ついに彼に会ってしまった……
今、冷静になって、あらためて手が震えてきた。
っていうか、おれ、どさくさに紛れて、握手までしちゃったよ。どうしよう。
間近で見る渋谷慶は、想像以上に、完璧な美貌の持ち主だった。そして、予想以上に背が低いことに驚いた。160あるかないかってところだろう。スタイルがいいからあまり小さく見えないのだ。
握手してわかったのは、その手がとても温かくて、そして細く繊細であること。あんなに力強いドリブルをしている手がこんなに華奢だなんて。
意志の強い目は前にも見た通り。シュートをする時の射抜くような眼差しに惚れ惚れとしてしまう。
お手本のシュートを見せてくれたんだけど、フォームを見ろ、と言われているのはわかっていても、ついついその瞳に吸い寄せられてしまってフォームだけをみることができないのが難点だ。
そうこうしているうちに5時半のチャイムが鳴ってしまった。あっという間すぎる……。
「片付けておくから、着替えてこい」
と、言ってくれた渋谷。
それで、更衣室で一人着替えながら、あらためて事の重大さに気がついて、アタフタしはじめたわけだ。
さっきおれ、興奮しすぎて、何か失礼なこと言ったりしてないかな……
握手とかしたの、嫌じゃなかったかな……
ファンとかいって引かれたかな……
もう、会いたくないとか思われてるかな……
ああ、もう一度、再会のシーンからやり直したい……
ああ、もうどんな顔して渋谷のこと見ればいいのか分からない……
「………あれ」
でも、更衣室から出たら、もう、渋谷はいなくて………
そうだよな。もう時間だもんな。さっさと帰るよな……
どんよりしたまま、体育教官室に体育館の鍵を返しに行き、階段を下りていったところで、
「……渋谷!!」
うわ。うそ。いた。本物。いた。待っててくれた!
階段の手すりに背を持たれて、渋谷が腕組みをして立っていた。
何をしていても絵になる人だ……。思わず、ほやっと見惚れてしまう。
「お前、家どこ? 何で来てる?」
「え、あ、う、うん」
ああ、だめだ。おれ、ちゃんとしろ! 呆れられちゃう!
「I町。K駅の近くなんだ。自転車通学だよ」
「K駅で自転車かあ。おれも自転車でもいいんだよなあ。でもなんとなく膝がこわくて自転車避けててさ。帰りはいいけど、行きは坂キツそうだし」
「そうなんだ……。渋谷はうちどこなの?」
普通に話せ。普通に、慎重に……
「A町。バス使ってんだよ」
「A町! おれ通りながら帰れる! 送ってくよ!」
「え」
「あ」
思わず口走ってしまってから、再び自己嫌悪に陥る。
ダメだ。おれ、興奮しすぎて、正常でいられない。変なこといった。まだ会ったばかりなのに送るとかそんなの……
「あの」
「遠回りじゃね? K駅だとここからこうだろ?」
渋谷が空中に、人差し指で斜め右下に線をひっぱる。
「うち通っていくと、こうなるじゃん」
L字を書く渋谷の指。細くて綺麗……って見惚れてる場合じゃなくて!
「あ、うん、でも、ここのとこ川じゃん?」
L字の下の棒のところを往復させて言う。
「おれ、この川べり走りたいから、こっちから帰ること多いんだ」
「あ、そうなんだ。じゃ、よろしく」
「え」
いま、よろしくって言った?
え、じゃ、一緒に帰ってくれるってこと?! うわっどうしよう……っ
おれの内心の動揺なんて知るはずもない渋谷は、淡々と話しかけてくる。
「お前、何組? 全然見かけないよな」
「9組だよ。渋谷は?」
「3組。……9組で、しかもチャリ通か。なるほどな。会わないわけだ」
1年9組は東棟5階。1年3組は西棟4階。しかも、バス通学と自転車通学は使っている門が違う。だから今まで会わなかったんだ、と納得する。
あれ? でも今日はなんで会えたんだ……?
「えーと、渋谷は今日、体育の先生に呼ばれたりしたからあそこにいたの?」
「あ? ああ、そうそう。……あ、おれ、下駄箱あっち。出たとこでな」
「あ、うん」
すいっと行ってしまう渋谷。か、かっこいい……。なんであんなにかっこいいんだろう。
なんて後ろ姿に見とれている場合じゃない。待たせちゃダメだ! 急がないと!
