団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

女房転倒皿割れて

2015-07-01 11:08:06 | Weblog
 私は深夜に酔払ってよく転ぶ。脚には生傷が絶えなかったが、最近は歩く道を変えて、ほぼ小康状態を保っている。
 ところがこんどは女房殿が派手に転んでしまった。むろん私のように酔っていたわけではない。ここ3ヶ月ぐらい、踊りの発表会用の稽古をしており、その当日の朝、交差点を渡ろうとして信号が替わるのに慌てて、転倒した。
 悪いことに、膝を強打した。全体重がほとんど膝にかかったわけだ。それでも当初はさほど痛くなく、会場まで仲間の車で行ったのだが、そこで車から降りられないほど激痛になった。謝罪して、うちのそばの病院に駆け込んだ。
 レントゲンの結果、膝が十字に割れていたそうだ。手術の必要はないが、しっかりしたギブスを脚にして、ベッドで安静を保っている。それが日曜日、いまは水曜日で、なんとか松葉杖なしでも、ゆっくりなら歩けるようになった。
 ギブスが取れるのに2~3週間、全快するのには2ヶ月を要するとか。つまり骨接なのである。割れた骨が引っ付き、元に戻るまでには時間がかかるわけだ。
 その病院はうちから歩いて約20分ほど。あれこれと必要なものを持って行って、現在は主夫状態である。女房がいなくなると、うちの中のことをいかに知らなかったか、と唖然とする思いだ。
 洗濯物を仕舞う場所も分からないし、料理でもなにがどこに置いてあるのかも分からない。あちこちの引き出しやドアを開けて、いろいろと確認している始末だ。
 女房がひとりでいるのは別に困ることはないが、男はお手上げなのである。こういう経験を若い時にやっておいたほうが、いい勉強になるのではないか。
 たぶん来週から女房は出社するが、幸いバスで通えるルートにあり、バスのステップの昇り降りが課題になりそうだ。いまはノンステップバスもあり、駅などはバリアフリーになっているから、格段に困ることはないが、勤務先の最寄りの都営浅草駅は旧態依然で、エレベーターは離れた位置にある。
 私も心臓が悪い時に、ほとんどの駅のバリアフリーが頭に入っていた。どこにエスカレーター、どこにエレベーターがあるか分かっていた。齢を取ると、いろいろな厄介があるものである。こうしてひとつひとつ齢をとっていくものだなあ、となんとなくしみじみ思っている。
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