夫婦で楽しむナチュラル スロー ライフ

日々の生活、男の料理、庭仕事、気になった事など気ままに綴っています。

安野光雅さんの絵本

2021年01月24日 | 愛読書
安野光雅さんが亡くなった(昨年12月24日)と
新聞に出ていた。
安野光雅さんはたくさんの絵本を描いていて私も
何冊か持っている。

「歌の絵本」はフリマで買い求めた(確か100円だった)
 
今では小学校中学校でもあまり唄わなくなった
懐かしい童謡や唱歌がたくさん載っている。
 
絵も懐かしい田舎の絵で郷愁をそそります。

「かぞえてみよう」は有価物回収のゴミの日に
捨てられていて、思わず拾ってきてしまった。

数字の1(月)から12(月)まで、季節の移ろいと

家や人間(大人と子供)花、木、動物などが
増えていき、子供と数を探すのも楽しい。


そしてハードカバーのどっしりとした「絵本平家物語」
これは昔、出入りしていた本屋さんに特注した。
当時としては高い本でした。
平家物語と言ったらすぐ思い出すのが
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
奢れる人も久からず、ただ春の夜の夢のごとし。
猛き者も遂にはほろびぬ、偏ひとへに風の前の
塵におなじ。

 
安野光雅が描く勇壮で気品高い『平家物語』
戦記文学の古典・平家物語全12巻の名場面を
79枚の流麗な絹絵に描下ろした安野光雅の
ライフワーク。画家がまとめた読み易い
文章と共に甦る現代版平家物語絵巻。

あるように細部が細かく描かれている。戦いの場面や
 
戦に敗れた平家の公達、壇ノ浦での幼い安徳天皇の入水

そして入水したものの源氏に助けられた安徳天皇の
母、徳子(建礼門院)は大原の寂光院で
亡くなるまでが描かれている。
 
源平の合戦で平家一門は敗れ去り、一族郎党が
殆ど被斬(きられ)た。
一の谷から壇ノ浦にいたる度々の合戦で、平家の
公達は揃って討死、或いは入水して果てましたが、
一族の子供たちの末路も悲惨でした。
平家の子孫には懸賞金がかけられたため、田舎の
子でもちょっと顔立ちがよいと
「平家ゆかりの誰それの子」とあることないこと
密告され、命を落としたものが数多くありました。
維盛嫡男の六代も、母や妹たちとともに大文字山の
ふもとに隠れ住んでいたところを北条時政に
捕らえられますが、その容貌があまり美しいので
斬りかねていたところ、文覚上人が弟子に
したいと頼朝に直談判におよび、まことに危うい
ところを助けられます。
平家再興をはかるのではないかという鎌倉方の疑念を
そらすために、十六歳で出家しますが、頼朝の死後、
後ろ盾だった文覚が遠島になるにおよび、
建久10年(1199)、ついに捕らえられ斬られました。
かつて平家に命乞いして救われた頼朝自身が、長じて
平家を討ったことから、平家の子は生まれたばかりの
幼子まで容赦なく殺させ、また自分を救ってくれた
重盛ゆかりのものなら殺さないといいながら、
維盛の弟、忠房(ただふさ)や宗実(むねざね)を
おびき出してだまし討ちにしました。
とあり
「絵本平家物語」でも被斬の場面がたくさん描かれている。
それにしても頼朝という男は酷いことをしたものですです。

平家物語を読むと「青葉の笛」を思い出す。

安野光雅さんいい絵本をたくさん描いていました。

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