプレイしていましたね。
M:シャビ・アロンソは、どんなチームにあっても、その「頭脳」だよ。マドリーの場合は、既にそのポジションに優れた選手たちがいる。でもシャビはそれに落ち着きとゲーム・ビジョンをプラスするんだ。彼は、レアル・マドリーにとって強い印象を与える強化になると思っている。どのチームにも論争の的になるポジションがあり、おそらくレアル・マドリーでは特にそうだろう。だから余計にプレッシャーがかかるんだよね。

Q:彼は、マドリーがそのポジションに必要としていた選手でしょうか?
M:彼をよく知って僕が言えるのは、彼は素晴らしく、非常に集中して問題なく仕事をこなすことができる男だ、ということだよ。他のビッグクラブ、つまりリバプールで既にそうしてきている。そして今確実に、マドリーで素晴らしい選手たちに囲まれて、再びそうした仕事をするだろう。

Q:多くの新加入選手がいる中で、あなたの友人のラウルが新生レアル・マドリーでスタメンのポジションを取れると思いますか?
M:ラウルはポジションを勝ち取りにいく必要はない。これまでのシーズンで、常に彼は存在し、常に最大のものを与えられることを示してきたんだからね。ラウルには、彼がフットボールに対して与えてきたもの、与え続けているものについて、彼を金字塔としなければと僕は思うし、だからこそ皆彼に大きな敬意を払わなければならない。彼はいつもいろいろなことを言われるけれど、彼は常にマドリーに従い、静かで、トレーニングをし、そして得点を加え続けている、彼は最も重要な存在だ。彼がピッチからいなくなる時は、本当に僕たちは寂しくなることだろう。

Q:そして、クリスチアーノ、カカ、ベンゼマ、シャビ・アロンソ、他の選手たちの中で、新生レアル・マドリーでは、誰が特に重みを持つことになると考えますか?
M:相手をかく乱する存在であること、そしてそのプレイを見て楽しいという点から、1人選ぶならおそらくクリスチアーノ・ロナウドだろう。でも他に僕が思うことを聞いてくれるなら、シャビ・アロンソとカカがフォワードにボールを供給する素晴らしいコンビを形成するだろう、と言うよ。スペクタクルはゴールの時点で訪れるけれど、その前のエリア手前数メートルも常に重要だ。そしてそこでは、カカとシャビ・アロンソが違いを見せ付けるはずだ。

Q:それでは、最大のライバルについて見ていきます。バルセロナのトリプレッテは嬉しかったですか?
M:いや、嬉しくない。でも大好きだよ!(笑) あれは、夢のような、誰もが探し求めるようなチームだ。あらゆる点で、彼らは抜きん出たシーズンを過ごしたし、3つのタイトルを手にした点で、彼らを賞賛する必要がある。それに足るだけの賞賛というのはないだろう。ものすごく難しいことなのだから。

Q:1つのタイトルを手にすることですら難しい……
M:さらにリーガ、チャンピオンズ、コパという重要な3つのタイトルを獲ることは、本当に難しいんだ。これは、素晴らしいチームがあり、最高に一体となった偉大なクラブであるからこそできることだ。この点は、あらゆる優れた選手をチームにしていくマドリーにとってハンディキャップとなるだろう。バルセロナは、もう完成しているんだから、そういう作業をする必要がない。今のマドリーは、獲得した素晴らしい選手たちをひとつの素晴らしいチームにしていかなければならない。

Q:ではアスール・グラナの一体感の中で、今現在、メッシが世界最高の選手だと思いますか?
M:良いね(笑)。最高の1人じゃないとしても、ベストの3人の中の1人だね。どの選手にもそれぞれの長所があり、どの選手も好みのプレイの仕方を持っている。フットボール選手には、それぞれの長所があるんだ。そしておそらくメッシは、世界最高の2人か3人の選手の中に入るだろう。バルセロナや代表のためにプレイするのはいつでも嬉しいことだろうし、そういう彼を見ることができるというのも嬉しいことだよ!

Q:今シーズンのリーガは、いつも以上に、この2クラブのどちらかが取るだろうと思いませんか?
M:レアル・マドリーは投資をしたし、バルセロナは一体感を備えている。そこから見ると、この2チームという可能性があるね。でもフットボールは変わりやすいものだし、おそらく一体となった堅実なチームが出てきて、最後まで争っていくことになるだろう。

Q:いずれにしても、エキサイティングになりそうですね。
M:リーガが始まって、試合を家のソファやスタジアムのスタンドから楽しめるのは最高だね。確かに、エキサイティングになるだろうな。今シーズンは本当に感動的なリーガになるだろうし、少なくとも外にいる僕たちは、テレビでリーガを見てビッグクラブ同士の対戦を大いに楽しむことを期待しようよ。

Q:それならもう、フランスからリーガの試合を見逃さないようにあらゆる準備を済ませたはずですね。違いますか?
M:それがまだなんだよ、残念なことに! 僕はまだホテル住まいで、家を探すのと、すべての試合を見られるようにあらゆる設備を設置するのとに、必死になっているんだ(笑)。

(了)
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感想。
ちょっと前のFrance Football誌に載ったインタビューの一部と、かぶる部分もありますが、本当にデシャンという監督と良い関係を持ててよかったと思います。強い意欲を持ってまた戦いに臨むことができる、そういう場所を与えられたわけですから。シーズン通していく中で、もしかしたら思い通りにならないこともあるかもしれません。負傷する可能性もあるし、まだやれると思うより出場時間が少ないこともあるかもしれない、思ったように結果が出ないかもしれない。でも、デシャンの指揮下にいる以上、そうしたことも受け入れて、マルセイユのために尽くしていくのではないかと思います。

あとは、モリエンテスのマドリディスタっぷり+サカヲタっぷりが発揮されてるなあ、と思って読んでました。究極のラウリスタなところはいつもどおりですが、ペレスのやり方に言及している部分とか。おそらく自分の経験から、ペレスのやることを全部受け入れてはいないかもしれません。でも、強いマドリーを取り戻すためには、ペレスが必要であり、ペレスのように金を使うことが必要だ、という点は受け入れているように思えます。ペレスのやり方は、それによって辛い思いをさせられる選手がいることを考えて、感情的に否定したくなる部分もあるのですが、プロフェッショナル・フットボールの世界で生きているモリエンテスには、それも含めて現実なんだろうなあ……。
かと思えば、マドリディスタなんだけど…でもでもバルサすごいよね! って、やっぱりただのサカヲタだなあ。早くリーガを見る態勢、整えられるといいねー。

ラ・レアル vs エル・レアル

2009-08-16 07:40:28 | football

Centenario de la Real
Real Sociedad 0-2 Real Madrid

マドリーの得点:ベンゼマ(48)、スナイデル(90)

GK:イケル
DF:(右から)トーレス(46、アルベロア)、アルビオル、ガライ、ドレンテ
MF:シャビ・アロンソ(77、スナイデル)、グティ(77、ペペ)、カカ(67、イグアイン)、クリスチアーノ・ロナウド(67、ロッベン)
FW:ラウル(67、グラネロ)、ベンゼマ