おれも慌てて下駄箱で靴に履き替えて昇降口から出る。と、左からツカツカと渋谷が歩いてきた。ただ歩いているだけなのにあまりにもかっこよくて、つい頬が緩んできてしまう。
「お前さ……」
おれの横にならんでゆっくりと歩きながら渋谷が言った。
「お前っていつもニコニコしてんの?」
「え……ニコニコ? してるかな」
「してるだろ。ほら今も」
ピッと頬をつつかれた。うわ~渋谷に頬つつかれた! 余計に頬が緩んでしまう。
「ニコニコっつーか、ニヤニヤ?」
「ニヤニヤ………」
そんなのいつもなわけがない。
「いつもじゃないよ。今日は特別!」
思わず言葉が出てしまう。
「だって、渋谷に会えたんだもん」
「な………っ」
渋谷、かああああっと赤くなった。
(わ、こんな顔もするんだ)
いつものクールさとは全然違くて、驚いてしまう。
思わず見惚れていたら、渋谷ははっとしたようにおれをつついていた指を離して、また歩きだした。
「そういやお前、さっきも変なこと言ってたよな。十中でおれを見て、その……」
「うん。ファンになった」
「ファンて」
こめかみのあたりを押さえた渋谷。
(あ、やっぱりまずかったんだ)
やっぱりこういうことは言ってはいけないんだな。慌てて訂正する。
「ごめん。ファンとか気持ち悪いよね。あの、なんていうか、その……」
「いや別に気持ち悪かねえよ」
「え」
気持ち悪くない? じゃあいいのかな……
渋谷が立ち止まったので振り返ると、渋谷がマジマジとおれを見上げてきた。
「お前さ……」
「うん」
うわ……この人、本当に整った顔してる。色も白くて肌も綺麗。作り物みたいだ。
見とれていると、渋谷がボソッといった。
「お前、変な奴だな」
「え………」
変な奴。変な奴。変な奴……
頭の中にぐるぐると色々な人の声が渦巻いてくる……
「う……うん。よく言われる」
なんとか肯いて答える。
そう。『変な奴』って、よく言われる。けど……なんでだろう。渋谷の『変な奴』は嫌な感じがしない。
渋谷はなぜか引き続きおれのことをジロジロジロジロと見たかと思うと、
「……へーんな奴っ」
ふっと笑って、おれの腕をバシっと叩いて、また歩きだした。
(へーんな奴、だって)
なんでだろう。褒められてるみたいな気がする。同じ言葉なのにいう人によってこんなにも違うんだ。
「おーい、お前、自転車どれだよ」
「あ」
渋谷の涼やかな声に我に返る。
「もう一つ向こうの列!」
そうだ。自転車!
……って、おれ、二人乗りってしたことないんだけど、漕げるかな。大丈夫かな。
***
渋谷を無事に家まで送り届けて、気分よく川べりの道に自転車を走らせていたのだが、
「……げ」
家の近くまできて、母が門の前に立っているのが見えて、回れ右して帰りたくなり……そう思った自分を笑ってしまう。
(帰りたくって、どこに帰るんだよ)
帰る場所なんて……どこにもない。
「浩介、ずいぶん遅かったじゃないの。心配で学校にも電話したわよ。聞いたら、今日はバスケット部の練習はない日だっていうし、あなたこんな時間までいったい何をしていたの。学校が終わって真っ直ぐ帰ってくれば、遅くとも4時半までには帰りつくでしょう。今、何時だと思ってるの。お母さん心配で……」
「すみません。図書室で勉強してました」
母の洪水のような声を背に自転車を停める。
「なんで図書室なんかでするの。家ですればいいじゃないの」
「調べ物をする時に便利なんです」
さっさと家に入り、慌てて追いかけてくる母を振り返る。
「これからもこのくらいの時間になりますので」
「ちょっと、浩……」
「!」
腕を触れられそうになり、バッと振りはらう。
せっかく渋谷が叩いてくれた跡、穢されたくない。
「浩介……」
母があげかけた手を下ろし、ボソリという。
「……7時にご飯にするから」
「………はい」
母が台所に入って行くのを見送ってから、洗面台に手を洗いに行く。
鏡に写る自分の顔……
陰気で暗い、おれの本当の顔……
『お前っていつもニコニコしてんの?』
渋谷がつついてくれた左頬に手をあてる。
「………渋谷」
おれ、上手に笑えてたかな……。
自転車を二人乗りで走らせながら色々な話をした。
渋谷にはお姉さんと妹がいるらしい。
「いいなあ。おれ、妹欲しかった」
「妹~? うるせえだけだぞ?」
笑いながらいう渋谷。
渋谷、笑ってくれてたけど、おれなんかといて、つまらなくなかったかな。
来週の木曜日も練習に付き合ってくれるって約束してくれたけど、迷惑じゃなかったかな。
「渋谷……」
おれ、変な奴だけど、嫌われないように頑張るから。頑張るから。だから……
おれと、友達になってくれないかな……
---------------------
以上、浩介視点でした。
お読みくださりありがとうございました!
