きのうはやあるきのじいさんにおいぬかれる

犬と酒依存症のおっさんが、車椅子を漕ぎながら、ネガティブに日々見たり聞いたり感じたりした暗めの話題を綴ります。

かりずまい

2018-04-09 17:25:28 | 脊髄内血管腫との邂逅
病室は四人の相部屋で、途中1月に部屋替えはしたものの、ここで5ヶ月過ごした。

これは同室の方が退院してから撮影したものだが、大体こんな感じである。儂の場合はテレビなしの台になる(因みにテレビは有料)。

テレビの代わりに必要だったのがPC。ネットショッピング買い物をするときとかだけ、スマホでテザリングしたが、セキュリティのないフリーの無線ランが使えたので普段はそれを使った。転院前のK病院のときは動画でニュースとか結構見ていたが、ここに来てからは動画はあまり見なかった。制約はあるものの、行動範囲が広がったのことは大いに関係があると思う。

もう一つの机(書見台というかチェストというか)には、薬や導尿の道具、歯ブラシ等とリハの日程を書くクリアファイルが置かれていた。リハの日程は毎日リハの先生がやってきて手書きで記入。リハの日程を決めるのもすべて「人力」だから、この規模の病院にしてはあまり効率的ではないが、それでも大きなトラブルがない(ように感じた)のが凄い。

チェストの中は、上段が着替えと入院関係の書類、そして爪切りとかはさみとか補聴器の電池とか細々したもの。下段はオムツと入浴時のシャンプーなど。洗濯物はその都度ヨメさんに持って帰って貰った。前のK病院のときは病衣着用だったが入浴時のタオルは選択する必要があった。ということで計7ヶ月間有り難う。PCを置いた方には、鍵かかかる引き出しがあって、そこには貴重品を入れ、その下の扉がある棚には珈琲とかおやつとか。前のK病院と違い、間食は相当した。しないとやってられんかった正直。

ベッドの横には、洗濯物を入れるボックスと椅子にもなる収納缶。この二つも重宝した。

特に希望はしなかったが、窓際のスペースが得られて正直有り難かった。
勿論、外に対する希求は9階の病棟から全く出入りができなかったK病院のときの方が強かった。それでも、天気が悪くても、外が見れた方が自分には良かった。外の景色を見ながら明日のことを考える日が続いた。