きのうはやあるきのじいさんにおいぬかれる

犬と酒依存症のおっさんが、車椅子を漕ぎながら、ネガティブに日々見たり聞いたり感じたりした暗めの話題を綴ります。

朝マックの思ひで

2013-02-20 22:00:00 | 別に除けておきたいこと
関東はマック、関西はマクド。大学は関東だったせいか、刷り込みというやつで元々マックの方がしっくり来ていたのですが、最近ようやくマクドで違和感がなくなった気がします。
業績が今ひとつのマクドですが。先日、ハッシュをもらいに久々に朝のマクドに行ってみました。

久々のハッシュはうまかった。コーヒーはタダ券使いましたが、ソーセージマフィンは実費です。しかし思ったより人は少ないですな。

実は、というほど大袈裟に云う必要もないのですが、学生の時朝マックでバイトしていたことがあります半年ぐらい。それも朝専用で(ですから当時のマクドの朝メニューの作り方は知っていますがそれ以外は全く作れません)。当時は7時開店だったので、準備の時間帯と、オープンして一時間とで週3~5回程度2時間ずつ。朝は希望が少なかったからか、こういう形で働くことができました今はどうだか知りませんが。
オープニングでは、30分でシェイクの機械の組み立てをし、その後バンズ(パン)のローテーションをして、ショートニング(油)レベルの確認、物品の確認をし、メニューを各1個ずつ作ってマネージャーに試食してもらう、だいたいこれで1時間。クルーが多い日は、オープン直後に近くの大型冷凍庫までリアカーを引いて物品の搬入。これはマネージャーの指示で行きます。こっちの作業が当たった日は「搬入ポイント」として、仕事の終わりに朝メニューがもらえます。これはうれしかった。
ただ搬入はいつもいつもではないので、オープン一時間は緊張しながらマネージャーの指示待ち。待っている間は、グリルの掃除やチーズ切りなどの下準備で手を休めてはいけないと指導されていました。実際休む暇はなかったですが。今のマクドはオーダーが入ってから作りますが、当時は、作り置きしておいて10分経ってもお客に購入してもらえない場合は廃棄されるというシステムでした。ですから、お客さんを待たせずになおかつ廃棄量を少なくする上でマネージャーの上手い下手があったと思います。
これまでも時々触れていますが、儂はあんまりきこえがよくありません。大学生の時はそれでも平均聴力レベルで40~45dBぐらいでしたか。補聴器はしていませんでした(昔はそうそうに難聴をおおっぴらにはできなかった(したくなかった)ので、当然そういう聞こえにくい状態であることは伏せて生活していましたし指摘されても当然断固として否定していました)。ぼんやりしていると確実に聞き漏らしますので指示の前に発する「オーダー」というマネージャーの声に反応できるように集中しながら、体を動かしていました。「オーダー」の後は、マネージャーの顔を見ながら、口元を読み取りつつ、注文を模倣。たまに、個数が合わず、怒られたりもしましたが。まあ大事に至らなかったとは思います。
仕事のスキルはというと、マフィン系は大丈夫でしたが、ホットケーキは下手くそで、よくあんな状態のものを出したなと、反省しています(ま、マネージャーの判断ですが)。

このバイト大学での実習が始まるまで続きました。止める直前にようやく帽子の色が変わりましたか(昇格したということになりますが時給は650円のまま)。この年の年末年始は、「人が足りないので出てこれる?」みたいなことを言われて帰省せずに、大晦日正月といつもと同じように2時間だけ働いて過ごしたことを覚えています。年末年始の特別手当はなしでした。
マネージャーという名の正社員もマニュアルきっちりの人から状況に応じて対応を変化させる人もいてどちらがいいのかは一概にいえんなと思ったり、年下でもバイト歴が長い奴は当然格が上で敬語を使わなければならないことを知ったり、と確かにここでしか分からないことも沢山経験しました。当時はバブルで給料もよかったはずですが、正社員の方が辞められることも多いと聞いていました(今はどうだか分かりませんが)。

そんなことを思い出しながら「朝マック」を食しました。これだけは「朝マクド」ではないなとそんなことを思いながら。