去年の秋。
三江線トレッキングって云うイベントがあったらしい。丁度国体ボラと重なり断念せざるを得なかったのだが。この三江線は、今年の3月に廃線になるとかで是非行きたくて。で、走れなくても全部乗っても良いやというぐらいに思っていたのに、やっぱ走りたい、ということになって。で、石見銀山の翌日決行する日程に。
早くに寝たわけではないが、結構夜中から目が冴えて。で、30分以上前にチェックアウト。
昨日買い出したコンビニで、何を買うか迷う。900ミリのジュース(スポドリではない)と、卵サンドとチョコクロ。腹は減っていたようで。で、待ち時間の駅で卵の方を食う。
ベンチで寝ている人2名。ここは夜中に入れるようで。ふーん。今なら風邪引く感じでもないし。まあ蚊には食われるだろうが。
駅員さんに「うつい」まで行きたいというが、そこまでは買えないらしいので、電車の車掌さんに言ってくださいと云われ、その通りに購入。後で乗ったらワンマンでキップは必要がなかったのかもしれない。
江津で乗り換える。綺麗な電車の向こう、3番線。
三江線を走るディーゼル。
やはり朝、江津に泊まっていた人はよく見えそうな席とかボックスに陣取っていて、で、一人旅の方々や、浜田からの乗り換え客は、儂のように長いす席で。この点に限れば、江津でホテルが取れなかったのは残念。
来春廃線になるというのもあるのだろうが、駅に泊まる度に、景色が開ける度に、車内をスマホや一眼持った人が移動する。気持ちは分かる。
出発してしばらくは、中国(地方じゃなくて国の方ね)の川を上っている感じ。確かにこの川、標高差があまりないので流れは緩やか。
儂はと云うと、車内では、景色を見ながらぼんやりと。朝から呑んでも全く問題なかったが、持ち前の貧乏性で、少しは走ってみたいということで、それでも途中まで2時間余り。
なんで「うつい」で降りることにしたのかというと、ここから先が、島根と広島の県境を云ったり来たりする感じで面白そうだったからで、この駅自体のことは全く事前リサーチしていなくて。で、云われて降りたら、ものすごい高さの駅でびっくり。
こんな感じで高いところから周りがよく見える。
汽車を見送り、百段あまりの階段を下りる。
駅を見上げる。もう大当たりやな。
で、ここからしばらく、三江線のそばを走る。線路を走るわけにはいかんので、そこはほどほどの距離感を持って。
山奥に来たなあと云う感じがするものの、標高は100メートル余り。で、川を遡る感じで走るのに標高差があまり変わらない。くんっと変わるのは20キロぐらいたってから三江線を離れて高速バスのバス停を目指してショートカットしたとき。
で広島県へ。
2時間汽車に乗っていて充分だったが、時間はまだ8時半ぐらい。今日はこの後、高速バスの時間まで。ゆっくりゆっくりと行きたいが、さて。
このトラスト橋は、汽車は上を走るとのこと。
次の駅を目指す。
駅を一つ一つクリアする走り方。
身体はそんなに動く方ではない。ただ景色があるので苦ではない。
向こう側が島根県。やや狭そうで、あっちはどうなんだろうかと思いながら走る。
そもそも今回は、石見銀山の方を走る計画でこちらは走る予定ではなかった。でも十月の末の「えひめ大会」の時に全線走破(100キロ以上)のマラニックのイベントがあって、いいなあいきたいなあ(その日はボラが入っている)と思うようになり、なら、一部でもいいから走ってみるかと云うことで。
一人で全線走るには、泊まるとことかの勝手が分からんし(恐らく途中で「普通に」泊まるホテルはない)。2泊はさすがにできんし。こういうのだけはイベントに参加せんといかんのじゃないかと(岩国みたいに)。でも、部分だけなら充分走れるし。
で、予定していたところで再び島根県側へ。ところが、落石の関係で通れないらしい。
割合、通れないと云われても行くんですが(以前これでえらい目にあった)、今回は具体的になんとかさん家からなんとかさん家の区間、とかそういうことがかいてあったので止め。