という4-4-2で良いのではないかと思います。
ちなみにアルビトロはペレス・ラサでした。MARCAのプレビアにはイトゴンて書いてあったのですが…別に残念じゃないですよ。

以下、箇条書きで。おおよそ時系列に並んでる感じです。

○冒頭に1分間の黙祷。この100年に亡くなった、レアル・ソシエダのファン、選手、監督、役員のために。
○試合開始。アノエタの皆さんからブーイングをいただくマドリー
○久しぶりのアノエタ、と喜んでいたはずのシャビ・アロンソにもブーイング。これは、マドリーになんぞ入りやがってということでしょうか
○シャビ・プリエトとか懐かしい
○ソシエダの守りが良いということなのか、トップ(=ラウル、ベンゼマ)がシュートできるような体勢になかなか行かない。ということで、ベンゼマは左サイドに出る、ラウルは下がってくる
○シャビ・アロンソの遠目のシュート、惜しい。ただ、カカ、Cロナウド、Xアロンソがやや遠目から打っていくくらいしか手がないとも言える
○ドレンテ今日も元気
○なぜかイケルのスローが相手に渡ってしまう
○崩せた、という感じではないのですが、よくパスが回る時もある
○トーレス、やや不安。基本的に動作が大きい分、いろいろな動き、反応が遅くなってしまっている。今日はボールコントロール、クロスも良くない…
○セントラルはアルビオルとガライですが、無難に堅い。4人のセントラルはどう組んでも良い感じがします
○カカがひとり高速ドリブルで持ち上がり、ベンゼマへパス、シュート。カウンターは良いんだよなあ…。
○ラ・レアルのFK。低い弾道で飛び込んできたボールに豪快に飛び込むイケル、ものの見事にキャッチしそこなう。そんなミス初めて見た
○前半のドレンテは、攻撃は比較的抑え目。今日はディフェンス意識しています、という感じ。
○全体的にシュートの精度もいまいちだな…と思っているうちに、前半が終わってしまった。0-0。


○後半、マドリーはトーレスに代えてアルベロア投入。残念だけど、やむをえない交代か。
○CロナウドのFKをGKブラボがキャッチできず前にこぼし、たところにベンゼマが飛び出してゴール! 1-0。
○FKを獲ったのは、ラウルが手を抜かずに前からプレスをかけ続けたからです
○だんだんパスつなぎまくりで崩せそうな感じになってきました。ボールに関わる人数も増えているし、少ないタッチでまわして、の約束も守られている
○どのスタジアムへ行っても盛大なブーイングを受けるグティ、ある種の才能かも
○後半20分過ぎ、3マイ代え。ラウル→ロッベン、カカ→グラネロ、Cロナウド→イグアイン
○ロッベン、いきなりすごいシュート
○グラネロも!
○ドレンテのクロスの質も上がってきた。ついさっきまで最終ラインにいたのに、そのまま真っ直ぐ上がってクロス。中盤の選手も、ドレンテにボールをよく出している感じ。前半より攻撃に出てきているかな
○後半30分過ぎ、2枚代え。アロンソ→スナイデル、ペペ→グティ
○アロンソには拍手喝采。そのための交代です。良い帰還になっただろうか。
○ペジェグリーニ、ペペをピボーテで使うのに味をしめた?
○グラネロやっぱりいいなあ。
○イグアインがちょっと目立たない……
○さあエンパテにしよう、チュリ-ウルディン! とラ・レアルを応援し始めるラ・セクスタの実況
○ゆるゆると終わりか、と思っていたら、スナイデルの直接FKでゴール! 2-0!!
○かなり距離あったのに。スナイデルのFKが決まるの、久しぶりです
○そのまま2-0で終了。ご招待頂いたのに勝っちゃいましたが、最後はアノエタの皆さん拍手喝采で終了



ちょっと手こずる時間、グダグダな時間もありましたが、この試合はまたつなぐことが意識され、それがだいぶ実行できていたのではないかと思います。セグンダでお祝いゲームとはいえ、スペインのクラブと対戦でき、つないでいくというコンセプトを実施できたという意味では、良い試合だったと思います。もちろんまだまだなところもあるし、選手によって良かったり悪かったりもありますが。
気になるのはラテラルで、移籍話が持ち上がっているトーレスのパフォーマンスが良く感じられないこと。セルヒオ・ラモスの復帰が少し遅れそうな現状では、右の1stチョイスはアルベロアでしょう。左ラテラルでずっと使われているドレンテ、このまま定着していくかも。運動量・機動性は言うことなしです。たまに守備で「うわ」と思わされる場面がありますが……。
スナイデルは、ここのところ思ったようにプレイできず、また連日移籍の噂が報道されている中で、FKでゴールという結果を出してきました。最終的にどうなるかわかりませんが、今できる範囲での良い成果になったと思います。ドレンテのスナイデルへの祝福の仕方が、手荒くも心が入っているようで…うん、いいやつだ。


アノエタ行き

2009-08-15 08:55:12 | football

センテナリオへの最高の贈り物

MARCAから、プレシーズンマッチなのにプレビアの記事ができていました。
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シャビ・アロンソ、ドノスティアラのアイドルが、レアルマドリーとして家に帰る

5シーズン前、彼の人生であったクラブを離れて以来、シャビ・アロンソが家に帰る。レアル・マドリーのユニフォームを身につけて、レアル・ソシエダにとって非常に特別な1日、センテナリオの最初の素晴らしいイベント、アノエタにスターたちが集まる試合を祝うのだ。
スターたちの中に、2004年の夏にサンセバスティアンを離れ、以降リバプールでプレイしていたシャビ・アロンソが登場する。今回が彼にとって初めての帰還であり、多くの喝采を受けることだろう。彼は、チュリ-ウルディン(txurri-urdin:バスク語で白青)のファンたちに、非常に深く受け入れられている選手だからだ。アロンソにもファンにも、特別な時となるだろう。

「アノエタで僕の最初の試合ができるというのは、僕自身にとって本当に素晴らしい偶然だよ。僕にとっては大きな夢であり、ラ・レアルの歴史にとって非常に重要なものでもある。素晴らしいフェスティバルになることを期待しているし、僕にとってはソレよりもほんの少し特別なものになるよ。」 シャビ・アロンソはそう語っている。

このフェスティバルは完全なものとなるだろう。シャビがいることはもちろん、カカ、クリスチアーノ、ベンゼマ、そしてそのチームメイトたちがいる。サン・セバスチャンの観衆を喜ばせるだろうし、しかも無償なのだ(マドリーが金銭を受け取らないという意味らしい)。かつて、レアル・マドリーがアノエタの落成式に招待された1993年、財源が弱ったラ・レアルを助けるために、レアル・マドリーは一銭も受け取らずにプレイすることを申し出た事実がある。

スタジアムは記念すべき祝祭のために、着飾ることだろう。試合前には、100人の子供たちが「センテナリオ」のビッグフラッグを持ってスタジアムに入り、1000個のメモリアルボールをスタンドに投げ入れる。
試合開始時には、ファンたちが3万枚以上のカラーボードを掲げ、両チームを迎え入れるために、アノエタを白と青に染め上げる素晴らしいモザイクを作る。そして同じ数の炎(手持ちの花火か発炎筒、ろうそくみたいなもの?)が、試合終了時にスタジアムの証明が落とされた際に用意されている。
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主審は、皆さんのイトゴンこと、イトゥラルデ・ゴンサレス。もちろん、バスク自治州所属。

