夫婦で楽しむナチュラル スロー ライフ

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日本人には判らない「人種差別」アニメ

2020年06月23日 | 映画 TV
NHKで7日に放映された「これでわかった世界の今」と
いう番組で流された人種差別的アニメが問題となり
NHKはこの動画を削除、謝まったと出ていた。

私は番組を見ていないのでどのような番組か
知らないが、動画のアニメの写真を見ると

タンクトップを着たマッチョな黒人男性が怖い顔で
怒っている。これは例の警官による黒人圧死殺人に
端を発した黒人の怒りと抗議を描いたのでしょうが、
黒人に対してあまりいい感じがしない絵になっていて
批判が殺到した。
怒りを爆発させているこのアニメを見た限り、
「何で不評をかったのか?」判らなかった。
ネットで調べたら、これが↓原因の一つである。
と出ていた。
映画評論家でコラムニストの町山智浩氏は
「日本に住んでいる方とは感じ方が違うのだと
思う。デモの原因は経済格差だという方向で
描くために、貧しい雰囲気の人にしたかったの
だろうが、まずアメリカではあの服装がダメだ。
アメリカでは“タンクトップ”とは言わず、
“wife beater”、つまり映画に出てくるような
“妻を殴るような男”というステレオタイプを
印象づけてしまうものになっていた。そして、
そもそも貧しい人たちがお金持ちに対して
怒って起こしたデモではないということだ。
最大の原因は、警察官による黒人ないしは
有色人種に対する暴力行為、殺害行為の
連続と、それでも警察官が起訴されないと
いう問題だ。それがNHKのアニメの中では
全く描かれていなかった」と指摘する。

以上、ネットより
町山さんが説明してくれたワイフ ビーターは
アメリカのスラングで
妻虐待の容疑で捕まった人は、捕まった時に
たいていタンクトップを着ている。
タンクトップ姿は「妻を虐待する男」(wife beater)と
なり、アメリカでは定着(誰でも知っている)している
スラングになっているそうな。
そりゃ、アメリカ人がタンクトップを着た筋肉ムキムキの
黒人男性のアニメを見たら、当然「妻を虐待する男」
と見てしまうでしょう。
その国の事(文化)を知らないで気軽にアニメに描く。
その国の慣習をよく調べてアニメにしないと
苦情、批判が来る。

タンクトップがアメリカではワイフ・ビーターと
いわれている、ということを知っている日本人が
どれだけいるか? 
ワイフ・ビーターという言葉、私は知らなかった。

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