再び戻って国道を。
せめて国道脇の旧道をと思ったがここも封鎖。
まあ景色は穏やかで、何より音を感じない。
標高はそれほど高くない。
川の流れも空気の流れもゆるゆると。時間の流れも。
で、ここで渡ろうと思ったが、ちょっと腹具合が怪しい。もう少し先の「川の駅」にトイレがあればいいがと念じつつ、橋をパス。
さっきの島根に行く橋のところで表示を見ておいて助かった。それらしい名前だったので。
この夏、自販機限定ということで気になっていたライチを買う。失敗。ゲップがライチで気分が悪い。おまけにカロリーオフでもないし。まあいいか。
で、島根県側へ。ここから再び広島県入りを目指す。
作木は広島側の地名。でもこことこのバスは島根。
道が狭くなって、どきどきする。夏の山道は何が出てくるか分からんから余り狭いのは選ばない。
しかし、いい。
右手に三江線の線路、左手に江の川。その間の細道を行く。今日のハイライト、やねえ。
地図上は、ここで広島県。
線路の傍を右左。イベントではこういうところを走るのだろう。こういうところばかりではないのかもしれんが。
来といて良かった。
開けたところに出る。
三江線の線路に合わせて、安芸高田から三次へ。
踏切を渡る。
家がそこそこある。写真にはないが白壁ではなく土色の蔵(?)が珍しかった。
で、江の川は、この予定していたところまで。帰りのフェリーのことがある。
ここから高速バスのバス停へ。吉川。自販機がいいところにあったが、欲しい物がないので、パス。しかしこれが失敗。
踏切を渡る。後鳥羽上皇をパス。
いきなりぐんっと上ったと思ったら結構続いた。毛利輝元は、どれぐらいあるのか分からんのでこれもパス。まあこれは仕方がない。残り時間が割合読めない。この坂と刻むペースと。
ここはここで景色は悪くなかったが、兎に角まだ上るかみたいな感じで。暑いし水分切らしているし。ようやく周りに高い物がなくなって峠を越す。越したらそんなに距離は遠くない。
ただこの辺り、しんどくて「あと少し」じゃなくて「あと一つ」を唄っていた。走りながら。本当にしんどくてやられていた。
で、本当にふと右を向いたときに、精米器のそばの自販機があって。こんなところに何故精米器がというぐらい周りに何もないところ。
で、「野汁」。なんでこれにしたんかねえ。
で、復活。降りる。
やれやれ。
で、10分か15分か。自販機見つける。ヤマザキの安いのもあるよ種類が揃っているよみたいな。まあ、こういうのは必要なときでないと必要ではないから。
で、少し行くと、チェックしておいたエーコープ。バス停近くには何もないようだったので、まだ2キロ以上あるが、ここで麦を買う。持ってきた保温バッグに入れて出発。氷があればいいんだが流石にないようで。重くなるが、今回はウエストポーチではないので、そこまで走りにくくはない。写真撮るのを忘れる。遠くに見えるかな。
バス停の場所は、キョリ測とグーグルマップでは違っている。このため、時間的に余裕が欲しかったということ。
先にキョリ測の方へ。
はずれ。
次にグーグルマップ。
アタリ。
着いた。20分ぐらいあるので、1本。
で時間になっても来ないので、ん、となっていたらバスターミナル行きが通過してしまったので、あら満席でとばされたのかもう30分待たねばと思い。2本目を空ける。すると5分ぐらいしてお目当てのが到着。さっきのは別の路線だった。早とちり。やはり呑むと判断力は鈍る。で、バスで、3本目。でこの後、駅での乗り換えとか5分なくてぎりぎりのタイミングでいつもの呉へ、なった。
結構な巨編になる予定が最後はいつもの如くどたばただった。が、予定通り帰れた。本当は三次の方が古くからの街でそのまま行っても良かったんだろうが、これはいつもの如く後で分かったこと。
奇しくも、旅ランはこれが一応の最後になった。そんなこと、この時点では知ってるわけもなく。
でも、最後に相応しいランだった。