ラ・レアルのオフィシャルを見てきましたが、この試合の2時間前から、挨拶や選手の紹介などいろいろなイベントが組み込まれているようです。ということは、試合開始が何時になるかわからないと思っていたほうが良いような……。


アノエタ行きの選手たち
土曜日の夜22時(日本時間日曜の5時)に行われるレアル・ソシエダのセンテナリオ記念試合に向けて、マドリーでは19名の召集選手が発表されました。発表されたというか、公式では外れた選手の名前が載っているだけなんですが。

GK:イケル、デュデク
DF:アルベロア、トーレス、ペペ、アルビオル、ガライ、ドレンテ
MF:ラス、シャビ・アロンソ、グティ、グラネロ、スナイデル、迷子のカカ、ロッベン
FW:ラウル、イグアイン、クリスチアーノ・ロナウド、ベンゼマ

以上の選手たちは、土曜日11時にバルデベバスに集合した後、サン・セバスチャンに向かいます。

非召集選手は以下の通り。
ネグレド、アダン、ファン・デル・ファールト、メツェルダー、ガゴ、セルヒオ・ラモス、マルセロ、ルート、ディアラ

この中で、メツェルダーから後ろは負傷、または完調ではないことが理由です。はっきりと監督判断、と記されているのはネグレドとアダン(VDVについては、はっきりと書いていない…)。
ネグレドのハルシティへの移籍が間近と報道されており、ここでネグレドが召集からはずされたことを見ると、いよいよ移籍交渉が山場となっているのかもしれません。


負傷者
負傷召集のセルヒオ・ラモスについてはASに記事がありました。ざっくりと。
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7月27日にプレシーズンに合流して以来、セルヒオ・ラモスは、バルデベバスのピッチ上でのトレーニングがほとんど出来ていない。ずっと左脚アキレス腱の炎症に苦しめられているためで、このことを気にしている選手のために、特別なメニューが組まれている。
ラモスは、他の選手たちと同様に、バカンスの最後数日間は、チームに合流できるよう自主トレーニングをしてきた。しかしそこで、アキレス腱に違和感を感じ始めた。
検査の結果はアキレス腱の炎症の原因を明らかにしていない。この負傷は厄介なもので、ピッチ上でのトレーニングができないものであり、ピッチ上でのランニングも勧められるものではない。負荷をかけることで痛む期間が延び、回復に2~3ヶ月かかる可能性も出てくる。このため、ラモスはアメリカツアーにも参加しなかった。
回復にかかる期間もわかっていない。2日ほど前に再び検査を行ったが、炎症は続いている。痛みが消えるまではトレーニングを開始できないだろうし、それは2日かあるいは10日である可能性もある。

一方でラモスは屋内でのトレーニングをハードに行っている。同時に、炎症を鎮める治療、電気療法、理学療法、(補助器具をつけた?)ウォーキングなども行っている。走り始められるならミニプレシーズンを単独で行うことになるが、リーガの開始(15日後)とその後に続く代表2試合までほとんど時間が無いことが、気になっているだろう。セルヒオ・ラモスは、リーガの開始から数試合を欠場する可能性もあるのだ。
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アメリカツアーをしている頃、どこのソースかは忘れましたが、アノエタの試合にラモスは間に合うのでは?なんて記事の見出しを見かけたこともありましたが、現時点ではまだしばらくかかるように見えます。気にかかりますね……。
シーズン中と違って(もしくは昨シーズンと違って)、公式から負傷のニュースがあまり詳しく出てこないので、余計に心配です。ラモスの他にガゴも「右足外転筋の微細繊維損傷」ですが、少し長引いているように思います。筋繊維損傷もグレード1の、とかグレード2の、とか段階がありますし、酷い損傷なら1ヵ月半くらい復帰できないこともあり得る。ガゴはずっと室内から出てこられずピッチ上でのランニングもしていないようなので、少し重いのかもしれません。(あくまでも推測ですが)。




マルセイユの公式から、モリエンテスのQ&Aを3問
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Q:シーズン2試合目となるリールとの対戦に、どのような気持ちで臨みますか?
M:このチームは、非常に高いモチベーションを持って2試合目に向かうだろうと思う。特に、グルノーブルに勝利した良い結果の後だからね。シーズンを勝利でスタートできることは、大きな強さをもたらしてくれる。

Q:リールは、初戦をホームで落としています。逆襲に燃えるチームは恐ろしくありませんか?
M:初戦を落としたチームが、次の試合で埋め合わせをつけようと3ポイントを狙ってくるのは当然のことだ。でも彼らは、マルセイユと対戦することが簡単な話ではないということもわかっているだろう。僕たちにとって厳しい試合になるだろうけれど、彼らにとっても同じことだ。

Q:試合はモンペリエで行われます。不便ではありませんか?
M:ホームでプレイできた方が良いだろうし、僕たち全員がこの試合をスタッド・ヴェロドロームでしたいと思っていた。観衆はヴェロドロームを何か特別なものにするんだ。僕たちは、モンペリエで3ポイントを取り、スタジアムの使用を待っているすべての人たちのために、早く僕たちのスタジアムが戻ってくるよう願うよ。
(※7月16日、マドンナのコンサートのためヴェロドロームでセットを建設していた際に崩落事故が発生、死傷者が出た。事故調査などのためスタジアムが使用不可となり、第2節リール戦はモンペリエのスタッド・ド・ラ・モッソンで行われる。ヴェロドロームは8月30日の第4節ボルドー戦より使用可能に。)
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ベテランの見る夢

2009-08-14 10:31:12 | football
マルセイユ公式のニュース記事の見出しが並んでいる中に、Morientesのインタビューらしいリンクがあったので、喜んでクリックしてみました。が、インタビューというには短すぎる……。他にもっと話してないんでしょうか? マルセイユ公式、何か隠したり出し惜しみしたりしていませんか?

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フェルナンド・モリエンテス:ここのサポーターは素晴らしい

連日、何百というサポーターたちがラ・コマンドリーで、オリンピック・マルセイユの選手たちのトレーニングを見に来ている。その情熱が、スペイン人アタッカーに強い印象を与えた。

「サポーターたちはすごいね。ここのサポーターたちは、本当に素晴らしいよ。フットボールで、こういう情熱を受けられるのは、本当に重要なことだと僕は思う。これも、僕がここに魅了された理由のひとつだよ。」

と、フェルナンド・モリエンテスは語った。
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終わってしまった……短い。物足りない。


プラスアルファですが……
物足りない…と思っていましたら、France Footballにはこんな記事が。


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この金曜日にFrance Footballに許された長いインタビューの中で、フェルナンド・モリエンテスは、彼がまだ終わっていないこと、彼の経験をOMに持ち込めるだろうということを証明したいのだと話した。

5年がたち、彼は戻ってきた。先週の土曜日、グルノーブルで(マルセイユは2-0で勝利)、フェルナンド・モリエンテスはオリンピック・マルセイユの一員として、リーグ・アンのピッチに戻ってきた。もうASモナコのカラーを身につけてはいない。しかし、常に、ディディエ・デシャンの指揮下にいるのだ。

