夫婦で楽しむナチュラル スロー ライフ

日々の生活、男の料理、庭仕事、気になった事など気ままに綴っています。

ドキュメンタリー映画「ひとと原発」を見に行く

2022年07月02日 | 映画 TV
今日も暑い日でした。午前中はお掃除ボランティアに行き
午後からは「福島映画祭2022」と題した映画を見に行く。
副題に「ひとと原発 失われたふるさと」と題した
福島原発事故を後世に残すためのドキュメンタリー
 
原発事故で帰宅困難指示が出て浪江町を離れざるを
得なくなった方々の思いを綴った「原発事故を風化させない」
想いをドキュメンタリー映画にした(監督板倉真琴


避難指示が解除されたとはいえ浪江町の人々の
95%の住民が故郷に戻っていないという。
浪江の方たち14名の話はマスコミ等が伝える復興の姿とは
程遠い現実が見えてくる。とパンフレットに書いてあった。

その中で汚染した牛や豚を「殺処分せよ」という
お上からのお達しを拒んだ吉沢牧場の吉沢さんが
出ていた。

映画終了の後、監督や浪江町から避難してきた方の
討論会がありました。

福島原発で「亡くなった人はいない」と言ってますが
「それは嘘です。たくさんの人が亡くなっている」

請戸地区では地震津波で助けられなかった人が
たくさんいた。救出しようと思っていたら
原発事故のため請戸地区は立ち入り禁止になり
「地震津波だけだったら助かった命が
 多くあったのに助ける事ができなかった。
 亡くなった方々は殆どが餓死だった」という。
悲惨な話です。

原発事故が起こった時、浪江町の住民には情報が
知らされなかった。避難先で一緒になった
東電の家族は私たちに何も言わずバタバタと
先に逃げて(避難して)いった。

都営住宅に住んでいる方は入居するため住民票を
移さなければ借りることができない。住民票を
移すと浪江の町民でなくなる。

白い防護服を着た人にテントの中に連れて行かれ
漂白剤を浴びせられた。

一番被害を受けているのは浪江町で双葉町大熊町
優遇されていた。

国は原発事故で被害を被った人々を放ったらかしに
している。

「被爆者手帳を作って欲しい」と申し出たら
「却下された」

元(?)町民の生の声が聞け、考えさせられた映画でした。

電力不足に陥りそうな昨今、原発再稼働の話はあまり
出てきませんが、安全な原発はない。という事か。

暑い中、映画を見にきた人がたくさんいた。

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