三江線トレッキングって云うイベントがあったらしい。丁度国体ボラと重なり断念せざるを得なかったのだが。この三江線は、今年の3月に廃線になるとかで是非行きたくて。で、走れなくても全部乗っても良いやというぐらいに思っていたのに、やっぱ走りたい、ということになって。で、石見銀山の翌日決行する日程に。
早くに寝たわけではないが、結構夜中から目が冴えて。で、30分以上前にチェックアウト。
昨日買い出したコンビニで、何を買うか迷う。900ミリのジュース(スポドリではない)と、卵サンドとチョコクロ。腹は減っていたようで。で、待ち時間の駅で卵の方を食う。
ベンチで寝ている人2名。ここは夜中に入れるようで。ふーん。今なら風邪引く感じでもないし。まあ蚊には食われるだろうが。
駅員さんに「うつい」まで行きたいというが、そこまでは買えないらしいので、電車の車掌さんに言ってくださいと云われ、その通りに購入。後で乗ったらワンマンでキップは必要がなかったのかもしれない。
江津で乗り換える。綺麗な電車の向こう、3番線。
三江線を走るディーゼル。
やはり朝、江津に泊まっていた人はよく見えそうな席とかボックスに陣取っていて、で、一人旅の方々や、浜田からの乗り換え客は、儂のように長いす席で。この点に限れば、江津でホテルが取れなかったのは残念。
来春廃線になるというのもあるのだろうが、駅に泊まる度に、景色が開ける度に、車内をスマホや一眼持った人が移動する。気持ちは分かる。
出発してしばらくは、中国(地方じゃなくて国の方ね)の川を上っている感じ。確かにこの川、標高差があまりないので流れは緩やか。
儂はと云うと、車内では、景色を見ながらぼんやりと。朝から呑んでも全く問題なかったが、持ち前の貧乏性で、少しは走ってみたいということで、それでも途中まで2時間余り。
なんで「うつい」で降りることにしたのかというと、ここから先が、島根と広島の県境を云ったり来たりする感じで面白そうだったからで、この駅自体のことは全く事前リサーチしていなくて。で、云われて降りたら、ものすごい高さの駅でびっくり。
こんな感じで高いところから周りがよく見える。
汽車を見送り、百段あまりの階段を下りる。
駅を見上げる。もう大当たりやな。
で、ここからしばらく、三江線のそばを走る。線路を走るわけにはいかんので、そこはほどほどの距離感を持って。
山奥に来たなあと云う感じがするものの、標高は100メートル余り。で、川を遡る感じで走るのに標高差があまり変わらない。くんっと変わるのは20キロぐらいたってから三江線を離れて高速バスのバス停を目指してショートカットしたとき。
で広島県へ。
2時間汽車に乗っていて充分だったが、時間はまだ8時半ぐらい。今日はこの後、高速バスの時間まで。ゆっくりゆっくりと行きたいが、さて。
このトラスト橋は、汽車は上を走るとのこと。
次の駅を目指す。
駅を一つ一つクリアする走り方。
身体はそんなに動く方ではない。ただ景色があるので苦ではない。
向こう側が島根県。やや狭そうで、あっちはどうなんだろうかと思いながら走る。
そもそも今回は、石見銀山の方を走る計画でこちらは走る予定ではなかった。でも十月の末の「えひめ大会」の時に全線走破(100キロ以上)のマラニックのイベントがあって、いいなあいきたいなあ(その日はボラが入っている)と思うようになり、なら、一部でもいいから走ってみるかと云うことで。
一人で全線走るには、泊まるとことかの勝手が分からんし(恐らく途中で「普通に」泊まるホテルはない)。2泊はさすがにできんし。こういうのだけはイベントに参加せんといかんのじゃないかと(岩国みたいに)。でも、部分だけなら充分走れるし。
で、予定していたところで再び島根県側へ。ところが、落石の関係で通れないらしい。
割合、通れないと云われても行くんですが(以前これでえらい目にあった)、今回は具体的になんとかさん家からなんとかさん家の区間、とかそういうことがかいてあったので止め。