「僕は、もっと金を稼げるところと契約することも出来た。でも、それは僕には合わないんだ。」

France Footballに許されたロングインタビューの中で、33歳になったこのスペイン人アタッカーは、そう打ち明けた。

「実際、ディディエが僕に電話してきてくれたとき、僕は一瞬もためらわなかった。すぐさま引き受けたよ。あの電話は、僕に再び意欲をくれたんだから。」

バレンシアで、厳しい2シーズンを過ごした後のことだ。

彼の意欲、フランスリーグでのキャリア、チャンピオンズリーグ、周囲と調和すること、彼とDDとの関係、彼の仲間たちのこと、競争、彼のモチベーション、その体の状態、能力、欠けている点……フェルナンド・モリエンテスは、この金曜日のFrance Footballのコラムで、あらゆるテーマのあらゆる部分に取り組んだ。

「僕の経歴は書かれている通り。僕は、僕以外の他の事を証明するようなものは何もないんだ。ただ僕自身のことだけ。僕は、最高のものに到達できるだけの能力があることを示したいんだ。(中略) 僕は歳をとった、それは確かだよ。でも、意欲は変わっていない。」
(よくわからなくて一部割愛)「チャンピオンズリーグのファイナルに行くことを夢見ている。いつでも、徹底した夢を見ること、すべてに勝ちたいと考えることが必要なんだよ。」

このインタビューの完全版は、金曜日のFrance Football誌の記事「フェルナンド・モリエンテス:マルセイユは僕に再び意欲をくれた」で読めます
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……ケチ。
France Football誌ってどこかで購入できるんでしょうか。モリエンテスがモナコにいた頃は何冊か買ったりしたんですが…確か渋谷のブックファーストだったかなあ。いまだとどこで買えるんだろう。買ったところで、フランス語ですから、まともに読めるわけではないんですが。

と思うくらい、France Footballのインタビュー、すべて読んでみたいです。オファーをしてくれていた他のクラブには申し訳ない気もしますが、デシャンに電話をもらって即決したんだ、と率直に答えている様子を見ると、改めて、可能な中でベストの選択ができたんだな、と思います。本人もさっくり認めている通り歳はとったし、しかもフランスフットボール界はやたらとベテランに厳しいですが(モリエンテスの加入が決まった頃はそういう論調が良く目に付いた)、信頼を寄せてくれたデシャンのためにも、そして自身の価値のためにも、これまで積み上げてきたものを見せてほしいなと思います。
CLファイナル、行けるといいですね。ファイナルの会場、ベルナベウですし。

最後の人

2009-08-13 11:16:01 | football
イグのインタはまだ終わってませんが、先にこちらを。



フラヴィオ・ローマ、ACミランへ移籍
2001年の夏にASモナコの戦力に加わって、それ以来、フラヴィオ・ローマにとってのモネガスクの冒険が終わる。赤と白のユニフォームの下での8シーズン、247試合(リーグアン203試合、欧州の大会24試合、2つの国内杯で20試合)、イタリア人GK(現在35歳、代表3キャップ)はACミランとの契約を結んだ。現在ブラジル人のレオナルドに率いられているミランとASモナコFCは、フラヴィオ・ローマの移籍で合意に至った。ASモナコFCでは、2003年にリーグ杯制覇、2004年にチャンピオンズリーグのファイナリスト、そしてGKとしてクラブ歴代3位の出場数を記録(ジャン-リュク・エットーリ754試合、ジャン-クロード・エルナンデス265試合に次ぐ)。能力を備えていることはもちろん、リーダーとしての経験もあり、2007/2008シーズンにはキャプテンマークを背負った。

クラブのGMマーク・ケラー
「ASモナコFCは、フラヴィオ・ローマに対し、彼がピッチの中でも外でも示してきた働きに、敬意を表します。並外れたプロフェッショナルであり、同時に素晴らしい価値を持つ一人の人間です。彼はクラブの歴史に永遠にその名を残します。ACミランでの彼の成功を祈りましょう。もちろん、彼はいつでも、スタッド・ルイIIでは歓迎を受けることでしょう。」

8シーズンの間、フラヴィオ・ローマはモナコの人として知られてきた。2003年にはリーグ杯で優勝、翌シーズンにはチャンピオンズリーグで目覚しい活躍を見せた。2005/2006シーズンには負傷でほとんど出場がかなわず、やがてステファン・ルフィエやヨアン・テュラムといった若手選手が成長してきた。ルージュ・エ・ブランの下で豊かな経験を積み上げた後、フラヴィオは今日、彼がよく知る国へと戻る。モネガスクの選手となる前、事実彼は、ラツィオ・ローマ(彼が育ったクラブ)、ACマントーヴァ、SCヴェネツィア、USフィオレンツォーラ、USフォッジア、キエーヴォ・ヴェローナ、ピアツェンツア・カルチョといった多くのイタリアのクラブで成長してきたのだ。現在35歳、彼は今日、17回のセリエA制覇、7回のチャンピオンズリーグ制覇を誇るビッグクラブに、新しいチャレンジを求める。

フラヴィオ・ローマ
1974年1月21日 ローマ生
ポジション:GK  192cm/89kg
経歴:ラツィオ・ローマ(下部組織、1991-1993)、ACマントーヴァ(1993-1994)、ラツィオ・ローマ(1994-1995)、SCヴェネツィア(1995-1996)、USフィオレンツォーラ(1996-1997)、USフォッジア(1997-1998)、キエーヴォ・ヴェローナ(1998-1999)、ピアツェンツア・カルチョ(1999-2001)、ASモナコFC(2001-2009)
プライズリスト:2003年フランスリーグ杯制覇、2004年チャンピオンズリーグファイナリスト
ASモナコFCでの出場試合数:公式戦247試合(リーグ・アン203試合、チャンピオンズリーグ23試合、UEFA杯1試合、フランス杯8試合、フランスリーグ杯12試合
代表暦:イタリア代表3キャップ


フラヴィオ・ローマのコメント
ASモナコFCは、私の心に、私の人生に残り続けていくだろう。そして、間違いなく私のキャリアにおける、最も重要な期間ともなるだろう。私は、赤と白のユニフォームの下でのことをすべて覚えている。例えばチャンピオンズリーグのファイナルのように、ファンタスティックな瞬間のこと。辛い時期のこともだけれど、最も厳しかった時期のことでさえ、私にとってはポジティブなものだ。私は素晴らしい年月をモナコで過ごし、ピッチの上ではもちろんピッチの外でも優れた人たちと知り合った。彼らは私の友人であり続けることだろう。私がモナコに残して生きたいメッセージは、ただ1つの言葉。メルシィだ。すべてのものに、ありがとうを。今日から、新しい次の歴史が始まっていく。ACミランは、非常に大きなクラブで、私にとっても大きなチャンスだ。この新しいチャレンジに、私は損なわれぬ大志をもって挑戦していく。成功できるよう、すべてを注いでいくつもりだ。
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画像