前半明るかったのに、後半案の定暗くなりました。
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っていうか、おれ、どさくさに紛れて、握手までしちゃったよ。どうしよう。
間近で見る渋谷慶は、想像以上に、完璧な美貌の持ち主だった。そして、予想以上に背が低いことに驚いた。160あるかないかってところだろう。スタイルがいいからあまり小さく見えないのだ。
握手してわかったのは、その手がとても温かくて、そして細く繊細であること。あんなに力強いドリブルをしている手がこんなに華奢だなんて。
意志の強い目は前にも見た通り。シュートをする時の射抜くような眼差しに惚れ惚れとしてしまう。
お手本のシュートを見せてくれたんだけど、フォームを見ろ、と言われているのはわかっていても、ついついその瞳に吸い寄せられてしまってフォームだけをみることができないのが難点だ。
そうこうしているうちに5時半のチャイムが鳴ってしまった。あっという間すぎる……。
「片付けておくから、着替えてこい」
と、言ってくれた渋谷。
それで、更衣室で一人着替えながら、あらためて事の重大さに気がついて、アタフタしはじめたわけだ。
さっきおれ、興奮しすぎて、何か失礼なこと言ったりしてないかな……
握手とかしたの、嫌じゃなかったかな……
ファンとかいって引かれたかな……
もう、会いたくないとか思われてるかな……
ああ、もう一度、再会のシーンからやり直したい……
ああ、もうどんな顔して渋谷のこと見ればいいのか分からない……
「………あれ」
でも、更衣室から出たら、もう、渋谷はいなくて………
そうだよな。もう時間だもんな。さっさと帰るよな……
どんよりしたまま、体育教官室に体育館の鍵を返しに行き、階段を下りていったところで、
「……渋谷!!」
うわ。うそ。いた。本物。いた。待っててくれた!
階段の手すりに背を持たれて、渋谷が腕組みをして立っていた。
何をしていても絵になる人だ……。思わず、ほやっと見惚れてしまう。
「お前、家どこ? 何で来てる?」
「え、あ、う、うん」
ああ、だめだ。おれ、ちゃんとしろ! 呆れられちゃう!
「I町。K駅の近くなんだ。自転車通学だよ」
「K駅で自転車かあ。おれも自転車でもいいんだよなあ。でもなんとなく膝がこわくて自転車避けててさ。帰りはいいけど、行きは坂キツそうだし」
「そうなんだ……。渋谷はうちどこなの?」
普通に話せ。普通に、慎重に……
「A町。バス使ってんだよ」
「A町! おれ通りながら帰れる! 送ってくよ!」
「え」
「あ」
思わず口走ってしまってから、再び自己嫌悪に陥る。
ダメだ。おれ、興奮しすぎて、正常でいられない。変なこといった。まだ会ったばかりなのに送るとかそんなの……
「あの」
「遠回りじゃね? K駅だとここからこうだろ?」
渋谷が空中に、人差し指で斜め右下に線をひっぱる。
「うち通っていくと、こうなるじゃん」
L字を書く渋谷の指。細くて綺麗……って見惚れてる場合じゃなくて!
「あ、うん、でも、ここのとこ川じゃん?」
L字の下の棒のところを往復させて言う。
「おれ、この川べり走りたいから、こっちから帰ること多いんだ」
「あ、そうなんだ。じゃ、よろしく」
「え」
いま、よろしくって言った?
え、じゃ、一緒に帰ってくれるってこと?! うわっどうしよう……っ
おれの内心の動揺なんて知るはずもない渋谷は、淡々と話しかけてくる。
「お前、何組? 全然見かけないよな」
「9組だよ。渋谷は?」
「3組。……9組で、しかもチャリ通か。なるほどな。会わないわけだ」
1年9組は東棟5階。1年3組は西棟4階。しかも、バス通学と自転車通学は使っている門が違う。だから今まで会わなかったんだ、と納得する。
あれ? でも今日はなんで会えたんだ……?
「えーと、渋谷は今日、体育の先生に呼ばれたりしたからあそこにいたの?」
「あ? ああ、そうそう。……あ、おれ、下駄箱あっち。出たとこでな」
「あ、うん」
すいっと行ってしまう渋谷。か、かっこいい……。なんであんなにかっこいいんだろう。
なんて後ろ姿に見とれている場合じゃない。待たせちゃダメだ! 急がないと!
