団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

やれることをすぐにやらなかったから離党騒ぎ

2009-01-14 10:47:06 | Weblog
 とうとう自民党から渡辺議員が離党した。理由は国民の欲している政治をやっていない、というちょっとわけの分からない離党理由なのだが、確かに定額給付金などをアンケートすると、反対が70%以上、しかしもらいたいも80%以上、と至極もっとも結果となっている。
 ついでに麻生さんの支持を聞いていみると、こちらは見事に急降下で、なんとも情けない結果となっているが、それにもめげずがんばってほしいものである。
 こんな状況下で誰がやっても、こんな結果なのだろうが、まだしも民主党がやる方がましか、という程度の期待を国民は持っている。
 麻生政権のなにが問題かといえば、例えば今度の定額給付金でも補正予算が決まってから給付になるもので、3月以降という。言い出してから半年である。これではいくらなんでも遅すぎる。
 要は優先順位ではなく、拙速でもいいから、いま国民のためになにができるのかを探って、的確な行動を起こすことではないか。国会の審議を通らないとできないことをそもそも言い出すことが間違っている。それは二の次として、まずすぐにできることをちゃんと実行する。
 これが必要なことだったのだ。給付金を国民が求めているにしても、現在の国会運営では時間がかかることを説明し、給付されるまで待ってもらい、その間にやれることをすぐにやる。
 閣僚や官僚からいろいろな景気浮揚策が出たろう。選挙もあって国民が喜びそうな給付金をぶち上げた。ところがこんなに時間がかかり不人気になるとは思わなかった、というのが誤算で、やはり案の段階ですぐにできることに絞って、実行していれば麻生人気は急上昇したろう。
 やることは何でもいいのである。すぐにやってくれた、という実行力に国民は感動するものなのだ。その空気を読むのが政治家なのではないか。
 ところで離党した議員についてだが、たぶん新党を旗揚げするだろう。どれだけの議員が同調するか分からないが、このまま自民党でいけば民主党の対立候補には負ける。負ければただの人。だったら新党に賭けてみるか、という議員が参集するかもしれない。小選挙区制は議員にとっては恐怖の落とし穴だ。
 小沢さんはたぶん選挙に全精力を傾けてくるだろう。その準備段階で自民党の足元はぐらぐらし出すに違いない。そこも小沢さんの狙いで、離党議員の背後に小沢さんはいないのか。もしそうなら、自民党はもう負けているかもしれない。
 とはいえ、目先の政治だけは手を抜かずにちゃんとやってほしいものである。まだ麻生さんに人気挽回のチャンスはないわけではない。

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