公式の紹介にあるように若手のGKが1stになって、もう出場機会も相当減っていたし、こんな日が来ることもあるだろう、というのは多少覚悟はしてましたが……ローマさんもいなくなるんだ。これで、現在のASモナコFCに、あの03/04シーズンを戦った選手はいなくなりました。若手でサブに入った経験のある下部組織出身の選手はいるかもしれないけど(トマス・マンガニとか)、主戦力として、あのシーズンのリーグ・アン、そしてチャンピオンズリーグを戦った選手は、もう誰1人として残っていません。リーグ・アンに復帰したモリエンテスが、ルイIIを訪れることになっても、もう知っている選手がいないんだ。
寂しいな……。


イグアインの期待

2009-08-13 00:04:55 | football
ASから、イグアインのインタビュー。まだ途中です。(終わりました)


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僕はラウルがまだ持っているハングリーさに魅せられている。

フットボールの系譜を持ち、アルゼンチン代表としてのW杯を夢見ている21歳は、目標に向かう途上にある困難さをコントロールするという長所も身につけている。ワシントンでゴールを決めて2日後、イグアインがASに答えた。

Q:ツアーから帰ってきましたが?
H:月曜日は(アメリカから帰国したのは月曜10時)休養にあてて、たっぷり眠ったよ。そして今は、本当にすごく良い状態だ。

Q:ワシントンで2ゴール決めたことをどう考えていますか?
H:嬉しいよ。どんなFWにとっても、ゴールすることは嬉しい。それに特に今シーズンは、多くの競争があるだろうから。僕は自分のチャンスを生かしたかったし、それにチームはペジェグリーニの望むところにある程度到達しているようだから。

Q:プレシーズンにフォームを掴むことが、常にあなたにとって重要だというのは本当ですか?
H:誰にでもそれぞれのバイオリズムがある。僕たちは20日間ですべてを仕上げていくんだ。僕はより良いやり方でトレーニングすることを試み、今シーズン常にプレイしていけるように努力している。

Q:マラドーナと空港で会ったのはどうでしたか?
H:良かったよ。本当に、僕はアルゼンチン代表がロシアに行こうとしているのを知らなかったんだ。空港に到着して彼らを見たときは嬉しかったよ。仲間たちやコーチ陣と挨拶できたし、マラドーナに会って言葉を交わすこともできた。
(補足:U.S.から帰国したマドリーの選手たちがバラハス空港でアルゼンチン代表に遭遇したのは2つ前の記事の通り。イグアインがマドリーで一定の成果を出していながら、一貫してマラドーナが彼を招集しないため、イグアインとマラドーナの遭遇は一部で注目されていたらしい。前日のASには、マラドーナとイグアインはそっけない会話を交わしたのみだった、という記事もあった。)

Q:あなたはマラドーナを知らなかった?
H:顔をあわせて話をすることはこれまでなかったんだ。普通の会話だったよ。

Q:今現在、アルビセレステ(アルゼンチン代表 )ではプレイしないという考えはありますか?(補足:イグアインはフランスで生まれたので、フランス代表にもなれる。)
H:いや、僕の頭にはアルゼンチン代表でプレイするということだけだ。既に何度も言っていることだけど、ダメだという理由がどこから出てくるのかわからないよ。

Q:フランスの協会から招集を受けたことはありませんか?
H:ないよ、それははっきりしている。僕の最大の夢は、W杯をアルゼンチン代表として戦うことだ。W杯はすぐにやってくるし、だから今シーズンはとても重要なものになるだろう。すばらしいシーズンになることを期待している。

Q:あなたが南アフリカに行くためには、何が起きなければならないでしょうか?
H:何も。マドリーで継続してプレイすること、ただ素晴らしいシーズンを過ごすということだけだ。

Q:マドリーのことに戻ります。ペジェグリーニは、あなたには「重要な役割」があると言っていました。どんな役割なのでしょうか?
H:監督にそんなふうに言ってもらえるなんて嬉しいよ。ピッチの中で信頼を取り戻すことができたらと願っている。そここそ、僕が話をすべき場所だ。

Q:あなたを知る人たちが、あなたが非常に真剣にこのプレシーズンに入ったと言っています。なぜでしょうか?
H:僕がシーズンを始めるときには、心から、何よりも真剣に、強い意欲と責任を持ってトレーニングに入るんだ。僕は集中している。なぜなら、今やるトレーニングは、シーズン全体を通じて良い状態で過ごす元になるんだから。

Q:マドリーが次々に、クリスチアーノ、カカ、ベンゼマと獲得した時には、どう考えていましたか?
H:本気で嬉しかったよ! 驚くことじゃないよ。競争があるだろうけれど、それは素晴らしいチームを形成する助けにもなるんだ。彼らは最高だ。彼らがマドリーになじむのを期待しているよ。

Q:では、あなた自身が(先発の)11人に入ると見ていますか?
H:そのために、僕はトレーニングをしていくつもりだ。ここでは僕たち全員に同じ可能性があり、僕たち全員がスタメンになりたいということを監督に示さなければならない。

Q:フットボールのファイターと考えているんですね。
H:いつでも。いつでも僕はもっと上に行きたいと望んでいるし、僕がやっていることに満足していない。楽観的な気持ちと希望は、僕が決して失わないものだ。

Q:あなたは楽なキャリアを歩んできたのでしょうか?
H:誰も何もくれなかったよ。僕は、すごく若い年齢でスペインにやってきて、批判を受けた。ゴールできないとかね。でもこうして、僕はそっちに注意を向けずに、良いことをするために集中していた。そっちに気を散らさなかったことを後悔していないし、僕が手にしてきたことについては幸せだと思っている。いつも僕はマドリーにおいて重要なものとなるために戦ってきたし、それは僕の考えであり続ける。それが、目的を達成する原動力だ。

Q:こんなにも多くの新加入選手がいると、チームメイトの中の動揺に気づくのでは?
H:僕たちは、毎日毎日落ち着きを持っていこうと努めている。でもどのフレンドリーマッチもテストなんだ。そんな中ではストレスもある。それに、僕たちは監督が求めるものをこなそうと努力しているしね。

Q:マドリーのシステムにはある種の混乱があります。これは4-2-2-2ですか?
H:前の方はある程度自由にプレイしている。異なるスペースを埋めながらね。でも常に気に留めておくのは、ディフェンス面でチームを十分にサポートするということだ。既に僕たちは、フォワードは最初のディフェンダーであり、すべてをサポートしなければならないことを確認してきている。

Q:では攻撃は?
H:モットーは自由、連携すること、それからスピードを追求すること。最大で2タッチとかね。高いクオリティを持った選手たちとやるんだから、すべてが楽に行われているよ。

Q:ではあなたは、このシステムにどう入るのですか?
H:良いよね、僕はフォワードだよ(笑)。
Q:あなたのスピードからいくと、あなたの力はセカンドトップとしても生かせるのでは、ということなんですが。
H:僕がいつも言っているのは、常にプレイしたいと思うけれど、僕はサイドの選手よりもフォワードだと感じるということだ。