再び戻って国道を。
せめて国道脇の旧道をと思ったがここも封鎖。
まあ景色は穏やかで、何より音を感じない。
標高はそれほど高くない。
川の流れも空気の流れもゆるゆると。時間の流れも。
で、ここで渡ろうと思ったが、ちょっと腹具合が怪しい。もう少し先の「川の駅」にトイレがあればいいがと念じつつ、橋をパス。
さっきの島根に行く橋のところで表示を見ておいて助かった。それらしい名前だったので。
この夏、自販機限定ということで気になっていたライチを買う。失敗。ゲップがライチで気分が悪い。おまけにカロリーオフでもないし。まあいいか。
で、島根県側へ。ここから再び広島県入りを目指す。
作木は広島側の地名。でもこことこのバスは島根。
道が狭くなって、どきどきする。夏の山道は何が出てくるか分からんから余り狭いのは選ばない。
しかし、いい。
右手に三江線の線路、左手に江の川。その間の細道を行く。今日のハイライト、やねえ。
地図上は、ここで広島県。
線路の傍を右左。イベントではこういうところを走るのだろう。こういうところばかりではないのかもしれんが。
来といて良かった。
開けたところに出る。
三江線の線路に合わせて、安芸高田から三次へ。
踏切を渡る。
家がそこそこある。写真にはないが白壁ではなく土色の蔵(?)が珍しかった。
で、江の川は、この予定していたところまで。帰りのフェリーのことがある。
ここから高速バスのバス停へ。吉川。自販機がいいところにあったが、欲しい物がないので、パス。しかしこれが失敗。
踏切を渡る。後鳥羽上皇をパス。
いきなりぐんっと上ったと思ったら結構続いた。毛利輝元は、どれぐらいあるのか分からんのでこれもパス。まあこれは仕方がない。残り時間が割合読めない。この坂と刻むペースと。
ここはここで景色は悪くなかったが、兎に角まだ上るかみたいな感じで。暑いし水分切らしているし。ようやく周りに高い物がなくなって峠を越す。越したらそんなに距離は遠くない。
ただこの辺り、しんどくて「あと少し」じゃなくて「あと一つ」を唄っていた。走りながら。本当にしんどくてやられていた。
で、本当にふと右を向いたときに、精米器のそばの自販機があって。こんなところに何故精米器がというぐらい周りに何もないところ。
で、「野汁」。なんでこれにしたんかねえ。
で、復活。降りる。
やれやれ。
で、10分か15分か。自販機見つける。ヤマザキの安いのもあるよ種類が揃っているよみたいな。まあ、こういうのは必要なときでないと必要ではないから。
で、少し行くと、チェックしておいたエーコープ。バス停近くには何もないようだったので、まだ2キロ以上あるが、ここで麦を買う。持ってきた保温バッグに入れて出発。氷があればいいんだが流石にないようで。重くなるが、今回はウエストポーチではないので、そこまで走りにくくはない。写真撮るのを忘れる。遠くに見えるかな。
バス停の場所は、キョリ測とグーグルマップでは違っている。このため、時間的に余裕が欲しかったということ。
先にキョリ測の方へ。
はずれ。
次にグーグルマップ。
アタリ。
着いた。20分ぐらいあるので、1本。
で時間になっても来ないので、ん、となっていたらバスターミナル行きが通過してしまったので、あら満席でとばされたのかもう30分待たねばと思い。2本目を空ける。すると5分ぐらいしてお目当てのが到着。さっきのは別の路線だった。早とちり。やはり呑むと判断力は鈍る。で、バスで、3本目。でこの後、駅での乗り換えとか5分なくてぎりぎりのタイミングでいつもの呉へ、なった。
結構な巨編になる予定が最後はいつもの如くどたばただった。が、予定通り帰れた。本当は三次の方が古くからの街でそのまま行っても良かったんだろうが、これはいつもの如く後で分かったこと。
奇しくも、旅ランはこれが一応の最後になった。そんなこと、この時点では知ってるわけもなく。
でも、最後に相応しいランだった。