おれも慌てて下駄箱で靴に履き替えて昇降口から出る。と、左からツカツカと渋谷が歩いてきた。ただ歩いているだけなのにあまりにもかっこよくて、つい頬が緩んできてしまう。
「お前さ……」
おれの横にならんでゆっくりと歩きながら渋谷が言った。
「お前っていつもニコニコしてんの?」
「え……ニコニコ? してるかな」
「してるだろ。ほら今も」
ピッと頬をつつかれた。うわ~渋谷に頬つつかれた! 余計に頬が緩んでしまう。
「ニコニコっつーか、ニヤニヤ?」
「ニヤニヤ………」
そんなのいつもなわけがない。
「いつもじゃないよ。今日は特別!」
思わず言葉が出てしまう。
「だって、渋谷に会えたんだもん」
「な………っ」
渋谷、かああああっと赤くなった。
(わ、こんな顔もするんだ)
いつものクールさとは全然違くて、驚いてしまう。
思わず見惚れていたら、渋谷ははっとしたようにおれをつついていた指を離して、また歩きだした。
「そういやお前、さっきも変なこと言ってたよな。十中でおれを見て、その……」
「うん。ファンになった」
「ファンて」
こめかみのあたりを押さえた渋谷。
(あ、やっぱりまずかったんだ)
やっぱりこういうことは言ってはいけないんだな。慌てて訂正する。
「ごめん。ファンとか気持ち悪いよね。あの、なんていうか、その……」
「いや別に気持ち悪かねえよ」
「え」
気持ち悪くない? じゃあいいのかな……
渋谷が立ち止まったので振り返ると、渋谷がマジマジとおれを見上げてきた。
「お前さ……」
「うん」
うわ……この人、本当に整った顔してる。色も白くて肌も綺麗。作り物みたいだ。
見とれていると、渋谷がボソッといった。
「お前、変な奴だな」
「え………」
変な奴。変な奴。変な奴……
頭の中にぐるぐると色々な人の声が渦巻いてくる……
「う……うん。よく言われる」
なんとか肯いて答える。
そう。『変な奴』って、よく言われる。けど……なんでだろう。渋谷の『変な奴』は嫌な感じがしない。
渋谷はなぜか引き続きおれのことをジロジロジロジロと見たかと思うと、
「……へーんな奴っ」
ふっと笑って、おれの腕をバシっと叩いて、また歩きだした。
(へーんな奴、だって)
なんでだろう。褒められてるみたいな気がする。同じ言葉なのにいう人によってこんなにも違うんだ。
「おーい、お前、自転車どれだよ」
「あ」
渋谷の涼やかな声に我に返る。
「もう一つ向こうの列!」
そうだ。自転車!
……って、おれ、二人乗りってしたことないんだけど、漕げるかな。大丈夫かな。
***
渋谷を無事に家まで送り届けて、気分よく川べりの道に自転車を走らせていたのだが、
「……げ」
家の近くまできて、母が門の前に立っているのが見えて、回れ右して帰りたくなり……そう思った自分を笑ってしまう。
(帰りたくって、どこに帰るんだよ)
帰る場所なんて……どこにもない。
「浩介、ずいぶん遅かったじゃないの。心配で学校にも電話したわよ。聞いたら、今日はバスケット部の練習はない日だっていうし、あなたこんな時間までいったい何をしていたの。学校が終わって真っ直ぐ帰ってくれば、遅くとも4時半までには帰りつくでしょう。今、何時だと思ってるの。お母さん心配で……」
「すみません。図書室で勉強してました」
母の洪水のような声を背に自転車を停める。
「なんで図書室なんかでするの。家ですればいいじゃないの」
「調べ物をする時に便利なんです」
さっさと家に入り、慌てて追いかけてくる母を振り返る。
「これからもこのくらいの時間になりますので」
「ちょっと、浩……」
「!」
腕を触れられそうになり、バッと振りはらう。
せっかく渋谷が叩いてくれた跡、穢されたくない。
「浩介……」
母があげかけた手を下ろし、ボソリという。
「……7時にご飯にするから」
「………はい」
母が台所に入って行くのを見送ってから、洗面台に手を洗いに行く。
鏡に写る自分の顔……
陰気で暗い、おれの本当の顔……
『お前っていつもニコニコしてんの?』
渋谷がつついてくれた左頬に手をあてる。
「………渋谷」
おれ、上手に笑えてたかな……。
自転車を二人乗りで走らせながら色々な話をした。
渋谷にはお姉さんと妹がいるらしい。
「いいなあ。おれ、妹欲しかった」
「妹~? うるせえだけだぞ?」
笑いながらいう渋谷。
渋谷、笑ってくれてたけど、おれなんかといて、つまらなくなかったかな。
来週の木曜日も練習に付き合ってくれるって約束してくれたけど、迷惑じゃなかったかな。
「渋谷……」
おれ、変な奴だけど、嫌われないように頑張るから。頑張るから。だから……
おれと、友達になってくれないかな……
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以上、浩介視点でした。
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