Q:カルデロン元会長の獲得選手であるために、より難しい事態になるという考えがあります。よく言われる理論上のイレブンでは、ペペ、マルセロ、ラス、そしてあなたが入るだけです。
H:この種のコメントは答えない方が好きなんだ。そういうのはないよ。逆に、2回リーガを勝ち取った非常に優れたベースがあると考える必要がある。僕は、自分がプレイできるように監督を納得させられるようやっていくだけだ。僕は、世界中の賞賛を集めるような、最高に興味深いプロジェクトを進めている、このクラブで続けていくための多くの夢を抱いている。この仕事が、シーズンの終わりには実を結ぶと期待しているんだ。僕は、最大限のことを供したいと望んでいるいち選手というだけだよ。

Q:昨シーズンを終えたときに、フロレンティーノは、カカとクリスチアーノ・ロナウドとベンゼマとアルビオルとシャビ・アロンソを連れてくるつもりだと聞いたら、何かの冗談に思えたのではありませんか?
H:(笑って)確実なことは、彼がしたのは本当に素晴らしいということだね。ほとんど信じられないくらいだよ。だから僕たちは、期待に応えるように、すべてに勝つよう努力するという責任がある。

Q:フロレンティーノをどう見ていましたか?
H:彼が最初に会長になった2000年、僕はたったの13歳だった。最初がフィーゴで、すぐにジダンが来てロナウドが来て。僕は、すべての見本になったあのマドリーを、わくわくして見ていた。僕の見解は既に知られている通り、会長はこうしたことを実行できた人で、そして今シーズン、彼はまたビッグチームを実現したんだ。

Q:彼について個人的に知りたいと思いますか?
H:本当のことを言うと、イエス。世界でももっとも敬意を受けるべきフットボール界の人間の1人だよ。

Q:ラウルについては?
H:今のラウルを発見しつくせないよ! 彼は長年にわたって最高のカテゴリーにいる選手だ。もう15シーズンになるし、チャンピオンズでのトップスコアラー、リーガでも最高得点のステップを進めている。彼の隣でプレイできるのは名誉だよ。彼の持つ記録は羨望の的だよ。

Q:これまでの時間すべてで彼から何を学びましたか?
H:僕は、彼を見て学んでいるよ。あらゆる記録を手にしてきていながら、同じだけのハングリーさを持ち続けている。すごいことだよ。

Q:クリスチアーノ・ロナウドのどんな能力を強調しますか?
H:彼はバロンドールを手にしたんだ。それ以上にはないよ。優れたフットボーラーであり、僕たち皆が、彼がこのクラブに多くの喜びを与えられるように、サポートしている。それに、人として、彼が真面目な好青年だということを知らないといけないね。

Q:驚かされましたか?
H:驚きはしないよ。別のことを期待していたわけじゃないからね。彼はチームメイトとしてノーマルな男だし、穏やかに話をする。非常に素晴らしいよ。それにピッチの中では、ボールを持って非常に優れた能力を見せる。1対1になったら、彼を止めるのは難しいよ。

Q:ではカカは?
H:彼も真面目な男で、このマドリーに多くのものをもたらしていくだろうね。僕はソレを疑わないよ。ペジェグリーニの望むフットボールのためには、彼はとても重要なんだ。広い視野を持つ選手だからね。

Q:ではベンゼマは?
H:すごいスコアラー、それ以上に言いようがないな。

Q:いずれにしても、攻撃陣のほかのどのポジションよりも、あなたはラウルとのポジション争いをすると思っているのでしょうか?
H:それは違うよ。ポジション争いは、僕たちフォワード全員の間にある。今はファン・ニステルローイとネグレドも加えないといけないよ。だから、強い意志と十分な献身の姿勢を持たなければいけないんだ。

Q:チームのレベルを考えると、マドリーは何を求めていくのでしょうか?
H:僕自身は、3つのタイトルだと考えている。僕たちには、とても豊かなチームがあり、優れた選手たちが所属している。僕は既に、マドリーで2つのリーガタイトルを手にしてきたし、ベルナベウでチャンピオンズリーグの優勝を手にすることが夢だ。それに、僕はまだチャンピオンズで得点していない。今シーズンは良い結果を出したいと願っているよ。

(了)
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バルセロナへ

2009-08-11 11:43:37 | football
葬儀は火曜日に
ハルケは、イタリアでの検死を終え、現地時間で11日の午前2時頃にフィレンツェのアメリゴ・ベスプッチ空港を発ちました。もうバルセロナに着いたでしょうか。
バルセロナ着後はSan Boiの安置所に置かれ、午前8時に新スタジアム、コルネージャ・エル・プラット内のチャペルに移されます。午後2時まではハルケの家族や近親者が彼とのお別れをし、午後2時から午後7時までは、カピタンに最後のお別れをしたい人々のためにチャペルが公開されます。
プエルタのときにも思ったのですが、この間まで生き生きとプレイしていた選手のことを書くのに、死や葬儀に関わる表現を使うというのが、切なくて、改めていなくなってしまったんだということを実感させられてしまいます。


マドリーから
レアル・マドリーは公式サイトで、次のような発表をしています。
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会長フロレンティーノ・ペレス、ゼネラル・ディレクター兼会長補佐ホルヘ・バルダーノ、チームのカピタンであるラウル・ゴンサレスは、本日火曜日、R.C.D.エスパニョール・デ・バルセロナの選手であるダニエル・ハルケの教会葬に参列します。御遺体は、14時からエスタディオ・コルネージャ・エル・プラットのパルコに安置されるとのことです。
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Ultimo Adios:最後のお別れ

数千人のファンが、最後のお別れのために長い列を作って順番を待った。


クラブやペーニャから送られた花輪。一番手前の白い花輪には、Real Madrid Club de Futbolの文字が見える。

スペインの各クラブを代表した会長やGM、そして選手たちも多く集まった。


セビージャを代表して、会長、モンチ、パロップ、エスパニョールから加入したばかりのセルヒオ・サンチェスが参列。またフレドリク・カヌーテのメッセージを通じて、セビージャの選手たちは、2年前にチームの仲間であったアントニオ・プエルタを亡くしたことから、今回のハルケの死に際し、特に強い感情を受けていることが述べられた。


同じ街のライバルであり仲間。バルセロナからは、ラポルタ会長をはじめ副会長、SD、チキ・ベギリスタイン、選手を代表して、ハルケと仲の良かったイニエスタやビクトル・バルデス、ジョルケラが参列。


05/06~07/08までエスパニョールの監督を務めていたエルネスト・バルベルデ(現ビジャレアル監督)
「ショックを受けている。今は、互いに交わした会話や小言を言ったこととか、共に分かち合った楽しいときの事を思い出している。彼とはとても良い関係を築いていた。彼のことを知るのは楽しかったし、多くの時を共に過ごしてきた。このような痛みを乗り越えるのはとても難しいことだ。彼の知人、選手たち、経営陣たちもとてもショックを受けていた。彼のことについて、私はこうして少し話をすることが出来るが、しかしこのような時には言葉も無い。」

重要な変更

2009-08-10 22:41:58 | football
ミランさん、また今度
8月25日に行われるトロフェオ・サンチアゴ・ベルナベウ(以下、ベルナベウ杯)は、今年はACミランさんをお迎えする予定でした。でした、です。
ところが同じ日、8月25日はチャンピオンズリーグの予備予選で、アトレチコ・マドリーがビセンテ・カルデロンにギリシャのパナシナイコスをお迎えすることになりました。警備の関係上、同じ日にベルナベウ杯を行うわけにいかなくなり、単なるフレンドリーマッチのマドリーが譲歩することになりまして、ベルナベウ杯は8月24日に移動となりました。警備上の問題っていったって、ビセンテ・カルデロンとベルナベウはけっこう離れてるし、そんな大げさなこと言わなくても…と思いつつ、ギリシャとイタリアとスペインのクラブが同じ街で顔を突き合わせるのも確かに問題かもね…という気がしないでもなく。ギリシャ、熱いですからね(気候ではなくて)。

ということでベルナベウ杯は8月24日開催となりました。ところが、ACミランさんは日程の変更には対応できないとのこと。これは先方さんの事情もあるでしょうから仕方がない。ということで対戦相手も変更となり、新たにノルウェイからローゼンボリBKさんが来てくれることになりました。


帰国して……
マドリーの選手たちは、無事に北米ツアーから帰国しました。


空港では…あれ、マスチェラーノ?


