きのうはやあるきのじいさんにおいぬかれる

犬と酒依存症のおっさんが、車椅子を漕ぎながら、ネガティブに日々見たり聞いたり感じたりした暗めの話題を綴ります。

土佐・桂浜手前まで

2014-09-27 11:55:39 | 遠くへ~少しだけ非日常
高知というところ、ここから日帰りで行くには案外遠い。徳島もだが、JRの鈍行使うと夕方になるし、朝一番の高速バスでも到着はお昼前、ということは、現地で過ごす時間はほんの少しとなる。よって、わざわざ走るためだけに安くかつ日帰りで行く機会を設けるということはなかなかない。
まあ、確かにこれらはあくまで走る話ということで、だが。

到着時、既に雨。
今日はスマホで雨雲レーダーを確認しながら行動する。この後用事があるので、制限時間がある。
一応、桂浜まではややきついかもと思いつつ、とりあえず海まで行って、その辺りでバスをうまく拾って市内に帰ってくることができれば、何ごともなかったかのように本来の用事先には着く筈。

とでん、か。

広告が土佐らしくて良い。儂の中では高知ではなく土佐。

雨が上がらないので、当初の予定を変更し乗り込む。
台風接近で、完全に上陸ルートのため、用事をこなすのに指定された時間が前倒しになったことも計算外だった(中止にすればまた方法もあったのだが)。これがなければ当初は市内から桂浜経由で約20キロと少しのルートを走る予定だったのだが、この日は10キロも走れないぐらいの時間しかない。
それでも走るわけですが。

市内電車の終点。ここから海まで。

とはいえ、写真は撮る。この辺、河口か海かよく分からんが、何となくいい感じ。

トンネルを越え、しばらく走る。雰囲気の良いところに出る。

この辺で、傘を自転車の後輪に巻き込んだ中学生が往生していたので助ける。走っていると、荷物固定の為の紐を巻き込んだ生徒をよく見かけるが、あれはどうしようもなくてあまり手を貸したことがない。この時は、二人いるうちの一人と目が合ったのでつい。無理かもしれんといいながらうまくひっぺ返すことができる。持ち主でない方の中学生がお礼を言う。
尚も、迷う余裕はないので分かりやすい県道を進む。あまり面白くなさそうだが、こういうこともある。

それでも桂浜、の文字に気分は高まる。

やや急坂。これは計算外。ペースが落ちる。

少し街が落ち着いてくる。古くからある街のようである。

この先の交差点で左折。頭の中の地図を頼りに。

迷うとかなり不味かったが、何とかイメージ通りの道。

途中、長宗我部氏の墓があると云うので立ち寄る。これは事前にリサーチしていなかったのでもうけもん。但し、奥までは入っていない。時間的な制約もさることながら、ある、という事実だけで満足するという性分の為。これ一昨年(?)の秋に行った鎌倉でも似たようなことをしていたか。

馬の墓(?)もあった。

やがて、その先にあった路線図が記してあるバス停で大まかな残り時間を確認し、桂浜までは正式に断念。

海へ。

もうすぐ。

太平洋。
一通り、眺めて満足する。

バス停に戻る。残り10分。Tシャツを着替える。

残り5分と云うところで雨が降り始める。近くに屋根はない。ザックを頭に乗せるが降りが強い。結局合羽を着る(初めから着いやと云われそうだが、折りたたむのが面倒なこともあり、余程でないと着ない)。予定より5分遅れで予定通りのバスが来る。これは思っていたより優秀。

ここまで600円余りで運んでもらう。さて、御用事御用事。

50円の自販機らしい。中身を見たかったが先を急ぐ。

用事が終わり、同僚に駅まで送っていってもらう。

高知駅。ここで高速バスの切符を買う。土讃線の特急とかはばんばん運休していたが、高速バスはまだ出るらしい。別に出なければ、高知で一泊してもかまんと思っていたが(神戸24耐は前日の時点で自らDNSを決めていたし)、出るというのですなターミナルは結構な混雑であった。

龍馬。

あんぱんまん。バス車内より。
土佐というより高知か。いややはり土佐の国。

10キロも走っていないとはいえ、太平洋を見た、ということで最低限のラン。
先日アップした紫出雲山の3日前、2ヶ月近く前のラン。