夫婦で楽しむナチュラル スロー ライフ

日々の生活、男の料理、庭仕事、気になった事など気ままに綴っています。

篆刻(てんこく)勉強会に行く

2024年08月25日 | 篆刻
今日は月に一度の篆刻勉強会でした。
大ちゃんのお母さんに打瀬の公民館まで送迎してもらった。
湯浅宗中先生に篆刻を習い始めて20年になる。
「そんなに(20年)なるのかしらね〜」と、
月日の経つのは早いものです。あちこちにあった支部も
今では千葉(打瀬公民館)と市原だけになりました。
今年の展示会(12月)20周年という事で
頑張ってやりたいね。とみんな。

さて7月課題(夏にふさわしい語句)を先生から
講評を受ける。

松竹水聲涼(しょうちくすいせいりょう:青々とした松に
 翠(緑)の竹流れる水の音がひときわ涼しく感じられる )

三文字と二文字を印面にバランスよく配置
小篆の点画がよく伸展してさすがである。


昌阜(しょうふ:盛んになること)

古銭の形に古色の文字がよく似合う。
印型を刷り込んでの作とのこと労作である。


炎陽

回りの印影の太さが個性的である。変化も
よろしい。その古色に文字よく合うも
やや弱含みか。


白砂青松

点画線を伸展させて各字の重みを調整している
工夫の作。満白印も考慮してもよいか。


独歩青天(自分で生きる)

丁寧に刻された作である、やや空間が広く
縦界線を入れるのも一興であろう。


風吹古木

一見して左右の字画の差による重みが
気になる。左半分を白文にしてり点画線を
伸展さす工夫もある。


雪渓

二字を左右均等に配置した落ち着きのある
好印「雪」を圧縮して上下に空間をとりこむのも
応用として面白いかも。一考されたし。


清風入梧竹(せいふうごちくにいる:爽やかな
 風が桐や竹に吹く)

一見して左右の位置のズレを感じる。左行を
上にあげるのも一手。又、周縁界線により印面を
締めるのもよいかも。


土用曝書(どようばくしょ:土用に本を日にさらす。
虫干し)

朱白同印の作にて変化ある作となった。左半に重みが
あるので対角に変えてみるのもよろしいかも。


青山不語(自分のことを語らない)

画数の差がある四字を工夫して刻して、さすがの作
字の大きさを変えるのも一手か。「語」字がやや窮屈か。


青山不語

対角の承応を考えての字画の工夫がある。そこに文字の
大小変化を加えるのも一手。辺縁安定せり。


青山不語

周縁界線と古色を表出し、合わせて文字も金文を
刻し鋭味十分の作たり。この風趣は氏の得意と
するところなり。


麦秋

一見して左字の長い線が気になる。左字やや下に
下がるためバランスをとったか。原稿段階で推敲されたし。


先生の参考作品 千載一遇
  

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