8月12日にモスクワでロシアとの親善試合を予定しているアルゼンチン代表は、マドリーに集合なのです。ということで思いがけず、


エインセと再会を果たすマドリーの人々。


OMつながり
初戦勝利を果たした翌日、イベントに参加したモリエンテスの胸には、どこかで見たクマ。


さらにおまけ:動くモリエンテス

先日のリーグ・アン第1節のモリエンテス。この日は多くの試合が同時開催でした。マルチチャンネルで試合終了間際の各地の様子を映している中に、準備をするモリエンテス、交代で入るモリエンテスが。プレイする様子はわからないままですが、動いているモリエンテスを確認したい方は、39秒辺りからと、4分20秒辺りからどうぞ。全部見ていくと、ロスタイムに同点を許してしまうクペ@PSGとか、味方ゴールを喜ぶイナモト@レンヌとか、ペナルティエリア外で手を使っちゃったヴァランシエンヌGKとか、いろいろあります。

高速仕様

2009-08-10 14:21:10 | football

Amistoso
DC United 0 - 3 Real Madrid

マドリーの得点:イグアイン(56、58)、ロッベン(67)

GK:イケル(76、アダン)
DF:アルベロア(72、トーレス)、ペペ、アルビオル(82、メツェルダー)、ドレンテ
MF:シャビ・アロンソ(66、ガライ)、スナイデル(46、ロッベン)、グラネロ、Cロナウド(46、ラウル)、カカ(66、グティ)
FW:イグアイン(76、ネグレド)


試合開始前に、急逝したダニエル・ハルケへの追悼のため、スタジアムのオーロラビジョンにハルケの映像が映され、1分間の黙祷が捧げられました。選手たちは喪章をつけてプレイ。


オフィシャルが4-5-1だと言っているので、4-5-1と考えます。守備と1トップイグアインはいいとして、中盤は、シャビアロンソが底、その前にスナイデルとグラネロ、サイドに開き気味(ただしポジションチェンジは適宜)でCロナウドとカカ?

試合開始から目に付いて仕方がなかったのがドレンテ。悪い意味ではなく、非常に良い意味で。確実に上手くなってますね。たとえばトラップも以前ほど大きくはずすこともなくなっているし、この試合では「ちょっと無理かな?」というボールでも、よくおさめていたように見えました。必ずしも自分の足元でなくても、足元が無理なら近くの味方にはたければ良いわけで、そういうところが上手くなったと思います。左サイドを上がってのクロス、アーリー気味のクロス、どちらも攻撃の起点になっていました。この試合では守備の負担はそれほど重くなく、低い位置、味方ゴールに近い位置の場合は、ドレンテが上がっていればアルビオルがカバーしてくれて、問題なし。ドレンテ自身も、チェックを怠らないし、低い位置でも妙にテクニカルなクリアもあったりで、魅せていたと思います。
左ラテラルには、アルベロアが回ってくるのかと思っていたのですが、ペジェグリーニはここまでアルベロアを左で使う様子がない。プレシーズンで左ラテラルはマルセロかドレンテがほとんどで、マルセロが負傷していることもありドレンテはかなり長い時間使われています。そして、ドレンテ自身も使われていることに自信を持ち始めているように見える。公式戦が始まって、プレシーズンとは異なるプレッシャーが相手からかかってきた場合に、どこまで対処できるかわからないし、マーケットが閉まるまで誰の処遇がどうなるかわかりません。が、ドレンテにはちょっと期待したくなる感じがある。マルセロが「次のロベカル」になってくれるんだろうと思っていましたが、ドレンテにもそうなる資質があるように思います。もちろん無理にロベカルタイプじゃなくていいんだけど。


それから、イグアイン。ドブレーテおめでとう! プレシーズンマッチで何試合か出ているデランテーロの中ではイグアインにだけゴールがなく、本人も多少あせっているだろうと心配していたのです。試合を決めたのは、細かくすばやくパスをつないで崩して…ではなくて、高速カウンターが効いた感じになりました。前半は、チャンスを作るも決めきれない場面があり、エリア内も混雑していました。しかしラウルとロッベンが入った後半、スピード感がプラスされて、カウンターが効く。イグアイン1点目は、起点がどこかはわからないけれど、ハーフライン辺りからボールを持ったイグアインがドリブルで持ち上がって、上がって、上がって、上がって、DF2人ほどの間をさっくり抜いて、ゴラッソ! 2点目は、グラネロが縦に走るロッベンにボールを出し、ロッベンはさらに縦に走り抜けていくイグアインへボールを渡し、イグアインの流し込みゴール! これもゴラッソです。先制点からわずか2分後でした。3点目は、ペペからの長い縦ボールに反応したロッベンが、ループで相手GKの頭上を抜いてのゴール。GK、かき出そうと必死に戻りましたが間に合わず。

速いパスをつないで崩していくのがペジェグリーニ戦術のプライオリティかもしれませんが、そんな中で今日の試合のようなスピードに乗ったカウンターがアクセントにもなり、手詰まりになった際の打開策にもなると思われます。ロッベンとイグアインでカウンターって、昨シーズンみたいなもんじゃないか、と言ったらそうかもしれませんが…。でもロッベンもスピードに乗って一気に崩していくところと、状況によってパスを選択するところと、ペジェグリーニの基礎を踏まえてプレイを選択しているように見えるので、個人の中でも切り分けができてるのは良いことではないかと思います。

いつもの箇条書き雑感
○後半途中でシャビ・アロンソが交代し、しかし代わって入ったのはガライ。「ピボーテ誰がやるの!?」と思っていたら、ペペの担当でした。ペペ、ポルトガル代表でこのポジションやってたんでしたね。これ、良いかもしれない……。
○アルビオル、まだ2試合目ですが上手くやっている感じです。前の試合、メツェと組んでも悪くなかったし、ペペと組んでも問題ないように感じます。ドレンテのカバーもよくやってた。
○でも、苦し紛れにドカンと前にボールを蹴るのはいただけない。前半に1回あって「うーん」と思っていたら、その後はやらなくなりましたが。
○あと、さりげなく攻撃参加もする。シュートも打った。
○ラウル疲れてたかな
○グラネロは今日も良かった
○ネグレドはまたも惜しいチャンスが…
○76分の交代時には、ピッチにいる11人中、アダン、トーレス、グティ、グラネロ、ラウル、ネグレドとカ6人のカンテラ祭り。アルビオルも入れたらスペイン人7人。ちょっと素敵。

お疲れ様でした。マドリーに戻ったら、1日か2日かお休みになるだろうと思います。代表選手で試合がある人々は各所へ(12日が試合のところがほとんどのようです)。次の親善試合は15日、アノエタにてラ・レアルのセンテナリオを祝う試合です。


21

2009-08-09 22:53:41 | football

21番ゲートで
こんなことが2度と繰り返されてはいけない。アントニオ・プエルタが亡くなったあの時、そう思ってからまだ2年もたっていないのに……。
ニュースがわかったのは、スペイン時間で土曜日の夜のことでした。深夜にもかかわらず、エスパニョールのファンが新スタジアム、コルネージャ・エル・プラットの「21番ゲート」に集まり始め、多くのキャンドル、ブランキアスールのマフラーやユニフォーム、花、メッセージを伝えるカードなどが献じられています。21は、ハルケの背番号。
アルゼンチン代表の親善試合があるため、コンセントレーションから離れてバルセロナにいたニコラス・パレハも21番ゲートを訪れ、自身のユニフォームを捧げたとのこと。



何ができる?
このタイミングでこういうコメントを求めるのは、どちらにも辛いものだと思うのですが……。MARCAより、MARCAラジオに語ったという、ルベン・デラレのコメント。

「私には、ハルケにはなかった幸運があった。このことは、イルンでのこと、そして私がここにいるという幸運を思い出させた。
今は、彼の家族をサポートしていくことが必要だ。彼らは本当に辛い時にあるのだから。彼を失ったことを悲しみ、私たち皆がエスパニョールと共にある。
このようなことが繰り返されないために、動いていくことが必要だ。」


マドリー
現地時間で日曜日15時より、DCユナイテッドとの試合です。スペイン時間だと21時、日本時間だと月曜4時。(すみません修正しました。間違える方いませんように…)。
フランス代表の召集を受けたベンゼマとラスは、試合が12日なので(しかもタダの親善試合ではなくW杯予選なので。しかもフランス微妙だし)、チームを離れました。


09/10 リーグ・アン第1節
グルノーブル 0-2 オリンピック・マルセイユ

マルセイユの得点:ニアン(2)、シェルー(81)

GK:マンダンダ
DF:カボレ、タイウォ、エインセ、ディアワラ
MF:シセ、アブリエル、シェルー、ニアン(69、ベナルファ)
FW:コネ(79、バルブエナ)、ブランドン(90、モリエンテス)

ほんの数分でしたが、モリエンテスOMデビューとなりました。87分にデデから「準備しろ」と言われ、88分過ぎに準備完了、その後ボールが外に出ずに入るまでにだいぶ待たされ……ピッチに入れたのはロスタイムに入るか入らないか、位のところでした。そして特に何もなく試合終了。
相手クラブの話ですが、マツイはやっぱり良いですね。ルマンやサンテティエンヌでも評価は高かったかと思いますが(モナコはよくやられてた)、このグルノーブルでも左サイドで良いドリブルを何度も仕掛けていました。


ハルケ、亡くなる

2009-08-09 05:30:56 | football

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エスパニョールのカピタン、ダニエル・ハルケが、土曜日、コヴェルチャーノ(イタリア)で行われているコンセントレーション中に亡くなった。ハルケは、恋人と電話で話している最中に、原因不明の心臓発作が起き、話せなくなった。このことがコロミナスに伝えられ、スタッフがハルケの部屋に行ったが、彼は意識を失っていた。

ハルケは26歳、2002年10月20日にエスパニョールのトップチームでデビューした。
チームは明日、リミニでボローニャと対戦する予定だった。

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急すぎて言葉も無い。何でそんなことになるんだろう。



ASから(全部ではありませんが)
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RCDエスパニョールの選手、ダニエル・ハルケが、今日イタリアのコヴェルチャーノで亡くなった。原因は未だ不明だが、急性のものだったと見られている。ハルケは、コンセントレーションを行っているホテルにいた。明日に予定されていたボローニャ戦に向けて、午前中に通常通りのトレーニングを行った後、電話で知人と会話をしている際に、意識を失った。クラブ、赤十字、イタリアの医師たちが蘇生を試みたがかなわず、1時間後に死亡が確認された。ハルケは、タムードに代わってエスパニョールのカピタンに指名されて1ヶ月もたっていなかった。
ハルケは1983年1月1日、バルセロナに生まれた。CF Cooperativa de Sant Boi de Llobregat でキャリアをスタートし、12歳でRCDエスパニョールに移籍、2002年10月20日にレクレアティーボ・ウエルバ戦でデビューを果たした。2006年国王杯優勝、2007年UEFA杯準優勝、2002年U-19欧州選手権優勝。

ダニエル・ハルケの死を受けて、エスパニョールはイタリアで予定していたツアーを中止、日曜日にバルセロナに戻る予定。エスパニョールは水曜日にナポリと対戦し、明日日曜日にはボローニャと試合をする予定だった。
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Descansa en Paz, Jarque.


ワシントンに到着しプレスカンファレンスを行ったラウルの哀悼の言葉
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ほんの少し前に、仲間である、エスパニョールのハルケが亡くなった事を知りました。レアル・マドリーのカピタンとして、代表として、我々全員の哀悼の気持ちを示し、ハルケの家族と共にありたいと望んでいます。我々は、我々皆に絶望感を与えるこの厳しい時に直面しているエスパニョリスタのファミリーの皆さんを、慰めたいと願っています。こんなにも若い青年が、優れたプロフェッショナルでありスポーツマンであった人物が、このような事態になるということは、我々にとっても非常な痛みです。我々の、心からのお悔やみを申し上げます。
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時差が

2009-08-08 07:10:35 | football
OM
09/10リーグ・アン第1節、グルノーブル戦に向けたマルセイユの召集選手

GK:マンダンダ、アンドラーデ
DF:ロドリゲス、エインセ、ディアワラ、タイウォ、ロール、ボカリ、エムボウ
MF:シセ、アブリエル、カボレ、シェイルー、ベナルファ、ヴァルブエナ
FW:ニアン、ブランドン、モリエンテス、コネ

試合は8月8日21時、スタッド・デ・ザルプにて。

・・・と、以前やっていたモナコニュースっぽくしてみました。モリエンテス、召集されましたね。19人召集されてますが、確かリーグ・アンも18名ベンチだったと思うので、最終的に1人外れることになると思います。それがモリエンテスかどうかはわかりませんが。

また背番号が発表されてまして、モリエンテスは23番。またずいぶんと新鮮な番号になりました。ちなみにエインセは19番。



散歩
現地時間19時30分、スペインで1時30分、日本時間だと8時30分からトロントvsマドリーの試合が始まるはずです。現地では、朝の暇な時間に、イケル、ペペ、トーレス、グラネロ、ロッベンで散歩に出かけ、CNNタワーになど上ってみたとのこと。


左の4人…笑え。